2026.05.28 チャンピオンズリーグ2025-26チャンピオンズリーグ
クリスタル・パレスがカンファレンスリーグ初優勝!鎌田大地とグラスナーは2度めの欧州制覇!
決勝ゴールが生まれたのは51分。右サイドで詰まったムニョスがセンターライン手前の鎌田大地に戻すと、ダイレクトパスが逆サイドのウォートンに入りました。ドリブルで上がったレフティがボックスの手前から強烈なミドルを放つと、GKバタージャは左に弾くのが精一杯。バウンドしたボールがマテタに届き、左足の脛で合わせたボールがネットを揺らしました。
リードしたクリスタル・パレスは、ここからも決定機を創り続けます。56分のジェレミー・ピノのFKは左右のポストを叩いてゴール前にこぼれ、リヤドが触ったボールに詰めたマテタが左のポストに当てると、ファールを告げるホイッスル。1分後、左サイドをスプリントしたジェレミー・ピノがニアに転がすと、マテタのワンタッチは左足を出したGKのビッグセーブに阻まれました。
アレモンが右から打ったロングシュートを、ディーン・ヘンダーソンが正面でキャッチしたのは58分。ラージョのオンターゲットはこの1本だけです。スペインのクラブの決定機は、25分に左から上がったペップ・チャバリアがアーリークロスを入れたシーンのみ。左足で合わせたアレモンにはタイリック・ミッチェルが着いており、ボールは右に逸れていきました。
最終盤のラージョは、焦って打ったミドルが外れるばかりで、リアド、ラクロワ、カンヴォの3バックは安心して観ていられました。長短のフィードで周囲を動かした鎌田大地は終始冷静で、守備におけるDFとの連携もスムーズでした。タイムアップの瞬間、ベンチから飛び出したサブの選手たちが鎌田に駆け寄ったのは、大事な役割を果たしてくれたと評価していたからでしょう。
2021-22シーズンにフランクフルトでヨーロッパリーグを制したオリヴァー・グラスナー監督と鎌田大地は、昨季のFAカップ制覇に続いて、コミュニティシールドとカンファレンスリーグのトロフィーも手に入れました。冬のマーケットでマーク・グエイを抜かれても、リアドとカンヴォを活用してELの出場権を得た指揮官は、セルハーストパークに銅像が建つのではないでしょうか。
今季のクリスタル・パレスは60試合を戦っていますが、鎌田大地を欠いた14試合は1勝6分7敗。唯一の勝利はカンファレンスリーグ予選のフレドリクスタで、ノルウェーのエリートリーグで12位のチームです。18番が出場した試合は23勝11分12敗と別なチームになっており、年末年始のハムストリングの負傷がなければ、プレミアリーグのTOP10に食い込んでいたかもしれません。
優勝が決まり、大はしゃぎのマテタを見て、冬に移籍しなくてよかったと思いました。クラブも仲間も、彼自身にとっても。大会得点王のイスマイラ・サールと、アダム・ウォートン、鎌田大地、ラクロワ、ムニョス、ディーン・ヘンダーソンなど、主力を残留させることができれば、新監督とともに戦う2026-27シーズンも忘れ得ぬ1年にできるのではないかと思います。
プレミアリーグの最終節でアーセナルに敗れた後、「ここから去るんだから、会長の意見に賛同する必要はなさそうだ。彼はFAカップの決勝が最高の日だったといったけど、そうは思わないね。最高の日は、ライプツィヒで訪れるだろう」と笑顔で語ったグラスナーは、感謝の言葉とともにロンドンから旅立とうとしています。2年3ヵ月という短い時間で、最高の記憶を残して。
「選手たちとチームを称えたい。予想通りの展開だったが、後半開始からの15分は信じられないほど素晴らしいプレイだった。そこでゴールを決め、勝負を決定づけた。そして終盤はうまく守れたと思う。素晴らしい夜だった。選手たち、クラブ、ファンのみなさんは、カンファレンスリーグ優勝にふさわしい」
「試合前のミーティングで、選手たちにこう伝えていた。『ファンのみなさんから、人生で最高の一日、最高の感動をありがとうという声がたくさん届いている』。私自身も同じ思いだった。選手たちに感謝している。彼らとわれわれのファンは、私と家族に人生で最高に素晴らしい日々を与えてくれた」
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