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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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グレアム・ポッターも現地記者も「集団的脅威」と絶賛!日本代表のラウンド32はブラジルに決定!

グループFを首位通過なら、ラウンド32はモロッコ。2位となると、いきなりブラジルです。最初の2試合を1勝1敗で、オランダと総得点差の2位にいる日本代表は、イサクとギョケレスを擁するスウェーデンに圧勝しなければなりません。森保監督は、佐野海舟と冨安健洋を休ませ、右サイドと2列めも入れ替えています。

鈴木彩艶、瀬古歩夢、板倉滉、伊藤洋輝、田中碧、鎌田大地、菅原由勢、中村敬斗、堂安律、前田大然、上田綺世。ベンチからも外れた久保建英は、激闘必至のラウンド32で復帰できるのでしょうか。オランダ戦以来となるダラス・スタジアムの一戦は、現地時間の18時キックオフ。開始早々に左サイドを突破したストラウドのクロスは、田中碧が戻ってカットしました。

日本に負けたら帰国の可能性が高いスウェーデンは、リスクを取って攻め続けています。5分も経たないうちに、オランダ先制のニュースが入り、7分にはブロビーが2点めをゲットという情報が届きました。両者ともに勝利をめざすダラスは、サムライブルーのポゼッションが増えています。11分の瀬古のスルーパスは、前田大然の前でGKゼッターストロームが懐に収めました。

13分に中村がファーに上げたきわどいクロスは、外からスプリントした菅原が詰め切れず。スペースに入ったMFにパスが通るようになった日本に対して、スウェーデンはロングフィード頼みです。アヤリがボックスに入れる浮き球は、イサクやエランガに合わず、ことごとくアウト。21分に左に出た伊藤がニアにクロスを入れると、前田大然のヘッドはバーを越えていきました。

30分に菅原のロングフィードを追った上田綺世は、2人がかりでチェックされ、ボールはGKがキャッチ。黄色いシャツのドリブルは、田中碧が体を張って止めています。39分にピッチから出た板倉は、腰に違和感を覚えたのか。代わって入ったのは谷口です。40分の菅原のミドルは、GKの正面。44分に中村の高速クロスをフリーで受けたWBは、トラップが浮いてしまいました。

伊東、中村、堂安、鎌田が短いパスをつないだのは45分。鎌田の縦パスを前田が左に落とすと、中村のコントロールショットはゼッターストロームが外に弾き出しました。追加タイム3分、堂安のタッチのこぼれ球を拾ったギョケレスのミドルは、谷口と伊藤の足に当たってCK。前半のポゼッションは55%対45%、ショートは4対2と日本が優位に立っています。

カンザスシティのハーフタイムは、オランダが2‐0でリード。このままだと日本の次戦はブラジルで、スウェーデンに負けて3位に転落したら、ドイツかフランスとの激突を覚悟しなければなりません。後半の立ち上がりは、日本のポゼッション。スウェーデンのブロックは5-3-2です。48分に鎌田大地のパスを受けた田中碧のミドルは浮いてしまい、枠にいきませんでした。

中村が左から上がり、ボックスの外にいた上田につないだのは52分。右足のシュートはグズムンドソンがブロックし、左からの鎌田のクロスをフリーでもらった菅原は、落としを味方につなげません。カンザスシティは、チュニジアが決めて1点差。56分、菅原のフィードを足元に収めた堂安は、上田とのパス交換から中央に絶妙なスルーパスを通しました。

フリーの前田が冷静に左隅に流し込み、ついに日本が先制。攻めるしかないスウェーデンは、前がかりになっています。62分にボックスの右脇でキープしたエランガは、クロスかと思いきや左足で打ってきました。インパクトの瞬間が見えなかったのか、鈴木彩艶のリアクションが遅れ、ボールは左隅に吸い込まれました。日本は1-1、オランダの3点めはファン・ヘッケのようです。

65分に菅原から奪ったイサクのシュートは、左に反応した彩艶がビッグセーブ。森保監督は上田と堂安を下げ、伊東純也と小川航基を送り出しています。75分の最後の交代カードは…渡辺剛と長友佑都!ベンチに戻ってきたのは、中村と瀬古です。日本の久々のチャンスは、セットピースのクリアからのボール奪取。右サイドからアーリークロスを入れたのは、鎌田大地でした。

必死に足を伸ばした小川のボレーは、クロスバーの上に大きくアウト。ニグレンとのパス交換でエランガがボックス右に出た93分のアタックと、CKをニアで合わせたイサクのヘッドは決定的でしたが、彩艶の素晴らしいセービングで失点を回避しました。1-1のドローで2位通過となった日本は、ヨーロッパのチームに10試合連続無敗です。

オランダはモロッコの後、南アフリカとカナダの勝者で、日本がブラジルに勝つとノルウェーかコートジボアール。チュニジアに2点差だったライバルを上回れなかったのが悔やまれますが、まずは無敗のミッションクリアを称えましょう。試合後のグレアム・ポッター監督は、「collective threat, collective attack, collective defence」という表現で日本の組織力を絶賛しました。

「アスレティック」のパトリック・アイヴァーセン記者は、日本のゴールシーンはまさに「集団の脅威」だったと振り返っています。「菅原が堂安にパスを出した時点では、どこからゴールが生まれるのか想像もつかなかった。黄色い海の中で、日本の選手は堂安と上田だけだった」。継続的な連携による崩しがはまったときは、見ていてとても楽しいといっています。

ブラジル戦は厳しいバトルですが、戦う前から白旗を掲げるような相手ではありません。初戦のモロッコは堂々のドロー。3失点のハイチはFIFAランキング83位で、スコットランドは、ビルドアップからのミス連発で2失点という自滅でした。「アスレティック」のマイケル・コックス記者は「嫌がっているのはブラジルのほう」と指摘しています。

「準々決勝に進出してもおかしくない2つのチームの一戦。ブラジルと対戦したいチームなどない。しかし、ラウンド32で日本と戦いたいと思うチームもない」。ヴィニシウス・ジュニオールを止めるべく、右サイドに冨安健洋はいかがでしょうか。堂安を2列めに配し、勝負どころで久保建英…!史上最強の代表チームが南米予選の5位を倒すシーンを夢見て、週末を過ごしましょう。


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