復活ウェイン・ルーニー!プレミアリーグ3試合連続ゴールで早くも10発ゲット!
14年ぶりにエヴァートンに復帰したルーニーが、チームのトップスコアラーになると予想した人はほとんどいないのではないでしょうか。10月に不振の責任を取らされたロナルド・クーマン前監督は「オリヴィエ・ジルーを獲れなかったのが痛かった」と語っており、現場のトップにもプレミアリーグ開幕から2戦連続ゴールを決めたルーニーを最前線で活かすという発想はなかったようです。3節からの5試合を沈黙した32歳のストライカーは、ブライトン戦でPKを決めた後、アーセナル戦では素晴らしい先制ミドルシュートをゴール左隅に突き刺しますが、いずれもチームの勝利につながらずにクーマン監督は解任。暫定で指揮を執ったアンズワース氏は、クリスタル・パレス戦とサウサンプトン戦でルーニーを90分間ベンチに置いたまま、使う素振りを見せませんでした。古巣への帰還を果たした元イングランド代表キャプテンは、ゴールどころか試合に出場するのもままならなくなっていました。
転機となったのは、14節のウェストハム戦でした。18分にジョー・ハートがカルヴァート=ルーウィンを引っかけてPKが宣告されると、左に蹴ったルーニーのキックは止められますが、浮いたボールを頭で押し込んで1点め。28分にトム・デイヴィスのクロスをファーサイドからボレーで決めると、66分にはジョー・ハートが飛び出したのを見て自陣から60メートルのロングシュートを叩き込みました。6年ぶりのハットトリック達成は、忘れていた感覚を呼び起こすためのトリガーとなったようです。16節のマージーサイドダービーでは、PKを確実に決めて今季プレミアリーグ7発め。続くニューカッスル戦では、アーロン・レノンのヘディングシュートをダーロウが弾いたところに詰め、右足で押し込む泥くさい決勝ゴールをゲットしました。
そして先ほど終わったプレミアリーグ18節のスウォンジー戦。47分にPKを止められたルーニーは、73分の2回めのPKを左に蹴り込み、今季のゴール数を10に乗せました。ウェストハム戦で失敗した後、押し込んだのをカウントするとPKが実質4本あるとはいえ、年が明ける前に10発という数字は並みのストライカーが記録できるものではありません。いやー、うれしいです。クラブとともに調子が上向いてきたエヴァートンの新エースには、7シーズンぶりとなる20発まで期待してしまいそうです。彼がPKを蹴る瞬間、息を詰めて両手を合わせる私のクセは、マンチェスター・ユナイテッドを離れて4ヵ月経った今も変わりません。
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