2026.06.16 移籍ニュース2026-27移籍ニュース
48時間のスピード決着!ククレジャの獲得を急いだレアル・マドリード、チェルシーは大歓迎!
「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者によると、エル・ブランコがチェルシーに支払う移籍金は5170万ポンドで、430万ポンドのアドオンが付いているそうです。バルセロナのカンテラ出身のククレジャは、ファーストチームで出場機会を得られず、エイバルとヘタフェへのローン移籍を経て、2020年にヘタフェに完全移籍となりました。
イングランドに渡ったのは2021年の夏で、ブライトンがスペインのクラブに支払ったのは1500万ポンド。2021-22シーズンのパフォーマンスがチェルシーの目に留まり、移籍金は5600万ポンドとアドオン700万ポンドに膨れ上がりました。グレアム・ポッターのチームで当初は戸惑いを見せていたものの、アグレッシブな攻め上がりと運動量を評価されてレギュラーに定着しました。
チェルシーでは公式戦163試合9ゴール13アシスト。プレミアリーグでは12位、6位、4位、10位と厳しいシーズンが続きましたが、エンツォ・マレスカのチームでカンファレンスリーグとクラブワールドカップ制覇に貢献しています。今回の移籍のトリガーになったのは、メディカルスタッフと対立したマレスカ監督の辞任です。
「BBC」のニゼール・キンセラ記者は、「マレスカの後を継いだリアム・ロセニオールの下で、思うような結果を出せなかったスペイン語のグループの一員だった」と伝えています。経営ボードを批判したのは、チャンピオンズリーグでパリに惨敗した直後で、青田買いに偏った補強や監督のライフサイクルの短さに異を唱えています。
この発言を受けて、古巣バルサとアトレティコ・マドリーが獲得に乗り出したと報じられ、移籍金やサラリーの予算を気にしなくていいディエゴ・シメオネが優勢といわれていました。そんななかで、レアル・マドリードへの移籍がスピード決着した背景には、守備力を高めたいジョゼ・モウリーニョの強烈なプッシュがあったようです。
スペインメディア「マルカ」によると、ククレジャを獲るべきとクラブを説得したモウリーニョは、ワールドカップでプレイしようとしている選手に電話し、「君を獲得するか、誰も獲らないかだ」と熱く語ったといいます。フェルラン・メンディが長期離脱中の左サイドは、フラン・ガルシアが放出候補となっており、即戦力がほしいポジションでした。
シャビ・アロンソが求める選手に投資したいチェルシーにとって、5000万ポンドを超える資金を調達できるディールは渡りに船だったようです。28歳になろうとしている選手を残したら、レアル・マドリードが提示した好条件の半額以下になってしまうでしょう。クラブの方針に違和感を覚えていたSBも、6年契約というおいしい話を断る理由はありません。
注目すべきは、移籍が決まった日がスペイン代表の初戦だったこと。レアル・マドリードは、クラブ史上初めてスペイン代表ゼロでワールドカップを迎えていたのですが、ギリギリのタイミングで唯一の選手を手に入れました。FIFAランキング67位のカーボベルデ戦は、まさかのスコアレスドロー。前半に2度の決定機を創ったSBは、82分のヘッドをGKの正面に打ってしまいました。
レアル・マドリードは争奪戦を制し、チェルシーは望外のキャッシュを手に入れ、ククレジャはマドリードでキャリアを終えるという最高のライフプランを実現させようとしています。ジェットコースターのような48時間は、関わった全員をハッピーにしたようです。スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督にとっては、八つ当たりしたくなる話なのかもしれませんが。
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