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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Tottenham×Crystal Palace】「スパーズは上位に復帰する」…記者たちの見解にささやかな反論を。

フットボールはメンタルが重要なスポーツであり、プロフェッショナルといえどもチームはデリケートです。エヴァートン戦で2-1とリードしていたマンチェスター・ユナイテッドが、メートランド=ナイルズのスーパーショットで追いつかれていなかったら。ハーランドのゴールが誤審と認められたマンチェスターダービーで、10人のチームに勝ち切っていたら…。

オールド・トラフォードのスパーズ戦も、90分まで1-0でリードしていました。悔しい結果に終わった3試合がすべて勝利なら4勝1分1敗で、リーズ戦とボーンマス戦でポイントを落とさずに済んだかもしれません。マンチェスター・ユナイテッド戦の92分に、ソランケのヘッドでドローに持ち込んだスパーズは、コヴェントリーとチェルシーに連勝して降格ゾーンから脱出しています。

ロベルト・デ・ゼルビのチームを見ていると、マイケル・キャリックとは逆の「たられば」を想像してしまいます。レッド・デヴィルズに敗れていたら、フランク・ランパードが率いる昇格クラブに苦戦し、鬼門のスタンフォード・ブリッジでも負けていたのではないでしょうか。8試合を終えて3分5敗の最下位は、指揮官解任の理由として申し分のない戦績でしょう。

「テレグラフ」のジェイソン・バート記者は、「トッテナムはTOP6に返り咲く可能性がある」といっています。最終ラインのリニューアルと前線の負傷者続出が重なり、開幕から4戦連続ノーゴールと出遅れたチームは、明らかにプレイの質が高まっています。ジェームズ・マディソンとクドゥスの復帰と、マテウス・フェルナンデスのフィット感の向上が最大の理由でしょう。

今季プレミアリーグの攻撃に関するスタッツを見ると、スパーズは主要カテゴリーで上位に食い込んでいます。61%のポゼッションはリーグ2位、ファイナルサードにおけるスタッツも、1試合あたりで150回の侵入と156本のパス、クロス15.9本はすべてリーグ4位となっています。プレスもうまく機能しており、ターンオーバー9.1回は2位の数字です。

懸念されていた得点力も、ソランケやマルムシュが決め始めており、クルゼフスキ、マテウス・フェルナンデス、トナーリの連携のクオリティが高まれば、課題ではなくなるでしょう。とはいえ、土曜日に開催されたプレミアリーグ9節のクリスタル・パレス戦の2ゴールは、CKからアーチー・グレイとファン・ヘッケでした。

ポゼッションは79%対21%、シュートは何と34対2!なかなか見られないハーフコートマッチになったきっかけは、12分にファン・デ・フェンを後ろから削ったマテタのレッドカードでした。この直前に鎌田大地が左に打ったミドルは、イーグルスの唯一のオンターゲット。25分の右からのCKをアーチー・グレイがヘッドで決めたときは、圧勝の予感が漂っていたのですが…!

縦に並んだソランケとマルムシュ、左右にいたクドゥスとマティス・テルは、4人合わせて15本のシュートを放ったのですが、枠に飛んだのは50分から立て続けに放ったマルムシュとソランケのみ。左からのクロスにニアで合わせたマルムシュのヘッドは、ディーン・ヘンダーソンの正面で、ソランケの強烈なボレーはGKが左腕を振り上げて止めています。

決定機といえるのは、ファン・ヘッケのフィードでボックス右に出たペドロ・ポロや、マルムシュとのワンツーでGKと1対1になったロバートソンで、DFの奮闘が目立った一戦でした。73分の追加点は、CKの二次攻撃。左からのクロスに頭を突き出したファン・ヘッケは、GKが弾いてバーに当たったボールが真上から落ちてきたため、座り込んだままヘッドで押し込みました。

ロンドンダービーで完勝したチームを再評価しているのは、「テレグラフ」だけではありません。「アスレティック」のエリアス・バーク記者は、昨夜のハイパフォーマンスについて、「ロンドンで5ポンドのビールが飲めたり、ユーストンで電車が時間通りに運行しているのを見たりするようなもの」といじりながら、「再び強豪チームになりつつあるのかも」といっています。

彼らの見立てにうなずきながらも、「前線がトータル3ゴールでは、まだまだ」とブレーキを踏みたくなります。63分の鎌田大地の絶妙なクロスを、走り込んだマクニールが右隅にプッシュしていれば、スパーズは苦しんだのではないでしょうか。リーズとのアウェイゲームで、アタッカーがゴールを重ねて4連勝となったら、テンションが上がっている記者たちに乗っかりましょう。

最後に、ひとつだけ。選手たちとの食事会で自腹を切ったデ・ゼルビ監督は、「素晴らしい強化策でしたね」と称えられるべきでしょう。このうえは、前線の選手限定のパーティーをこっそりやってみてはいかがでしょうか。いや、逆ですね。ストライカーたちがゴールを量産し始めたら、「例の食事会か…」とつぶやくのが正しい見方というものです。来週は、いかに?


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“【Tottenham×Crystal Palace】「スパーズは上位に復帰する」…記者たちの見解にささやかな反論を。” への2件のフィードバック

  1. ラムズデル より:

    スパーズ敗戦時には嬉々として記事を書き、勝利時には記事を書かないor素直に認めない偏愛ぶりが相変わらずですね!笑

    • makoto より:

      そんなことはないです。最近も。
      https://premier-league.net/tottenham/35808/

      優勝やTOP4争いをしているチームを優先しがちなので、
      直近はチェルシーやヴィラに比べて記事が少なめなのは事実です。

      スパーズは、ポチェッティーノ監督の頃から応援してました。
      当時、エリクセンが大好きだったので、
      マンチェスター・ユナイテッドに来てくれたときはワクワクしました。

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