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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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鎌田が先制、上田綺世は2ゴール1アシスト!チュニジアを完封した日本が4発圧勝!

チュニジアに圧勝なら、ノックアウトラウンド進出は当確でしょう。現地時間は2026年6月20日22時。エスタディオ・モンテレイのピッチに日本代表の11人が登場しました。鈴木彩艶、冨安健洋、板倉滉、伊藤洋輝、田中碧、佐野海舟、中村敬斗、伊東純也、堂安律、鎌田大地、上田綺世。2‐2のドローだったオランダ戦で久保建英を失った森保監督は、4人を入れ替えています。

スウェーデンとの初戦で5-1と大敗し、ラムシ監督を解任したチュニジアは、ルナール監督を招聘して立て直しを図りました。負けたらアウトの背水の陣は、日本と同じ3-4-2-1でしょうか。開始1分にスローインを受けて転倒した上田綺世は、PKを取ってもらえません。3分に左サイドでキープしたハンニバル・メイブリの意表を突いたミドルは、惜しくも枠を越えていきました。

日本代表の最初のチャンスは4分。上田、田中、中村と左につながり、ボックス左で縦に突破した中村が折り返すと、鎌田大地がヒールでネットを揺らしました。9分に鈴木彩艶のパントを足元に収めた上田は、タルビを抜き去ってグラウンダーをフィード。詰めていた鎌田の手前でブロンがクリアし、何とかCKです。伊東のキックをダーメンがパンチし、拾ったのは上田でした。

右足のシュートはアブディに当たって右隅へ。GKが掻き出した瞬間、ゴールラインテクノロジーは作動しなかったようです。詰めた冨安はGKに先に触られ、追加点はならず。リードした日本のプレスはハーフラインの手前に引いており、奪ったらシンプルにカウンターを仕掛けようとしています。15分を過ぎると、縦につなぐ日本のサイドアタックはケアされるようになりました。

22分に敵陣に出た冨安がハンニバル・メイブリをつぶしたのですが、鎌田大地のファールでショートカウンターは発動せず。30分にロングフィードをカットした板倉が前線の上田にパスを通すと、右から放った鋭いミドルが左のサイドネットに突き刺さりました。2025-26シーズンのエールディヴィジの得点王は、ワールドカップで初ゴールです。

38分に右からカットインした伊東は、ボックス右で打つ寸前にタッチミス。チュニジアの唯一のチャンスは追加タイム2分のロングスローで、鈴木彩艶と競ったハンニバル・メイブリはファールを取られています。前半は2-0、ポゼッションは66%対34%、シュートは5対1、オンターゲットは3対0。次のゴールが決まれば、3ポイントを獲得できるでしょう。

後半立ち上がりの47分、左サイドからパスをもらった田中碧のミドルは、惜しくも左にアウト。56分のショートコーナーは、堂安のクロスをカットされました。63分の上田の強引なミドルは、タルビがブロックしてCK。勝負を決する3点めが決まったのは、69分でした。田中碧の高速の縦パスをダイレクトでラインの裏に出した上田綺世は、パーフェクトのひとことです。

ダーメンと1対1になった伊東が右足で冷静に流し込み、間もなくハイドレーションブレイク。森保監督は74分に鎌田と堂安を下げ、鈴木淳之介と菅原を投入しました。79分に冨安と中村が下がり、瀬古と鈴木唯人がピッチへ。残り10分を切っても、チュニジアはオンターゲットがありません。83分に敵陣で奪った佐野海舟は、伊東に預けてボックス右に飛び出しました。

ファーに上がったクロスは、フリーで待っていた上田へ。体を伸ばして合わせたヘッドが右のサイドネットに落下し、日本のリードは4点に広がりました。2ゴールをゲットしたエースは、86分に後藤とチェンジ。6分の追加タイムは何も起こらず、日本が圧勝で2位に浮上しました。チュニジアはオンターゲットゼロで、グループステージの最終戦を待たずに敗退が決まっています。

ワールドカップの通算1000試合めというメモリアルゲームで勝てたのは、喜ばしい限りです。MVPは2ゴール1アシストのストライカーですが、佐野海舟の中盤のコントロール、堂安の右サイドの守備、田中碧のメリハリが効いたパスワークと、キーマンが持ち味を発揮した一戦でした。ロングフィード成功7本の冨安と、1アシストの板倉も攻撃を活性化したといえるでしょう。

今の日本は、守備が脆いスウェーデンには負けないのではないでしょうか。グループ2位なら、ラウンド32はおそらくブラジル。トップ通過ならモロッコでしょう。どちらも厳しい相手ですが、モロッコの後はカナダ、スイス、メキシコ、韓国のいずれかになりそうな首位を奪取してもらえればと思います。オランダの上で終わるには、チュニジアの奮闘も必須条件ですが…。(上田綺世 写真著作者/Carlo Bruil Fotografie)


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