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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

決定機逃し2回、自陣でミス3回…アーセナルの自作自演の接戦は、終盤の2発で何とか勝利!

プレミアリーグは4位チェルシーに12ポイント差で、6位のエヴァートンとは8ポイント差。来季の欧州へのチケット獲得が厳しくなったアーセナルにとって、ヨーロッパリーグは最も重要なステージになりつつあります。ラウンド16の相手は、2年前に苦杯を嘗めたオリンピアコス。延長戦のセットピースでエル・アラビを見失ったダヴィド・ルイスと、ラストチャンスでタッチミスを犯したオーバメヤンにしてみれば、リベンジを果たしたい相手です。

アルテタ監督のスタメンは、コンディション重視と考えればいいのでしょう。GKレノ、DFベジェリン、ダヴィド・ルイス、ガブリエウ・マガリャンイス、ティアニー。2センターはジャカ&トーマス・パーティー、2列めにサカ、ウーデゴーア、ウィリアン、最前線にオーバメヤンが入る4-2-3-1です。3分に左からティアニーがオーバーラップし、いきなり決定機。丁寧に蹴ったグラウンダーがフリーのウーデゴーアの足元に入りますが、プレミアリーグでノーゴールのプレーメイカーは右に外してしまいました。

6分、ウーデゴーアのパスでベジェリンが右から上がり、クロスをヘッドで叩いたのはオーバメヤン。決まったかと思われた一撃は、1月までチームの一員だったパパスタソプーロスに当たり、GKジョゼ・サが左手で触ってクロスバーにヒットします。14分のティアニーの高速クロスは、中央に入ったサカが打てず、ウーデゴーアの落としを叩いたトーマス・パーティーのダイレクトショットは浮いてしまいました。18分のダヴィド・ルイスのFKは、ジョゼ・サの正面。21分、ウーデゴーアのバックパスをボックス手前でさらったブルーマのシュートは、レノが冷静に押さえました。

24分のオーバメヤンのFKも、ジョゼ・サが動かずにキャッチ。1分後にやや右から狙ったジャカのFKは、壁を越えず。32分にボックス左に流れたオーバメヤンは、切り返しからのシュートをブロックされますが、2分後に若き司令塔が決めた先制ゴールは鮮烈でした。正面で受けたジョゼ・サが弾けず、頭に当てた左足の無回転ミドル!アーセナルで初めて決めたフィニッシュは、大事なヨーロッパリーグの貴重なアウェイゴールです。

40分、今度はダヴィド・ルイスが自陣ボックス内でキックをカットされるイージーミス。焦ったマスラスが右に外してくれたため、プレミアリーグ10位は0‐1のままでハーフタイムを迎えました。後半の最大の興味は、サカとウィリアンのカットインを止められずにFKを大盤振る舞いしていたオリンピアコスが、中盤の守備を改善できるかどうかです。53分、ティアニーとオーバメヤンが絡んで左サイドを崩しにいくと、クロスのクリアに反応したサカのボレーは枠に飛びませんでした。

トーマス・パーティーはプレー続行が難しくなったのか、55分にダニ・セバージョスにスイッチ。入った直後にレノのパスを受けた8番が奪われ、2年前のセカンドレグで決勝ゴールを喰らったエル・アラビに同点ゴールをゲットされてしまいました。1-1となってからは、ホームチームの速攻が目立つようになりました。66分に右サイドを完全に崩し、ランジェロヴィッチのグラウンダーがエル・アラビに届くと、ゴール前の渋滞を気にしたボレーはベジェリンの足をかすめて右に外れました。

71分のガナーズの波状攻撃は、ウーデゴーアのシュートが紅白の壁に当たって勝ち越しならず。75分のウィリアンのミドルは、左に逸れていきます。79分、ショートコーナーからウィリアンがクロス。ガブリエウ・マガリャンイスの打点の高いヘッドが右のサイドネットに決まり、アーセナルが再度リードしました。アルテタ監督は、1-2とした直後にウーデゴーア、サカ、ウィリアンを一気に下げ、ニコラ・ペペ、スミス・ロウ、エルネニーを投入。85分にエルネニーの強烈なミドルが右隅を襲うと、ジョゼ・サは弾き切れず、ギャップは2点に広がりました。

88分、オーバメヤンに代わってラカゼット。もう1点獲れれば、セカンドレグで逆転という希望を叩き潰せたのですが、ラカゼットが仕掛けた速攻はスミス・ロウとの意志の疎通がありませんでした。1-3、アーセナル快勝…といいたいところですが、「実力差があるチームの対戦だったのに、強者がドラマティックな展開を演出した」という印象です。

決定機逃し2回、自陣でのミス3回…自作自演の接戦は、0‐5で勝てたでしょう。オリンピアコスはCBの前にスペースが空くという弱点を最後まで修正できず、指揮官に指示されたであろうエルネニーがうまく使って勝負を決めてくれました。週末のノースロンドンダービーで、ハリー・ケイン、ガレス・ベイル、ソン・フンミンの前でやらかせば、その都度決められてしまうはずです。フィールドの選手たちに、「無理な体勢で中に蹴らないこと」「相手に囲まれたらGKに戻すこと」と釘を刺しつつ、レノには無理めのパスを避けていただくよう、お願い申し上げたいと思います。

それにしても、凄かったですね、ウーデゴーア!


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