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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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絶好調ムドリクか、カタールで活躍中のプリシッチか…アーセナルの前線補強は、どっちが本命!?

マケニーのロングフィードがデストに届いたのは37分。中央に走り込んだ味方を確認したSBは、冷静にヘディングで折り返しました。バウンドしたボールを押し込んだのは、アメリカ代表のエース、クリスティアン・プリシッチ。チームをノックアウトラウンドに導く貴重な決勝ゴールです。

ウェールズとの初戦では、36分に中央をドリブルで切り裂き、ティモシー・ウェアをゴール前でフリーにするアシスト。イングランド戦の33分には、ボックス左からのシュートをクロスバーに当て、マン・オブ・ザ・マッチに選出されています。プレミアリーグでの不遇に抗議するような素晴らしいパフォーマンス。冬のマーケットにおける移籍金は、値上がりするかもしれません。

2019年にチェルシーに入団したプリシッチは、年を追うごとに出番を減らしています。初年度はレギュラーとして活躍し、プレミアリーグ29試合9ゴール4アシスト。2年めはハムストリングの負傷で出遅れ、27試合4ゴール2アシストという冴えないシーズンとなりました。

2021-22シーズンも、コロナウイルスと足首の負傷で序盤の9試合を欠場。3月からの2ヵ月はフォームを崩してしまい、ベンチで戦況を見守る時間が増えました。プレミアリーグ22試合6ゴール2アシストは、納得できる数字ではないでしょう。今季は13試合1ゴール1アシスト。10試合は途中出場で、ポッター監督の信頼を得ているとはいえません。

2024年までの契約を更新していないアメリカ代表FWは、新たなステージで巻き返しをめざす可能性があると目されています。獲得が噂されているのは、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスル。最もリアルなのはアーセナルです。サカとマルティネッリが不在でも、クオリティをキープしたいアルテタ監督は、ターゲットを2人に絞ったと伝えられています。

「フットボールロンドン」によると、エドゥ&アルテタが狙っているのは、シャフタール・ドネツクのミハイロ・ムドリクとプリシッチ。ファブリツィオ・ロマーノさんは、5600万ポンド(約92億円)はかかるムドリクより、プリシッチが優先されるといっています。

これに対して、ムドリク獲得が現実的になったとレポートしているのは、「フットボールロンドン」のジョシュ・ホランド記者。9000万ポンドを主張していたウクライナのクラブは、条件を緩和しており、4000万ポンドにアドオンを付ければ充分いけると伝えています。移籍金の見直しがあったとすれば、その理由は本人がアーセナルに行きたがっているからでしょう。

公式戦18試合10ゴール8アシストという出色の数字を残しているムバラクか、ワールドカップでトップフォームをアピールしているプリシッチか。いずれにしても、アーセナルの前線の選択肢を増やすいい補強だと思います。本格的に動き出すのは、年末ではないでしょうか。続報を待ちましょう。


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