イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Brazil2014】ワールドカップ・グループリーグ突破国予想~モウリーニョ予想と徹底比較!【前篇】

いよいよ、ワールドカップ開幕まであと5日。サンパウロのスタジアム建設は間に合ったのでしょうか。昨日、リベリー欠場というショッキングなニュースが世界を駆け巡りましたが、スアレス、クリスティアーノ・ロナウドも心配ですね。われわれは既にズラタン・イヴラヒモヴィッチとガレス・ベイルを観る機会を失っているわけで、4年に1度のサッカー最大の大会に、ワールドクラスの選手たちがいい状態で臨んでくれることを祈ります。

さて、先日、チェルシーのモウリーニョ監督がヤフー!スポーツの企画で「ワールドカップのグループリーグ突破国予想」をしておりました。モウリーニョさんの予想は、ひとことでいえば「南米虐待」。ブラジルで行われる大会にもかかわらず、ブラジルとアルゼンチン以外はすべてグループリーグで姿を消す、という大胆さです。おお、これは勝てそう!チェルシーの監督の上をいける、千載一遇のチャンスを逃すわけにはいきません。ということで今回は、「偏愛的プレミアリーグ見聞録版・ワールドカップ大予想」を行い、僭越ながら、モウリーニョ予想と並べてみることにしました。

私は既に、以前の記事で「優勝はアルゼンチン、決勝は開催国との南米2強対決」と宣言しておりまして、優勝予想については別途、いいたいことがありますので、今回はグループリーグ予想のみとさせていただきます。観点は、「地の利やコンディション重視(=あくまで報道からの判断、です)」「総合力より決定力や守備力」というもの。いざやってみると、モウリーニョ氏と1位・2位が一致したのは、2グループのみ。多分、全体的に私のほうがいいセンいってると思いますが…それは読者のみなさんが判断することですね。では、グループAからさっそくどうぞ。

■グループA(ブラジル、クロアチア、カメルーン、メキシコ)
モウリーニョ予想:     1位ブラジル、2位メキシコ
偏愛的プレミアリーグ見聞録:1位ブラジル、2位クロアチア

いかにもブラジル的な攻撃志向、スペクタクル重視ではなく、ヨーロッパサッカーを知っているルイス・フェリペ・スコラーリ監督らしいバランスのとれた人選のブラジル。ネイマールという華はありながら、FWがフッキ、フレッジというのは過去のブラジルにはなかった地味なチョイスです。しかし一方で、中盤より後ろは秀逸。「プレミアリーグ連合軍」と化した中盤は、ウィリアン、パウリーニョ、オスカル、ラミレス、フェルナンジーニョという「パス名人」「守備職人」だらけ。ダヴィド・ルイス、チアゴ・シウヴァ、マルセロ、ダニエウ・アウヴェスの最終ラインは、中盤よりも攻撃的でレベルが高い(?)フォーメーションです。

開催国でもあるブラジルは鉄板。欧州より地の利はありつつも予選がひどかったメキシコより、マンジュキッチ、オリッチ、イェラヴィッチなど前線に決められる選手が揃い、モドリッチやラキティッチから危険なパスが出てくるクロアチアが決定力で勝るのではないでしょうか。日本に手もなく敗れた4年前からさほど進化がないカメルーンはノーチャンスでしょう。

■グループB(スペイン、オランダ、チリ、オーストラリア)
モウリーニョ予想:     1位スペイン、2位オランダ
偏愛的プレミアリーグ見聞録:1位オランダ、2位チリ

1994年アメリカ大会では、今より格差が大きかったアジアの韓国に何とドロー。1998年のフランスでは、無敵艦隊と呼ばれながら、ナイジェリアに破れてグループリーグ敗退。自国開催の1982年もホンジュラスに勝てないという失態を犯し、優勝した前回の南アフリカですら、スイスに「ジャイアントキリング」を許すという、初戦が鬼門のスロースターター・スペイン。チャンピオンズリーグでマドリード勢がファイナルまで死闘を演じ、ケガ人と疲労者ばかりの彼らは、緒戦のオランダ戦を落とし、「ほぼ地元」のチリにも勝てずに得失点差で散るという大胆予想をしてみました。

みなさん、スぺインを強い強いといいますが、前回大会の決勝トーナメントでは、実はオール1-0。チームの全盛期ですら、攻めている割に点が獲れなかった彼らは、シャビとイニエスタ、F.トーレス、ビジャが下り始めている今回、その弱点が最悪の結果への導火線となるとみました。アレクシス・サンチェス、ビダルを擁するチリは侮れません。

■グループC(日本、コートジボアール、コロンビア、ギリシャ)
モウリーニョ予想:     1位コートジボアール、2位ギリシャ
偏愛的プレミアリーグ見聞録:1位コートジボアール、2位日本

何と、われわれプレミアリーグ勢(などと肩を並べているようにいうのは恐縮ですが)は揃って「コロンビア、アウト!」です。コロンビアとコートジボアールは、両者とも大きな賭けとなるサプライズ人事を敢行。コートジボアールは、ロシアプレミアリーグ得点王&MVPで、新聞社主催のコートジボアール人最優秀選手にも選ばれたCSKAモスクワのセイドゥ・ドゥンビア落選。コロンビアも、負傷のラダメル・ファルカオに加え、若手有望株のウディネーゼFWムリエルも外れています。ペケルマン監督の組織的なサッカーが素晴らしいのは重々承知していますが、過去も本番で散々コケてきたコロンビアが、決定力の源を欠くとなれば、1994年アメリカ大会で、優勝候補といわれながらアメリカやルーマニアに屈した悲劇の再現も十分あるでしょう。

ドログバ、ボニー・ウィルフリード、ヤヤ・トゥレ、コロ・トゥレ、ジェルヴィーニョ、ティオテ、カルー。プレミアリーグをずっと観てきた方は、これらの名前を見るだけで、アフリカ最強国の恐ろしさがおわかりになるでしょう。平均年齢が高いのが気になりますが、一見すると、われわれがこのチームに勝てるとは到底思えません。それでも日本は、昨秋のオランダ戦、ベルギー戦のようなサッカーができれば、勝ち点5~6を奪える可能性は充分あると思います。選手たちの所属クラブの格では、もはや日本を下回るギリシャに勝ちきれるかどうかですね。私は、コートジボアールとコロンビアにドロー、ギリシャ戦勝利と予想します。

■グループD(イタリア、イングランド、コスタリカ、ウルグアイ)
モウリーニョ予想:     1位イタリア、2位イングランド
偏愛的プレミアリーグ見聞録:1位イングランド、2位ウルグアイ

このところ、テストマッチで7試合勝利なし。先頃も、弱小国ルクセンブルクに自国のレナト・クーリで勝てなかったイタリアが1位とは、モウリーニョさんも大胆ですね。対戦相手は、バロテッリとピルロに密着マークを仕掛けてくると思われますが、そうなったときにプランデッリ監督に打開策はあるのでしょうか。全体的にレベルが下がっているセリエAから、外国に出ていく選手が少ないイタリアより、プレミアリーグやブンデスリーガ、スペインで激しい戦いを経験している選手が主力になっているベルギー、クロアチア、ポルトガルのほうが今や上なのではないかと思います。

イングランドは、先日負傷したチェンバレンと欠場のウォルコット以外にこれといったケガ人もなく、いい状態で本番を迎えられるのが強み。スターリングやロス・バークリー、ララナなど、昨季のプレミアリーグで台頭した若手の活躍も楽しみです。ルーニー、ジェラード、ランパードと、ワールドカップ出場経験が豊富な選手が多いので、実力を出しきれずに負けることはないのではないかと思います。後ろにルガーノ、ゴディン、マキシミリアーノ・ペレイラ、前にはカバーニとフォルランと、要所に世界で戦える選手を配したウルグアイは、スアレスがトップフォームでなくとも、自国開催のような大会のグループリーグは勝ち抜けるでしょう。

この稿、長くなりました。続きは「ワールドカップ・グループリーグ突破国予想~モウリーニョ予想と徹底比較!【後篇】」をお読みください。

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