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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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イングランド代表敗退で、10人にひとりが体壊してイギリス経済大打撃!ってホント!?

イングランドとスペインの選手が帰国し、イングランド在住のみなさんの注目はプレミアリーグに集まるだろう、と思っていたところに、「サッカーキング」が衝撃的な記事を掲載していて、思わず目を疑ってしまいました。ワールドカップがグループリーグ敗退に終わったために、株価が10%も下落する見込みとのこと。裏を返せば、ワールドカップ効果期待で、相当株価が上がっていたということになります。この話が事実だとすると、怖いですね、サッカー。国の経済まで大きく動かしてしまうのですから。

まずは、「ワールドカップでイングランドが負けると、大会の視聴者数が減るため広告会社が打撃を受ける」。これはわかりますが、ひとつだけ思うのは、日本のサッカーファンと違って、イギリスには自国のゲームしか観ないファンが多いのですね、ということ。日本では、これからもブラジル勝った、どこが負けた、ドイツ戦で寝不足などと、大会が終わるまでワールドカップへの関心は続きそうですが、プライドが高い母国のファンの何割かは「ルーニーやジェラードがいないワールドカップなどつまらない」のでしょう。われわれが、韓国や中国など、アジアの同レベルのライバルには興味が湧かないのと同じ感覚なのでしょうか。

これと連動して、サッカーグッズの売上(どんなグッズが売れてるのでしょうね。代表関連グッズを大会中に買う人が多いということ?)や、ブックメーカーの利用者、ビールの消費量も下がると予測されています。私は、選手が帰国したらプレミアリーグの移籍市場が活発になって、それはそれでおもしろいと割り切ってしまうのですが、英国国民は、やはりイングランド代表戦がなくなると、パブでエールを煽って、という機会が減るのですね。店内でサッカー放映をしているパブは、相当売り上げに影響があるようで、「英国ビールパブ協会(すごい…)」によると、関連企業の株価が10%落ちる可能性があるそうです。

イングランドにおける、株価が落ちる・落ちないのラインはベスト8のようで、8強に届いた2002年日韓ワールドカップと2006年のドイツでは、株価下落はそれぞれ2.2%、0.4%。ベスト16止まりだった前回の南アフリカは、8%落ちたそうです。今回の10%という数字は、ここから来ているのでしょう。それにしても、結構な下落幅ですね、これ。企業によっては、下げ止まらないところも出てきそうです。

いちばんびっくりしたのは、ブックマーカーのラッドブロークスによると、「イギリス人の10人に1人がグループリーグ敗退のショックで体調不良になり、350万人が仕事を休むと想定している」という話です。ええ!会社には行きましょうよ。もしかして、昨季のプレミアリーグでリヴァプールが優勝を逃したときも、地元のみなさんは体壊したんですか!?日本では、サッカーに負けたから会社の機能が止まる、など、ありえないですよね。おそらく、今週の金曜日も、日本はいつもどおり動いていたものと思われます。

とまあ、同じグループリーグ敗退でありながら、イングランドは大変な騒ぎのようです。文化は国それぞれ、違って当然と思いながらも、サッカーの結果ひとつでこれだけ違う、というお話でした。よく、こういう記事を見ると、「だから日本は三流国なんだ。イギリスのファンみたいに、サッカーにすべてを賭けるぐらいの応援を…」という方がいますが、日本はそうならないでしょうね。日本人は、MLBで優勝しても、なでしこジャパンが優勝しても、オリンピックで柔道やマラソンが金メダルとっても、盛り上がり方に大きな差はないでしょう。多種多様の楽しみがあり、何でもそれなりに盛り上がる、というのが今のわれわれなのでしょう。将来、日本がワールドカップで優勝するような国になっても、サッカーを取り巻くカルチャーは劇的には変わらないように思います。

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