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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ユーロ2020を思い出せるか?イングランドの攻撃を活性化させる4人をピックアップ!

イランに6-2圧勝の後、低調なスコアレスドロー。ユーロ2020の快進撃を思い出したかに見えたイングランドは、3分3敗の惨敗だったネーションズリーグのチームに戻ってしまった感があります。1ポイントに終わったアメリカ戦は、ポゼッション56%と上回りながら、シュート数は8対10。前線は流動性がなく、ゴール前にハリー・ケインしかいないシーンが多かったのが気になりました。

クラブレベルなら、戦術の見直しやシステム変更まで考えてもいいのですが、中3日で試合が続く大会のなかで、抜本的な改革を進めるのは難しいでしょう。ネーションズリーグでドイツに3-3で引き分けた3-4-2-1や3-4-3という手はあるものの、中央を1枚減らす布陣でシュートが増えるイメージは持てません。

ならば、改善効果が期待できるのは、メンバーの刷新です。3点差で負けても2位通過が決まるウェールズ戦で、何人かをテストしてみるのはいかがでしょうか。今回は、グループステージの最終節で試したい4人をピックアップしてみました。まずは、2列め。プレミアリーグで迷いが生じていたチェルシーの2人を下げて、勝ち慣れたマン・シティ勢を先発させるというアイデアです。

トップ下にフィル・フォーデン、スーパーサブだったジャック・グリーリッシュをスターターへ。プレミアリーグで2ゴール2アシストのメイソン・マウントは、カタールの2試合で真価を発揮できておらず、アメリカ戦のミドルシュート以外に見せ場がありませんでした。

好調のフォーデンは、プレミアリーグ14試合7ゴール3アシスト。ストライカーの後ろで起用すれば、ボックス内に厚みを持たせつつ、サイドに流れてラストパスを出す役割も果たしてくれそうです。

イラン戦でゴールを決めたスターリングは、アメリカ戦では存在感がなく、貧攻の象徴となってしまいました。対して、最初の2試合は残り20分からの出場だったグリーリッシュは、デュエル8戦全勝と被ファール数7回という数字が輝いています。頭からいってもらえれば、決定的な仕事をしてくれるのではないでしょうか。

2列めについては、思い切ってサカも休ませ、フォーデン、コナー・ギャラガー、グリーリッシュとするのもいいでしょう。膝の負傷さえなければ、プレミアリーグで7ゴールのジェームズ・マディソンを試したいところですが…。ポッター監督の下で、アタッキングハーフとして起用される機会が増えたコナー・ギャラガーも、うまく機能させればゴールを決めてくれる逸材です。

さて、最後のひとりは、いわずと知れたトレント・アレクサンダー=アーノルド。アメリカ戦で守備が不安定だったトリッピアーのリフレッシュという意味合いを込めて、リヴァプールの飛び道具で右サイドの活性化を図れればと思います。プレミアリーグでアシストゼロという不振のSBが、ポテンシャルを発揮してくれれば、攻撃の幅が広がるはずです。

短期決戦は、心身ともにコンディションがいい選手をいかに活かすかも重要なポイントのひとつ。ノックアウトラウンドにおける選択肢を増やすべく、チームに変化をもたらしていただければと思います。足首を痛めたと報じられているハリー・ケインは、ベンチスタートとなるのでしょうか。ガレスゲート監督の采配に注目です。


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