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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

アーセナルに追い風!? ワールドカップに多くの選手を送り出したビッグ6の総出場時間をチェック!

Why the World Cup has been great for Arsenal(アーセナルにとってワールドカップが素晴らしい理由)」。グーナーのみなさんは、記事のタイトルを見てもピンとこないでしょう。ガブリエウ・ジェズスとマルティネッリは、カメルーン戦に先発しただけで、未だノーゴール。トーマス・パーティーのガーナはグループステージで敗退です。

冨安健洋は負傷が心配で、ウィリアム・サリバは27分しかプレイしておらず、ラムズデールは出場ゼロ。ベン・ホワイトは個人的な理由で帰国することになりました。活躍中といえるのは、アメリカの絶対的守護神マット・ターナー、スイスをグループ2位に導いたグラニト・ジャカ、イラン戦で2ゴールのブカヨ・サカだけです。

ドーハで取材を続けている「テレグラフ」のサム・ディーン記者は、プレミアリーグ首位のクラブにとって何がグレートといっているのでしょうか。記事の書き出しを読むと、「いわゆるビッグ6のなかで、アーセナルの選手よりピッチに立っている時間が短いのはリヴァプールの選手だけ」。なるほど。出場時間が短いほど、プレミアリーグ再開時の疲労が少ないというお話です。

プレミアリーグのクラブで最多の16人をカタールに送り出しているマンチェスター・シティは、総出場時間を計算すると2839分。ジョアン・カンセロ、ジョン・ストーンズ、デブライネ、アカンジ、ロドリはフルタイム出場です。対するアーセナルは、1237分。出ずっぱりの3人のうち、ガーナ人は終了、アメリカ人はGKで、心配なのはジャカぐらいです。

記事の趣旨は「ペップと優勝を争うアルテタに追い風」なのですが、他の4チームも見てみましょうか。出場時間ランキング2位はトッテナムで、2017分。ハリー・ケイン、ソン・フンミン、リシャルリソン、ペリシッチ、ホイビュルク、ベンタンクール、ベン・デイヴィス、クリスティアン・ロメロ、ロリスとレギュラーが多く、韓国戦で負傷したベンタンクールが気がかりです。

3位はチェルシーで2014分。メンディとクリバリは270分で、カイ・ハヴェルツ、メイソン・マウント、チアゴ・シウヴァ、コヴァチッチ、プリシッチ、ツィエク、スターリング、アスピリクエタは各国の主軸です。夏にチームを離れたクリステンセン、リュディガー、アンパドゥ、ルカクが残っていれば、842分が加算され、マン・シティを抜いてTOPになっていました。

4位のマンチェスター・ユナイテッドは1997分。マグワイア、ルーク・ショー、エリクセンは忙しかったのですが、ブルーノ・フェルナンデス、ヴァラン、フレッジ、カゼミーロはお休みをいただけて何よりです。最下位リヴァプールは1121分。レギュラーといえるのは、アリソン、ファン・ダイク、ダルウィン・ヌニェスのみです。

クラブにとっては、ワールドカップは痛しかゆし。自チームの選手が活躍すれば、サポーターの人気も価値も高まるのですが、激戦が続くと疲労や負傷が心配です。デブライネとギュンドアンの早期の帰還は、ノースロンドンの上昇気流を和らげるのでしょうか。こればかりは、ボクシングデーを過ぎるまで、誰にもわかりません。


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