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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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チェルシーがラクロワ獲得間近!シャビ・アロンソの新チームはいきなり優勝候補?

これは、まずい。いや、失礼。マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしての本音が出てしまいました。マクサンス・ラクロワの獲得をめざしていたチェルシーが、クリスタル・パレスとクラブ間合意に漕ぎ着けたそうです。「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者によると、移籍金は5200万ポンドで、2023年までの6年契約だそうです。

メディカルチェックは金曜日に実施されており、書類とサインが揃えば「Done Deal」。マルコ・パレストラ、エマニュエル・エメガ、ジオバニー・クエンダ、モーガン・ロジャース、アレハンドロ・ガルナチョに次ぐ6人めの新戦力で、この夏の総額は2億7000万ポンドを超えました。シャビ・アロンソ監督を招聘してからの補強は、今までより的確といえるのではないでしょうか。

トッド・ベーリーとクリアレイク・キャピタルがオーナーになってからの4年は、試行錯誤の連続でした。2022-23シーズンは、スターリング、フォファナ、オーバメヤン、ムドリクらに対する多額の投資が空転し、現在も主力といえるのはエンソ・フェルナンデスのみ。2年めのビッグディールも、明確に成功といえるのはモイセス・カイセドとコール・パルマーぐらいです。

その後の強化がうまくいかなかったのは、監督が求めるタイプと実際に獲得した選手のアンマッチという面も多分にあるでしょう。デューズバリー=ホールやジョアン・フェリックス、ジェイドン・サンチョは、なぜ引き入れたのかわからない状況のまま、2年めを見ずに去っていきました。ニコラス・ジャクソンを外してリアム・デラップも、必要な策とは思えませんでした。

絶対にレギュラーになれないとわかっていた若手の獲得も多く、監督が代わるたびに戦い方が変わるため、継続的に活躍できるのは主軸の数人だけでした。直近4シーズンのプレミアリーグは12位、6位、4位、10位。カンファレンスリーグとクラブワールドカップ制覇という成果はあったものの、ブルーコのプロジェクトの成否を今問われれば、失敗というべきでしょう。

しかし今年は、的を射た新戦力獲得と秀逸な売却が続いているように見えます。放出リストは4人で、マルク・ククレジャが5180万ポンド、タイリーク・ジョージは1800万ポンド、アンドレイ・サントスは4800万ポンド、アレハンドロ・ガルナチョが4260万ポンド。トータル1億6000万ポンドで、買い値よりも安いディールとなったのはククレジャだけです。

クリスタル・パレスの屈強なCBの獲得とともに、トレヴォ・チャロバーがセリエAに向かうと報じられており、コモのアプローチに対して「3000万ポンド以下では売らない」と通達しているそうです。ガルナチョをモーガン・ロジャース、トレヴォ・チャロバーをラクロワというスイッチングは、確実に強化につながるのではないかと思われます。

あらためて、ラクロワの強みをおさらいしておきましょう。「BBC」のサミ・モクベル記者によると、2025-26シーズンのプレミアリーグで、タックル50回以上、デュエル勝利200回以上、クリア250回以上を記録した唯一の選手。過去2シーズンのデュエルの勝率はリーグTOPで、スプリントの時速35.8kmはCBのTOP5にランクインしています。

3バックのセンターに彼が入れば、アチャンポン、フォファナ、コルウィルらの負担は減るのではないでしょうか。ウイングバックがうまく機能すれば、シャビ・アロンソの3-4-2-1はプレミアリーグ制覇をめざせるレベルになる可能性があります。さらにチェルシーはもうひとり、得点力を高めるプロフェッショナルを引き入れる予定と伝えられています。

アストン・ヴィラの地元メディア「バーミンガム・ライブ」によると、ヴィラのセットピースのコーチを5年務めたオースティン・マカフィーが、ウェストロンドンに向かうそうです。ウナイ・エメリが「素晴らしいクリエイター」と絶賛するスタッフが加わるとなれば、リース・ジェームズやコール・パルマーのキックとエンソ・フェルナンデスやラクロワのヘッダーは要注意です。

2025-26シーズンのプレミアリーグで下位に沈んだブルーズとスパーズは、CLに出場しないとは思えないアグレッシブな補強を敢行しています。サリバが長期離脱と報じられたアーセナルや、ロドリが手術となったマン・シティは、納得できるスカッドで開幕に臨めるのでしょうか。この夏のトランスファーマーケットは、これからの2週間が勝負どころとなりそうな雲行きです。


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