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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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圧巻マネ&ファン・ダイク!リヴァプールがアウェイでバイエルンをねじ伏せ、ベスト8進出!

アンフィールドではスコアレスドロー。直近のプレミアリーグ5試合で2失点のリヴァプールと、ブンデスリーガ2戦11発でついに首位に立ったバイエルンが、アリアンツ・アレナで決着をつけようとしています。敵地に乗り込んだクロップ監督の11人は、ほぼ予想通り。GKアリソン、DFアーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン。中盤にミルナー、ヘンダーソン、ワイナルドゥム、最前線はもちろんサラー、フィルミーノ、マネです。立ち上がりのレッズは、サラーが左でマネが右。相対するラフィーニャやダヴィド・アラバとの相性を考慮した布陣なのでしょうか。5分を過ぎても、両者ともチャンスはなし。プレミアリーグ制覇をめざすチームは、前線からプレスをかけてパスコースを絞りにいっています。

足を痛めたヘンダーソンは、大丈夫だったようです。14番がピッチ脇で治療を受けている間、ラインを下げていたアウェイチームは、8分にパスミスを拾ったチアゴにダイレクトショットを許しますが、これはアリソンの頭上にアウト。11分にラインの裏に出たレヴァンドフスキは、ファン・ダイクのチェックを受けてタッチミスを犯してしまいます。ヘンダーソンはやはり走れないようで、13分にファビーニョにチェンジ。バイエルンのポゼッションは70%に達しようとしています。20分までシュートゼロのアウェイチームは、フィルミーノやマネが前を向いてドリブルするシーンすらありません。

25分、サラーが前線に浮かしたボールをフィルミーノがハーフボレーで狙いますが、惜しくもポストの右。1分後、ファン・ダイクの素晴らしいロングフィードが前線のマネに届きました。トラップは完璧、飛び出したノイアーの逆を取るフェイントでフリー。左足のループシュートが右隅に吸い込まれ、バイエルンは勝ち抜けまで2点が必要となりました。34分、サラーが右サイドで粘り、サイドチェンジから左に戦場が変わると、マネの縦パスで抜け出したロバートソンの左足シュートはノイアーがセーブ。バイエルンが追いついたのは、39分でした。ズーレのロングフィードからロバートソンを振り切ったニャブリが中央に速いボールを入れると、レヴァンドフスキの前にいたマティプがクリアできず、ゴールに突き刺してしまいました。

44分のアラバのFKは、アリソンの正面。プレミアリーグ最少失点のチームにとって、1-1のハーフタイムは悪くありません。押していたのはバイエルンですが、オンターゲットは1対2。次のゴールが、勝負のターニングポイントとなりそうです。後半の立ち上がりは、互角の展開。48分にマネが右のサラーにつないだカウンターは、プレミアリーグ17ゴールのエースのミドルをノイアーが冷静にセーブします。レッズがサイドを制する時間が続きますが、クロスは味方に通らず。61分にニャブリが右サイドを突破すると、ニアに飛び込んだレヴァンドフスキは触れませんでした。

コヴァチ監督は、61分にリベリーを諦めコマンを投入。68分、ミルナーのCKが中央に上がると、フンメルスに競り勝ったファン・ダイクのヘッドが左隅に突き刺さりました。残り20分、アウェイチームが1点リード。71分にCKの折り返しをプッシュしたマネのヘッドは、枠の手前でブロックされます。72分、ハビ・マルティネスが下がってレオン・ゴレツカ。75分にフィルミーノが仕掛けたカウンターは、ズーレをかわしたサラーがフンメルスにチェックされ、こぼれ球に迫ったマネとノイアーはGKが先着しました。79分、ハメス・ロドリゲスに代わってレナト・サンチェス。スウォンジーでプレミアリーグを経験したMFは、縦への推進力が求められています。

80分、フィルミーノのミドルはノイアーがキャッチ。コマンのパスを受けたレナト・サンチェスのミドルは左に外れました。クロップ監督の最初のカードは、83分にフィルミーノをオリギ。勝負が決したのは、84分でした。中央にいたオリギが右のサラーに預けると、左足でふわりと浮かしたボールに飛び込んだのはマネ!ヘディングシュートはファン・ダイクと同じコースに吸い込まれ、バイエルンに5分で3点というハードなミッションが突き付けられました。

ララナに後を譲ったミルナーがクロップ監督と熱いハグ。後半のシュート数は3対6でアウェイチームのほうが多く、コマンとニャブリのドリブルしかなかったチームは、自らの力でゴールを決められませんでした。レッズ、1-3快勝!ブンデスリーガのクラブに5勝1分のプレミアリーグ勢は、全チームがベスト8進出となりました。

直近のプレミアリーグで8戦8発と絶好調のマネが2ゴール、レヴァンドフスキを封じたファン・ダイクは1ゴール1アシスト。プレイ選択が的確だったワイナルドゥム、CBを助けたファビーニョ。攻守のキーマンが活躍したレッズは、チームとしての完成度で上回ったのではないでしょうか。後半の彼らに敗れる可能性は感じられませんでした。今季の彼らなら、この結果は順当といっていいのではないかと思わせる、リヴァプールらしい極上の快勝劇でした。素晴らしい!

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“圧巻マネ&ファン・ダイク!リヴァプールがアウェイでバイエルンをねじ伏せ、ベスト8進出!” への4件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    見事な勝利!チームの全員を讃えたいと思います。
    直近のバイエルンはかつての強さを取り戻していたので
    正直不安でした(苦笑)
    やはり先制点が効きましたね。スタッツ見てもしっかり相手を抑え込みオンターゲットも1本とDF陣が素晴らしい働きをしてくれました。サラーはゴールこそ決められませんでしたが、しっかりアシストも決めますから仕事してます。そしてマネですね今の彼は最高潮でチームのエースといっても過言ではないと思います。強いチームを倒してのベスト8は自信になるでしょう!

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    去年一昨年までは バルサバイエルンpsgレアルにあたったらそこでcl終わりみたいなところありましたが 一気に立場が逆転して4チーム全部ベスト8 嬉しいですね

  3. Joe より:

    次はプレミア同士当たらないで欲しいけど、そうもいかないんだろうな。監督の質も上がってきて、いよいよプレミア時代突入かな。切実に枠を増やしてほしい。

  4. livs より:

    アウェイで快勝してのベスト8進出うれしいです。ファンダイクがことごとくハイボールをはじき返してくれて、前線に起点を作らせず1stlegよりピンチは少なかったように感じました。本日の抽選楽しみです!!

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