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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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CLのホームでノーゴールだったマン・ユナイテッドが、追加タイムの1発で何とか勝ち抜け…!

プレミアリーグ13節のクリスタル・パレス戦で痛恨のスコアレスドロー。今ひとつ調子が上がらないマンチェスター・ユナイテッドですが、チャンピオンズリーグではグループHのアウトサイダー、ヤングボーイズに完勝してラウンド16進出を決めていただければと期待しています。さっそく、モウリーニョ監督のスタメンをチェックしてみましょう。GKデ・ヘア、DFバレンシア、スモーリング、フィル・ジョーンズ、ルーク・ショー。フェライニ、フレッジ、マティッチが中盤に並び、前線はリンガード、ラシュフォード、マルシアルです。プレミアリーグ7試合ノーゴールのルカクと、土曜日に途中交代となったポグバはベンチスタートです。

5分、マンチェスター・ユナイテッドに最初の決定機。右から流れてきたボールをルーク・ショーがダイレクトでスルーパス。ラインの裏に抜け出したラシュフォードが、GKバルムースの頭越しにループシュートを放つもクロスバーを越えてしまいます。ベンチの前で首を振るジョゼ・モウリーニョ。直後の左からのアタックは、中にいたフレッジに渡ってミドルシュートがゴールを襲いますが、バーすれすれで枠を外れます。ヤングボーイズはカウンター狙い。2対2の危ないシーンは、フィル・ジョーンズの厳しいチェックで中に入れさせません。

14分、リンガードのスルーパスでボックス左に出たラシュフォードは、左足のシュートがGKの正面。今日のマンチェスター・ユナイテッドはダイレクトパスが多く、マルシアルが左サイドを制圧しています。25分、最後方からの縦パスでリンガードが右から抜け出しますが、ラシュフォードへのラストパスはミスキック。スモーリングからの楔をリンガードがヒールで流し、ラシュフォードが中央から放ったミドルは左に切れていきます。サイドを崩し切れないホームチームは、ミドルシュート以外に有効な手立てがありません

36分、ムバブのグラウンダーを左に持ち込んだスレイマニの左足シュートは、DFにヒット。ラシュフォードが左サイドを突破した41分のカウンターは、フェライニへのラストパスがずれてしまい、戻って拾ったフレッジのシュートが左に外れます。直近の3試合はセットピース以外のゴールがないマン・ユナイテッドは、週末のプレミアリーグに続いて前半をゼロで終えました。

セカンドハーフの序盤も、ホームチームがボールを支配しますが、クロスを入れられる形を創れず。55分にマティッチが斜めのパスをマルシアルに通すと、脇にいたラシュフォードが左足で打った一撃はニアに外れます。1分後、マルシアルのシュートがブロックされて高く上がったボールは、リンガードと競ったGKバルムースが触れず、こぼれたボールを蹴ったフェライニのボレーは無人のゴールの上に浮いてしまいました。63分にマルシアルがドリブルで仕掛け、ボックスの手前で横に流すと、リンガードの強烈な一撃はGKの正面です。

64分、リンガードとフレッジに代わり、ルカクとポグバが登場。66分にポグバが巧みなタッチでアービシャーをかわし、中のラシュフォードにパスを通したチャンスは、左足のシュートがポストの外です。69分、ルカクが起点のカウンターは、左から突っかけたマルシアルがマークを外せずフィニッシュはDFがブロック。1分後、CKを左足で叩いたウリセス・ガルシアのボレーがスモーリングとムバブに当たってゴールに転がりますが、デ・ヘアが右手を伸ばして掻き出すビッグセーブでピンチを脱します。74分に右から上がったフェライニのクロスは、ルカクのヘッドが右にアウト。バレンシアと代わったマタが、自陣で守備に忙殺されていてはゴールは望むべくもありません。

80分、ポグバがボックス右に浮かしたボールをフェライニがヘッドで折り返すと、マタのボレーは押さえが効かず枠の上。縦パスを通せなかったポグバは下を向いています。最終盤に、決め方の明確なイメージが感じられたのは6番のプレイのみ。グループステージ3試合ノーゴールという不名誉な記録を目前にしていたマンチェスター・ユナイテッドは、追加タイム1分に初めての1発を決めました。ルーク・ショーの放り込み。ルカクがヘッドで流したボールをトラップしたフェライニが、背負っていたベニートをかわして振り向きざまのシュートを左隅に収めました。1-0、辛勝。バレンシアがユヴェントスに敗れたため、プレミアリーグ7位がグループステージ突破を決めました。

意志の疎通が合わないシーンがあまりにも多かったマン・ユナイテッド。クロスの精度は相変わらず低く、上がったフェライニを使おうとしていたのはポグバのみで、ルカクにどう決めさせるのかも不明確でした。終盤の彼らは、「自信喪失」「意気消沈」という言葉が浮かぶほどの淡白な戦いぶり。CLが最悪の結果に終わらなかったことが、唯一の収穫でした。この状態で、2週間後のプレミアリーグでアーセナルとぶつかるのかと思うとひたすら不安ですが、今はただ、デ・ヘアとフェライニに感謝しましょう。いやー、厳しい…。

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“CLのホームでノーゴールだったマン・ユナイテッドが、追加タイムの1発で何とか勝ち抜け…!” への3件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    ラッシュフォードのフィニッシュ能力があいかわらずひどすぎますね。
    1対1の場面で決めれた試合を見たことがない。
    期待の若手なのは理解していますがこの選手が10番でDFのファーストチョイスがスモーリングという時点で今のユナイテッドの現状の酷さがわかります。
    冬の補強が今から楽しみですね。
    このクラブのフロントならまさかの補強0も十分に考えられますが。

  2. 京都一のMUFCファン より:

    帰陣するときのスモーリングの軽やかなジョギング、マティッチの疲労感になかなかストレスを感じるこの数ヶ月。

    …勝てて良かった!!!
    ファギーの笑顔も見れたし何より。

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    ラッシュフォードはほんとねぇ。
    チームとしてのチャンス創出力も問題だけど、やっぱ決めるとこ決めてくれないとさぁ。

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