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ついにディレクター制導入!マンチェスター・ユナイテッドがマータフFDとダレン・フレッチャーTDの就任を発表!

マンチェスター・ユナイテッドが、かねてから懸案だったテクニカルディレクターの導入を発表しました。2020年10月にU-16チームのコーチに就任し、今年の1月からはトップチームに加わっていたダレン・フレッチャー。プレミアリーグ制覇5回、リーグカップ優勝3回、チャンピオンズリーグとFAカップも制した黄金時代を知るレジェンドです。2013年から新戦力の獲得やアカデミー改革に携わってきたジョン・マータフさんが、同時にフットボール・ディレクターに就任しており、フレッチャーTDとタッグを組んで長期的なチーム作りを推進していくことになります。2人のディレクターの役割について語るエド・ウッドワードCEOのコメントを紹介しましょう。

「クラブのフットボール部門の運営は、大きく前進した。アカデミー出身の選手のファーストチーム昇格や、新選手の獲得を見ればわかるだろう。ジョン(・マータフ)は、これら近年の強化に深く携わってきており、育成に関する知見も深い。彼の仕事によって、アカデミーに所属する若い選手がファーストチームで活躍する伝統を継続できている。そのリーダーシップや経験が評価され、自然な流れで新たな役職に就任することになった」

「ダレンは現役時代から抜きん出ていた。アカデミーからファーストチームに上がり、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグを制覇した。周囲からリスペクトされており、クラブにとって重要なDNAを理解している。初めて導入した新たなポジションでは技術的なアドバイスを担い、円滑なコミュニケーションによってチームに哲学をもたらす存在となる」

マータフさんが、フットボール部門を統括する責任者となったのは2016年。ジョゼ・モウリーニョを招聘し、イブラヒモヴィッチ、ポグバ、ムヒタリアン、バイリーといったビッグネームを獲得したシーズンです。2017-18シーズンの補強は、イブラヒモヴィッチが推薦したリンデロフ、モウリーニョがほしがったルカク&マティッチ、ライバルから強奪したアレクシス・サンチェスとツテ・コネ全開感がありましたが、フレッジを得た2018年以降は、より的確な人選となった感があります。

2019-20シーズンのダニエル・ジェームズ、ワン=ビサカ、マグワイア、ブルーノ・フェルナンデスは革命的な大当たり。昨年の1月にスポルティングCPからやってきたブルーノは、プレミアリーグ42試合24ゴール19アシストという出色の数字を残しており、指揮官が微妙な交代カードを切ってもエースが何とかしてくれるチームとなりました。今シーズンのファン・デ・ベーク、アレックス・テレス、エディソン・カバーニ、ファクンド・ペリストリ、アマド・トラオレも、オランダ人MFがフィットしてくれさえすれば文句なしです。

48歳になる新FDのチームへの貢献は、戦力の補強に留まりません。エヴァートンでスポーツサイエンティストとして活動していたときのノウハウを用いて、データサイエンスに基づいた戦略設計のベースを構築。マーカス・ラシュフォード、スコット・マクトミネイ、メイソン・グリーンウッド、アクセル・トゥアンゼベ、ブランドン・ウィリアムズ、ディーン・ヘンダーソンといった若手をトップチームに昇格させたのもマータフ新FDのお手柄です。アマド・トラオレ、ペリストリ、ショアタイアら今季から加わったヤングスターたちが、どんな成長を遂げてくれるかが楽しみです。

新体制を公表したマンチェスター・ユナイテッドは、指揮官の役割についても触れています。「オーレは、ジョンの手元に届くスカウティング情報やデータ分析などを参考にしながら、補強に関するプロセスに関わっていく。マット・ジャッジが新たに設けられた折衝部門のディレクターに就任し、レポートを配信する」。リリースの行間から、スールシャール監督の残留が既定路線であることが窺えます。なるほど…。

以前からトップチームを育てた経験がある指揮官の招聘を期待していたのですが、1月にプレミアリーグ首位の座に立ち、2シーズン連続でCL出場権獲得を実現しようとしている監督を切る理由はどこにもありません。このたびは、ジョゼ・モウリーニョの強硬な反対によって頓挫していたディレクター制が、スールシャール監督の提言もあってようやく実現したことを喜ぶのみとしましょう。ジョン・マータフFDならびにダレン・フレッチャーTD、来季こそはプレミアリーグとチャンピオンズリーグを勝ちにいけるチームを築き上げてください。今後とも、よろしくお願いいたします。(ダレン・フレッチャー 写真著作者/Gordon Flood)


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