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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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クーマンの5バックは空転!右サイドを攻め続けた日本、89分の劇的なゴールでドロー決着!

2026年6月14日14時、ダラス・スタジアム。FIFAワールドカップ2026で頂点をめざす日本代表が、オランダとの初戦を迎えました。カタールでドイツとスペインを撃破したチームは、ヨーロッパの国を相手に9試合連続無敗を続けています。ファン・ダイク、ファン・ヘッケ、ファン・デ・フェン…オランダの最終ラインは、プレミアリーグファンにはおなじみの顔ぶれです。

さっそく、森保監督の11人を紹介しましょう。GK鈴木彩艶、DF渡辺剛、谷口彰吾、伊藤洋輝。中盤センターは鎌田大地と佐野海舟、WBに中村敬斗と堂安律、前線は久保建英、前田大然、上田綺世。開始早々の激しい奪い合いからオランダのポゼッションとなり、サムライブルーは2-3-5でスペースを埋めています。3分に決定機を創ったのは、攻めていたオランダでした。

左サイドのガクポが中央のドニエル・マレンに速いパスを通すと、反転しながら谷口をかわして放ったシュートは、鈴木彩艶が上に弾き出すビッグセーブ。6分に左からファーに入れた鎌田大地のFKは、ゴールラインを超えています。久保の短いパスで、谷口がボックス左を突破したのは15分。ニアに入ったグラウンダーをファン・ヘッケと競った前田大然は、触るのが精一杯でした。

28分、堂安のグラウンダーが中央の前田へ。落としを受けた中村はコースを創れず、左に流したボールを叩いた伊藤のミドルはバーを越えていきました。30分にガクポのクロスをファーで受けたダンフリースは、ヘディングをコントロールできず、ボールは鈴木彩艶の頭上にアウト。33分に鎌田大地と前田が自陣で奪われるも、ドニエル・マレンのクロスは谷口がカットしています。

CKからのドニエル・マレンのヘッドは鈴木彩艶がセーブ。36分にFKのこぼれ球に足を伸ばしたガクポは、つま先で浮かしてしまいました。43分、右から上がった渡辺のクロスが中村の足元へ。ワントラップでニアを狙った一撃がポストをかすめると、13番は頭を抱えて悔しがっています。2分後、鎌田大地のパスをボックス右で受けた上田綺世も、右足のシュートをニアに外しました。

前半は0-0、シュートは4対3、オンターゲットは2対0。ポゼッションはオランダですが、日本代表の中盤と最終ラインは縦のボールをケアできており、チャンスの数はさほど変わりません。サマーヴィルが右から抜けた後半開始直後のピンチは、グラウンダーに渡辺が触ってガクポは打てず。50分のFKをクリアされた後、右からクロスを入れたのはフラーフェンベルフでした。

渡辺の頭上を越えたボールを頭で合わせたのはファン・ダイク。ボールは右のポストに当たってネットに届きました。リードしたオランダはポゼッションをキープし、左右のサイドの裏を狙っています。同点ゴールは57分。ボックス左でキープした久保が後ろの中村に落とすと、ダンフリーズの股間を抜いた一撃が左隅に決まりました。前田の足に当たってましたが、記録は…?

1-1となった63分、フラーフェンベルフのパスが右のサマーヴィルに入り、中村をかわして放った左足のシュートがファーのサイドネットへ。またも追う展開となり、森保監督は66分に前田を下げて伊東純也を投入しました。67分の久保の左足ミドルは、惜しくもクロスバーの上。72分に足を痛めた久保は、タッチラインの外で座り込んでいます。おそらく、戻ってこないでしょう。

73分に左から斬り込んだガクポがニアに打ったシュートは、鈴木彩艶が外に弾き出しました。75分に久保、堂安、渡辺が下がり、冨安、小川、菅原がピッチへ。80分に右から抜けた伊東がニアに折り返すと、窮屈になった菅原のダイレクトショットはフェルブルッフェンの正面に飛んでしまいました。森保監督の最後のカードは84分、上田綺世に代わって塩貝です。

88分、菅原が縦のスルーパスを通すと、伊東の折り返しはダンフリーズがカットしてCK。右から伊東が蹴った絶妙なキックにファン・ダイクは触れず、背後にいた小川が頭で合わせました。鎌田大地に当たったボールをフェルブルッフェンは弾き切れず、ついに2-2。追加タイムは両者ともに決定機を創れず、ドローでタイムアップとなりました。

ポゼッションは60%対40%、シュートは10対10、オンターゲットは6対3。クーマン監督の交代策は失敗で、伊東純也、冨安健洋、菅原由勢を活かした森保監督に2ポイントを削られてしまいました。5バックに組み込まれたナタン・アケはポジショニングが曖昧で、デパイがデュエル全敗と守備で機能しなかったため、ファン・デ・フェンは味方のフォローに奔走する羽目に陥りました。

後方を厚くして中盤の主導権を明け渡すような戦い方を選ばなければ、あれほどCKやFKを与えずに試合を畳めたはずです。伊東純也が高いポジションを取り続けた日本の右サイドは、ダブついた最終ラインの裏を取るという狙いが明確で、チャンスを活かしてドローに持ち込みました。的確なパスを出し続けた冨安と菅原も、中村や小川、鎌田に負けず劣らす1ポイントの立役者です。

「BBC」と「アスレティック」の記者たちは、「今大会で最もハイレベルな攻防」「後半はエキサイティングだった」「日本の組織力がもたらしたサプライズのドロー」と絶賛しています。次のチュニジア戦は、FIFAワールドカップの1000試合めとなるメモリアルゲーム。快勝なら、ノックアウトラウンドに大きく近づきます。ラウンド32でブラジルを避けるべく、ぜひ首位通過を!


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