【Brazil2014】待ってろブラジル!ハメス・ロドリゲス、今大会No.1のスーパーゴールでコロンビア初のベスト8!
この試合は、早い時間にコロンビアが先制すれば勢いでそのまま押し切り、同点もしくはウルグアイリードで膠着すれば、試合巧者のウルグアイが勝つのではないかとみていました。コロンビアが攻勢のなかでボールを奪われるとウルグアイのカウンターを受ける形になる一方で、数少ないながらウルグアイの攻撃では変なボールロストがなく、戻りも早いため、危機的な逆襲を食らいません。コロンビアは右から、ウルグアイは左からと、同じサイドでの激しいマッチアップ。サイドが詰まったときに、中央で攻撃にアクセントをつける役割は、フォルランとハメス・ロドリゲスですが、この勝負の流れを自チームに引き寄せたのは、ハメス・ロドリゲス。28分の一発は、「今大会最高のゴール」が既に約束されたようなスーパーゴールでした。
相手DFのヘディングでのクリアを拾ったアギレールが、ペナルティエリア外にいたハメス・ロドリゲスにヘッドで渡すと、左肩でトラップした22歳は、落ち際を強烈な左足ボレー。受ける前から打つと決めていたであろうシュートに、ウルグアイの選手は寄せられず、GKムスレラの指先を越えたボールはバーをたたいてゴールのなかに落ちます。完璧。ウルグアイ、沈黙。相手をほめるしかないゴールを決められた直後から、ウルグアイは逆襲に転じます。31分、カバーニの左からのクロスはクリスティアン・ロドリゲスに届かず、手前でクリアされてCK。38分、またも左からクロスが入り、アルバロ・ロドリゲスが放ったミドルはGKオスピナがセーブ。前半最大のチャンスがノーゴールに終わると、そのままハーフタイムです。
コロンビアペースを、タバレス監督はどう打開するのか。しかし、ウルグアイベンチが手を打つ前に、コロンビアが文句なしの崩しで追加点を奪います。50分、決めたのはまたもハメス・ロドリゲス。
左サイドから上がったアルメロがファーサイドにクロスを入れると、体をいっぱいに伸ばしてヘッドで折り返したのはクアドラ-ド。落ちたところにいたのは、ポジショニングのセンスもいい10番です。GKはクロスに振られて体勢を崩しており、ハメス・ロドリゲスはガラ空きのゴールに流し込むだけ。ウルグアイには、絶望的な2-0。守備が堅いコロンビア相手に、残り40分で追いつくのは至難の業です。
53分、ウルグアイは、プレミアリーグ・サウサンプトン所属のガストン・ラミレス投入。動きのいいクリスティアン・ロドリゲスを中心に攻撃を仕掛けますが、形勢は互角。2点のビハインドを背負いながらも、なかなかウルグアイペースに持ち込めません。CKでしか、ゴールを狙えないウルグアイ。69分のカバーニも、75分のヒメネスのヘッドも枠を捉えられず。引いてゲームをたたもうとするコロンビアは、79分の最大のピンチ、マキシ・ロドリゲスがフリーで抜け出して放ったボレーをGKオスピナがビッグセーブでしのぐと、83分のカバーニの右足もセーブ。そのまま集中力を切らさず、タイムアップに持ち込みました。
両者の差のひとつは、ハメス・ロドリゲスの存在ですが、ひとりで状況を打開できるスアレスがいれば、この勝負はまったく別なゲームになっていたでしょう。今のフォルランに、試合を決定付けるような仕事を望むのは難しいですね。コロンビア、順当勝ち。大会5点めを奪って得点王争いのトップに立ったハメス・ロドリゲス、プレミアリーグに来ないですかね。サイドでも中でも機能しそうなので、モナコさえよければ、マタとトレードしてもいいのですが…。もとい、全国民憧れの聖地マラカナンで、はじめてのベスト8を決めたコロンビア。満を持して次はブラジルです!
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
ユナイテッドがけちらなければ今頃ユナイテッドで….
プレミアリーグ大好き!さん>
いやー。