ポグバ、カンテ、アザール、クルトワ…祭りを終えて、プレミアリーグを去るといわれる4人に関する噂。
ポール・ポグバの活躍を祈っていた私にとっては、最高のファイナルでした。左サイドからピッチを斜めに横切るムバッペへのロングスルーパスは、これぞポグバ。19歳からグリーズマンにつながったボールが、ボックスの外に上がってきた6番に戻ると、右足のシュートはDFにブロックされるも、リバウンドを叩いた左足のコントロールショットがゴール左隅に吸い込まれました。3-1としたこの一撃が、フランスを優勝に導く決定打となりました。ムバッペの素晴らしいダメ押しゴールの後、カリウスじゃないほうのロリスがマンジュキッチにドリブルを引っかけられ、あのチャンピオンズリーグの悪夢のような失点を喫しますが、4-2からスコアは動きませんでした。
前半は完全なるクロアチアペースでしたが、シュート1本に終わったフランスがオウンゴールとPKで2-1とする願ってもない展開。決勝トーナメントの3試合をすべて120分戦ってきたクロアチアは、ファイナリストにふさわしいサッカーを見せたものの、小さなミスと微妙なジャッジがすべて相手のゴールにつながってしまいました。フランス、優勝。カンテをエンゾンジに代えて中盤のスペースを埋めるなど、大胆かつ的確な采配でゲームをコントロールしたデシャン監督が、ついに世界の頂点に立ちました。祭りの後にせつなさが漂うのは、あまりにもエキサイティングだった1ヵ月の極上のトリップが、既に懐かしい時間になっているからでしょうか。いや、おそらく、そればかりではないのでしょう。
「チェルシーで6年を過ごし、そろそろ違うものを見つける時が来たのかもしれない。最後に決めるのはチェルシーだ。僕の行きたい場所は知っているだろう?」と語ったエデン・アザール。「僕の心はマドリードにある」と、家族の住む街に戻る可能性を示唆していたクルトワ。大会が終わった今、われわれは次の寂しさに近づきつつあるのかもしれません。クロアチア戦のポグバを、万感の思いを込めて応援していたのは、彼もまた、次のステージを求めてプレミアリーグを離れるといわれているひとりだからです。
チェルシーとの契約を2年残している27歳のエデン・アザールには、1億5000万ポンド(約224億円)というとてつもない数字のタグが付くと報じられています。行き先はもちろん、レアル・マドリード。クリスティアーノ・ロナウドの後釜を求めている世界王者からの本気のオファーに、抗えるクラブはないでしょう。イングランドに勝った直後のピッチでは、「ロンドンに帰る」といっていたティボ・クルトワも、年俸1300万ユーロ(約17億円)で個人合意に近づいていると伝えられています。7900万ポンド(約112億円)が必要となるローマのアリソン・ベッカー争奪戦をリードしているといわれるブルーズは、ベルギー代表を売ったお金を新しい守護神の獲得資金にまわすのでしょうか。
「最後のワールドカップになるかもしれない」。優勝に賭ける思いを、強い言葉で表現していたポグバは、バルセロナ行きとユヴェントス復帰が噂になっています。「彼は大人になった」と、ベルギー戦でのプレイを称えていたジョゼ・モウリーニョ監督との関係は、巷でささやかれているような深刻なものなのでしょうか。バルセロナといえば、エンゴロ・カンテもターゲットという報道があります。イニエスタが日本に去り、パウリーニョを5000万ユーロ(約65億6000万円)で中国に売ったクラブが、アンドレ・ゴメスまで手離してダブルで大物を獲りに来るというシナリオは、いかにもありそうな話です。
メディアにとっては、今が最高の騒ぎ時ですので、いくつかの話は部数獲得のための作文なのでしょう。しかし、ワールドカップという大きな節目が、20代後半の選手たちに次のキャリアを考えさせるきっかけとなっているのも確かです。プレミアリーグに残るのは誰か、新たなチャレンジを選ぶのは誰か。祭りの余韻を味わいながら、アザールやポグバがいない世界を想像し、寂しさに心を震わせるのであります。ルーニー、ズラタン、キャリックと連打を喰らったばかりの今、さらにポグバは堪えます。
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アザールはワールドカップを沸かせてくれましたし、改めて凄まじい選手である事を見せつけてくれました。
もっとプレミアで見たいですけど、アザールからすると、サッリ?誰だよ?って感じになっちゃいますかね。
マドリーからすれば、ロナウドの後釜として、ファンを納得させるには、アザールは充分ですからね。
これで、カンテ、クルトワもとなると、チェルシーファンの方は戦慄の夏になるでしょうね。
ポグバはユーベの水が合ってる感はありますね。
どうなるんでしょう?
ワールドカップという祭りの後、ただでさえ寂しくなるのに、リーグの熱も下げるようなニュースは少ない方がいいですけども…。
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カリウスじゃない方のロリスって流石に敬意なさすぎでは?
両チーム・選手のファンはもちろん、無関係の私ですら違和感ありました。
酷いプレーには酷いプレーでいいと思いますが…
あまりそんな事を言うブログとは思ってなかっただけにびっくりしました。
なにはともあれフランスおめでとう。
クロアチアの気迫も見ていて気持ちよかった。
そりゃあこの短期間の決勝で同じロリスが同じポジションで同じようなミスをしたら言及したくなるのは当然だし、もしミスがなくても言及するぐらい珍しいこと、そもそも、あなたもそう思っているから穿った見方をしてしまうんではないでしょうか
言及するのが当然って押し付けられても…
しかも言及するなとは私は言っていません
「カリウスじゃないほうのロリス」という言い方に引っかかっているだけです。
これが穿った見方でしょうか?
エミリーさん>
3人とも移籍は、さすがにないと思いますが、そうといい切れない雰囲気もありますね。アザールがいなくなるのはとにかく寂しいです。楽しむ方にとっても「代えが利かない選手」ですよね。
プレミアリーグ大好き!さん>
同じ年のチャンピオンズリーグとワールドカップで、数年に1度のミスがあり、2人のGKの名前に共通項があったのがあまりにも奇遇で、書かせていただきました。悪ノリといわれることは覚悟しておりましたが、「敬意がない」という言葉を使うほどですかね。今回のフランスは勝利し、ちょっとした事件で済んでいることと、メインテーマからずれる話であることを考え、長い文章でフォーカスせずにさらりと伝えようとしただけです。これを敬意がないと気にされるなら、もっと明示的に揶揄しているTwitter界隈のほうからひとつひとつ抗議したほうがいいのではないでしょうか。
一般的なサッカーメディアの短い記事よりも、表現を工夫し、裏取りに時間をかけ、選手たちに対するリスペクトを込めて書いている自負があり、そのぶん時間とストレスもかかっておりますので、簡単に敬意がないなどという強い言葉でいわれたくないなぁというのが本音でございます。受け取り方は多様ですので、私が正しいというつもりもありませんが、多少はみだしていると感じられたときは、「ちょっといいすぎでは?」ぐらいでいわれれば、充分に理解できます。
私よりもずっと高い知見を持ち、丁寧に書かれたレポートが有名掲示板でそっけなく叩かれるのを見ると、書くことのストレスはわかるだけに胸が痛みます。背景や前後の文脈、語り口をきちんと受け取れば、言葉狩りのような非難は必要ない文章も多いと思います。そういうことが大勢を占めれば、ちゃんと書く人がいなくなり、マスコミの簡単な記事やツイートだけになってしまいます。最近、とても気になっていることなので、書かせていただきました。
あのミスがあってもなお、ファイナルのロリスは素晴らしかったと思います。何よりも、キャプテンとして。
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後からのプレミアリーグ大好き!さん>
まさにそうです。そういうことですし、それだけといえばそれだけです。
長文でグダグダ書くほどには敬意がないことの自覚あったんだな。
いつもそうじゃん。悪ノリ?か知らないけど、チームや選手、監督に対しての敬意が薄い時がある。
無駄な正義感かざしてる奴ら増えたな
嫌なら読むな、だわ
makotoさん>
まず敬意がないは確かに強い言葉でした訂正致します。
申し訳ありません。
個人的にいつも大変配慮されていることが分かっているだけにギャップを感じました。
ただTwitter界隈から声を上げるは正直分かりません。
このブログはプレミアリーグを中心に記事を書いておりファンもまたしかりです。
そのブログがトッテナムとリバプールのGKをどちらも少し小馬鹿にするような書き方に見えたのでコメントさせていただきました。
上記にもあるようにTwitterの不特定多数への呟きではなく、偏愛的プレミアリーグブログとしての記事だからこそ気になった次第です。
コメント欄でワールドカップ始まってるじゃん
最初のプレミアリーグ大好き!さん>
ありがとうございます。小馬鹿にする意図は、まったくありません。お笑いが好きなので、そういういい方を取ってしまっただけです。いろいろ気にしすぎて手が縮こまることのほうが怖いと思い、エイヤーで書くことも多いので、今後も、ときどき気になることがあると思われますが、フラットにご指摘いただければと思います。
プレミアリーグ大好き!さん>
気に入らないのに、いつもお読みいただいてありがとうございます。今後とも、よろしくお願いいたします。短い文章がお好みなら、ニュースサイトやライトなタッチのファンサイトも読まれればいいのではないでしょうか。
プレミアリーグ大好き!さん>
フォローありがとうございます。今後とも、よろしくお願いいたします。
プレミアリーグ大好き!さん>
ワールドカップなら光栄ですが、何しろ主催者が小物でして…。
ロリスの件は、チームとして勝ったから書いただけでしょうし、ウィットとしてサラッと読めました。
負けていたら、管理人さんも違う表現だったと思うし、何にもまして、ここは無料の個人ブログです。ここまで楽しく読ませてもらい私は嬉しい限りです。嫌なら読まなければいいだけかなと。
仮に贔屓にしているブルーズ絡みの悪ノリ記事くらいなら、そんなに目くじらたてないと思いました。 とにかく毎度の更新を楽しみにしているブログなので、それだけ伝えたくて、コメント欄的には終息していますが、一言申し上げさせていただきました。
私自身は特に違和感もなく読んでいましたが、原則として公開されている言論は誹謗や中傷ではない批判に開かれたものであり、どの言論を批判するか選ぶのはその読者の自由なので指図されることではないと思います。
まあ当然批判もまた他の読者への批判に開かれているのですが。
「ウィット」とか「エスプリ」とか言うものが理解できないのかな。
この程度の言葉遊びでギャンギャン言われてたら、グワシじゃない方のマコトちゃんも自由に書けなくなっちゃうよ。
遊び心の無い、無味乾燥な文章ばかりでは詰まらなくないかな?
いつもブログ楽しく拝見させていただいてます。どこにでもアンチやあら捜しをする人はいるものです。それだけ当ブログの発信力も大きいのでしょう。
クルトワは正直、売却してもいいと思います。実力は折り紙付きですが、昨シーズンのこともあり、もうチェルシーではモチベーションを保てないのではないでしょうか。
アザールは六年間という長い間お世話になりましたし、レアルと現在のチェルシー残留を天秤にかけてくれるだけ、クラブ愛を感じます。寂しいですが、適正金額ならば感謝で送り出したいです。
一番、留意するべきはカンテだと思います。移籍市場を見ても彼の代わりが務まるような選手はいませんし、本当にオンリーワンな選手です。ジョルジーニョはセスクタイプのようですし、バカヨコは成長が期待できるものの、まだ力不足です。
今夏は積極的な補強の噂もあるので、フロントには人員整理を今まで以上に慎重に判断していただきたいです。
これからもブログ頑張ってください。
いつも楽しく拝見させていただいております。
カリウスのくだりは、おお、管理人さんもたまに攻めるなぁと、クスッとしました。問題ないと思います。しかも、個人の無料のブログですしね。
プレミアネタ以外見たくないみたいコメントもありましたが、好きに書くべきです。私は楽しみに見させていただきます。
さて、チェルシーですが監督も変わりゲームチェンジしそうですね。ガナーズとしてはアザールに良い思い出がないので、嬉しいですが。笑
カンテ、クロトワともなると文字通り一新ですよね。
いつも楽しく読ませて頂いてます。
いつもの通り、楽しんで書いて頂ければ良いと思います。
なんでも賛否はありますので、あまり縛られないで書いて下さい。
私は読み続けますので。
W杯期間の更新、お疲れ様でした
ヴィツェルを指して、「フェライニじゃない方のアフロ」とかなら、全く気にならないのにロリスタから朝だと多少意地悪に感じてしまうのは、やはりやらかした選手だからなのでしょうかね。
やらかした選手の名前をかけて笑いを狙うというのがまさにTwitterのノリなのでその辺??な気もいたしましたが、それほどヒステリックになる必要もないかと。オーリエなんて死ぬほど弄られてますから。
ワールドカップが終わりましたねぇ〜すみませんちょっとダラケてます。
唯一フランスの2得点目がいただけませんでした。故意ではなく、手が触れなくてもフランスの攻撃は続かなかったし、ノーファールで良いと思いました。
さて、プレミアリーグも1か月後ですね。アザールが居なくなるのは寂しいけど貢献度は高かったプレイヤーですし、希望するクラブでプレーして欲しいですね。
カンテはまだ観ていたいので、移籍があるにしてもプレミア内でお願いしたいです。
ワールドカップだけではありませんが、これからは少し寝不足も解放されるかもしれません笑
いつもお疲れ様です、記事の更新を楽しみにしています。
ロナウドについでベイルまで出ていくとなるとアザールは何がなんでも獲得しそうですよね。
来年あたりにサラーも続きそうな予感
見当外れなクレーマーの相手は無視した方が良いのでは?
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これでカンテがバルセロナに移籍するとしたら、彼のサクセスストーリーはすごいですね。
リーグドゥのクラブからプレミアリーグレスターへ行き、移籍初年度でリーグ優勝。その翌シーズンチェルシーへ行き移籍初年度で再びリーグ優勝。今年はワールドカップ優勝。
バルセロナ移籍初年度でCL優勝成し遂げそうな勢いですね笑
チェルシーファンとしては彼とアザール、クルトワには何としてでも残ってもらいたいのですが…スペインのあの二大クラブから声がかかれば仕方のないことなのかもしれませんね…泣
見当外れなクレーマーの相手は無視した方が良いのでは?
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makotoさんとプレミアリーグ大好きさんの擦った揉んだに関しては、なるほどそういう問答も起こるものか、くらいにしか思わなかったのですが、そもそも「敬意」という言葉をあまりにも簡単に使い過ぎる風潮があるなーと個人的に感じてます。
僕個人は、「やらかした方」のカリウス所属チームのファンですが(ちなみに先日のプレシーズンマッチでもっとひどいファンブルもやらかしております…泣)、ちょっと苦笑するくらいで、突っかかるほどのことでもないじゃんと思いました。
公人やマスコミとしての読み物でないからと言い切るのは乱暴かもしれませんが、makotoさんが毎回変わらぬテンションで書かれる「ちょっとしたいたずら書き」くらいに思って、肩の力抜いて読まれても良いのでは?と。
単なる自己満足のような書き方になってしまいましたが、要はリヴァプールサポーター全員がそう思ってないよ、ってことを伝えたかったので、敢えて投稿させてもらいました!