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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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90分、フォーデン決勝ゴール!ドルトムントに競り勝ったマン・シティが悲願達成に向けて1歩前進!

悲願のビッグイヤー獲得まで、残すところ3ラウンド。ペップ・グアルディオラがドルトムントに勝てば、マンチェスター・シティの監督就任以来初のベスト4進出です。プレミアリーグのレスター戦でベンチスタートだったジョン・ストーンズ、ギュンドアン、フォーデン、ジョアン・カンセロが先発に復帰。劣勢になれば、スターリング、ガブリエウ・ジェズス、アグエロのいずれかが早い時間に投入されるはずです。

ペップが今日の11人を選んだ意図は、アーリング・ブラウト・ハーランドを擁するクラブにアウェイゴールを許さないことでしょう。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、ルベン・ディアス、ジョアン・カンセロ、MFロドリ、ギュンドアン、デブライネ、FWマフレズ、ベルナルド・シウヴァ、フォーデン。キックオフから攻勢だったドルトムントは、7分に最初のチャンスをつかみました。中央でキープしたハーランドが左のべリンガムを使うと、縦に持った17歳の左足シュートはエデルソンが左に飛んでセーブ。中盤を制圧しようとするマン・シティに対して、アウェイチームはハーランドに楔のパスを当てるシンプルなアタックで応戦しています。

プレミアリーグ首位チームの先制ゴールは19分。自陣でインターセプトに成功したマフレズがデブライネに預けると、ドリブルで左から上がったプレーメイカーは外のフォーデンにパスを通します。最初のグラウンダーは、逆サイドにいたマフレズへ。ゴールライン際でキープしたレフティがニアに転がすと、左から入ってきたデブライネのボレーがネットに突き刺さりました。ボルシアMGとのホームゲームでも決めているプレーメイカーは、今季CL4戦2ゴール4アシスト。すべてのゲームで、ゴールに関与しています。

23分、自陣でボールを持ったロドリが、ボックス手前でハーランドにパスカットされる致命的なミス。ストライカーの脇にいたゲレイロがラインの裏に浮かすと、飛び出したマルコ・ロイスは1歩及びません。29分、デブライネのFKがファーのロドリへ。エムレ・ジャンがカットしようとして出した右足が16番の太腿に入ったとして、PKが宣告されますが、オンフィールドレビューによってファールは取り消されました。37分、ゲレイロから縦に入ったボールにエデルソンが先着し、トラップして蹴ろうとした瞬間、べリンガムがカットして無人のゴールにゲット。同点かと思われたシーンは、若きアタッカーがファールを取られてノーゴールです。

45分、左サイドのジョアン・カンセロが中央にロングフィードを通すと、ベルナルド・シウヴァの落としを叩いたマフレズのダイレクトショットは、フンメルスの足に当たってGKヒッツがキャッチ。ドルトムントの激しいチャージに悩まされたマン・シティですが、ハーフタイムで1-0なら文句はないでしょう。後半開始直後の48分、ダフードの速い縦パスでハーランドとルベン・ディアスが駆けっことなります。プレミアリーグ屈指のCBを弾き飛ばしたエースがエデルソンと向き合うも、素晴らしいダッシュでコースを狭めたGKがビッグセーブ。52分にフォーデンが右から持ち込んで打ったシュートは、ニアポストの外を抜けていきました。

59分、ベルナルド・シウヴァに代わってガブリエウ・ジェズスが最前線に入ります。65分にデブライネが右サイドから抜け出し、中央のフォーデンに完璧な折り返しが届きますが、左足のボレーはGKが足でブロック。こぼれ球に先着したジョアン・カンセロのシュートは、右に切れていきました。カウンターから2点めを狙うマン・シティの攻撃陣はハーフラインを越えたあたりでつぶされ、スコアは変わりません。ペップが動かなかったのは、バランスを崩したくなかったからでしょうか。

84分、戻ってパスを受けたハーランドが、振り向きざまに絶妙なスルーパスをマルコ・ロイスに通します。ボックス左でフリーになったウインガーが、冷静に右隅に決めて1-1。このまま終わればセカンドレグを厳しい条件で迎えることになるマン・シティは、最後まで諦めませんでした。90分、右からファーにロングフィードを上げたのはデブライネ。ムニエが触れず、裏にいたギュンドアンに通る絶妙なボールで、ボックス左は2対1になりました。ギュンドアンの落としを受けたフォーデンが、ボレーを右隅に転がして2-1。マンチェスター・シティは、苦しかったホームゲームを何とか勝利で終えました。

最後のハーランドに素晴らしいパスを出され、アウェイゴールを献上してしまいましたが、フォーデンの決勝ゴールでセカンドレグはドローOKとなりました。パワーと判断スピードの速さを兼ね揃えた20歳のストライカーを完封するのは難易度の高いミッションですが、今季プレミアリーグで独走のベースとなった堅守で、クリーンシートを実現していただければと思います。セカンドレグは14日。悲願達成まで、あと4つです。


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“90分、フォーデン決勝ゴール!ドルトムントに競り勝ったマン・シティが悲願達成に向けて1歩前進!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    1ー1のドローでセカンドレグに臨むという最悪の事態はなんとか避けることができました。フォーデン殊勲の勝ち越しゴールは値千金です。makotoさんご指摘の通り次戦は有利な状況で臨めますね。

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