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圧巻ラシュフォード!ガレス・ベイルはパス成功1本…大会初の英国対決はイングランドが3発快勝!

初戦はイランに6-2で圧勝、2戦めはアメリカの守備を崩せずスコアレスドロー。ネーションズリーグの憂鬱を思い出させると酷評されたイングランド代表は、ウェールズに3-0で快勝し、グループBの首位で決勝トーナメント進出を果たしました。

勝利の立役者となったのは、マーカス・ラシュフォードです。最初の決定機は10分。中央でボールを受けたハリー・ケインが縦に出したスルーパスで、GKウォードと1対1。レスターのGKの飛び出しが速く、シュートコースを塞がれてしまいましたが、マンチェスター・ユナイテッドのアタッカーは調子がよさそうです。

前半は、圧倒的なイングランドペース。ウェールズは、最初の45分で1度もボックス内に入れませんでした。しかし、スコアは0-0。攻め立てながらも、クロスの精度が低かったスリーライオンズは、フォーデンのミドルと振り向きざまの一撃、ラシュフォードのバイシクル、前半終了間際のハリー・ケインの右足シュートがいずれも枠外でした。

後半が始まって3分30秒。ここから、ラシュフォードの時間が始まります。6人が集まったボックス手前からのFK。トリッピアーがいたら、彼はヒーローになっていなかったでしょう。右足ですくうように蹴ったFKは、ゴール右隅にまっすぐ突き刺さる完璧な弾道。直前に逆に動いたウォードは、自らの判断を後悔しているのではないでしょうか。

1-0となった1分後、左サイドのベン・デイヴィスのドリブルを引っかけ、ハリー・ケインのアシストにつなげたのもラシュフォードです。冷静だったエースがファーに通したグラウンダーは、走り込んできたフォーデンにぴったりでした。左のポストすれすれに収めたダイレクトショットが決まって2-0。この日のウェールズが追いつけるギャップではありません。

最後のゴールは68分。右にいたカルヴァン・フィリップスが縦に出したロングフィードを、ラシュフォードが足元に収めました。ボックスに入り、コナーロバーツをかわした切り返しは強引。左足を振り抜いたシュートも強引。ウォードの股間を抜いた一撃は、「ぶち抜く」という言葉がフィットする爽快なゴールでした。

ラシュフォード、ハリー・ケイン、フォーデンの後ろに、ベリンガム、デクラン・ライス、ヘンダーソン。4-3-3で快勝したサウスゲート監督にとって、アーノルド、カルヴァン・フィリップス、カラム・ウィルソンを30分試せたのも収穫でしょう。負傷明けで、57分のプレイに留まったカイル・ウォーカーは、調子を上げてくれるのではないかと思われます。

最後に、ウェールズのエースについても触れておきましょう。代表としてウェールズ史上最多の111試合めのゲームを迎えたガレス・ベイルは、タッチ7回、パス成功1本、ハーフタイムに交代という無残な結末でした。ラシュフォードのFKとフォーデンの1発で絶望的な状況になったとき、ベンチにいた彼は何を思っていたのでしょうか。

代表でプレーし続けると明言していたガレス・ベイルに、次のワールドカップはないでしょう。小さな母国を64年ぶりのワールドカップに導いた英雄を、拍手で称えたいと思います。ガレス・ベイルの交代を知って愕然とした直後、大舞台で快挙を成したラシュフォードに歓喜する…ワールドカップで初の英国対決は、さまざまな思いが交錯する感慨深い一戦でした。


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