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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

PK失敗を打ち消す同点ゴール!バイエルンとの2戦で連続ゴールのハーランドに、昨季王者の撃破を期待!

チャンピオンズリーグ2021-22シーズンの準々決勝は、土壇場の同点ゴールで延長戦に持ち込まれたチェルシーが、2試合トータル4-5で敗退。準決勝のマンチェスター・シティは、90分まで5-3でリードしながら、最終盤のロドリゴの2発と延長戦のベンゼマのPKでひっくり返されました。

ファイナルでリベンジを狙ったリヴァプールは、天敵ヴィニシウスに決められて1-0の惜敗。プレミアリーグの3クラブを次々と撃破し、頂点に立ったレアル・マドリードは、今季も2つを返り討ちにしています。ラウンド16ではリヴァプールに2-5、1-0。準々決勝ではチェルシーに2-0、0-2で連続ダブル。準決勝の相手は、アーリング・ハーランドが加わったマン・シティです。

初めてのプレミアリーグで、28戦32発。モハメド・サラーが2017-18シーズンに打ち立てた38試合制のシーズン最多ゴールに並んでいます。チャンピオンズリーグは、7戦11発。ライプツィヒと戦ったラウンド16のセカンドレグでは1試合5発という離れ業をやってのけ、バイエルンとのホーム&アウェイでも2ゴール1アシストで勝ち抜けに貢献しました。

エティハドのファーストレグでは、2-0の76分にダメ押しゴール。ベルナルド・シウヴァのクロスをジョン・ストーンズがヘッドで右に送ると、右足のスライディングボレーでGKゾマーの脇を抜きました。1-1で引き分けたアリアンツ・アレナのゲームは、PK失敗と同点ゴールという2つのハイライトを提供しています。

PKを打ち上げるという珍しいシーンを目撃したのは37分。ギュンドアンのシュートにウパメカノが左腕を上げて触った瞬間、レフェリーは即座にスポットを指差し、CBにイエローカードを突き付けました。ゾマーは右に来ると読み、ストライカーの選択はど真ん中。問題は高さだけだったのですが、ボールはクロスバーを越えていきました。

4強進出を決定的にするチャンスを活かせなかったゴールマシンは、57分に失敗をなかったことにしてしまいました。右からのグラウンダーをエデルソンが弾き、ジョン・ストーンズが前線にクリアすると、これぞカウンターのお手本と叫びたくなる鮮やかなアタックがスタートします。

ハーランドとデ・リフトが競り合い、落ちたボールを拾ったデブライネがドリブルで上がり、左に流れたハーランドにラストパス。2試合連続で失点のきっかけとなっていたウパメカノは、足を滑らせて転倒し、危険なストライカーをゾマーの前に招待してしまいました。GKの右を抜く強烈な一撃がネットに刺さり、バイエルンの一縷の望みをつぶしました。

デブライネからハーランドのホットラインは、プレミアリーグでぶっちぎりTOPの8ゴール。モドリッチ、トニ・クロース、バルベルデは、キラーパスやピンポイントのクロスを供給するプレーメイカーのコースを切らなければなりません。

エル・ブランコを最後に倒したプレミアリーグのクラブは、2020-21シーズンの準決勝で当たったチェルシーです。アンチェロッティが率いる老獪なチームが、2年連続でプレミアリーグ勢の3ラウンド連続撃破を成し遂げるのか。マン・シティがリベンジを果たし、悲願のビッグイヤー獲得を実現するのか。ハーランドが2試合とも完封されるという展開は考えにくいのですが…!


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