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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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オンターゲットがたった2本の塩試合は想定内?アーセナルが無敗でCLのセミファイナルに進出!

エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデのファーストレグは、終了間際のカイ・ハヴェルツのゴールで0-1の勝利。ノースロンドンで迎え撃つアーセナルは、クリーンシートで終えれば2年連続のCLベスト4進出が決まります。直近の公式戦4試合で1勝3敗と不振のホームチームは、先発メンバーの過半が昨夏の新戦力で、総合力が問われる一戦です。

まずは、アルテタ監督の布陣を確認しておきましょう。GKラヤ、DFモスケラ、サリバ、ガブリエウ、インカピエ。MFズビメンディ、デクラン・ライス、エゼ、FWノニ・マドゥエケ、ギョケレス、マルティネッリ。ブカヨ・サカとユリエン・ティンバーはベンチに入っておらず、サイドアタックを強化したい展開になったら、ダウマンとトロサールが起用されるのでしょう。

開始2分にカウンターを仕掛けたのはエゼ。右からスプリントしてパスをもらったギョケレスは、リターンをカットされました。アーセナルのビルドアップに対して、スポルティングCPのプレスは2~3枚で、モスケラとインカピエは空いています。6分にゴールライン際を突破したエゼも、直後に左から仕掛けたマルティネッリも、打てるボールを出せませんでした。

12分に左からのミドルをブロックされたデクラン・ライスは、こぼれ球を拾われたときには、既に自陣に戻っています。サリバのフィードをカットしたヒュルマンドが、右のトリンコンにつないだのは18分。ボックスの入り口から放った左足のシュートは、ファーに逸れていきました。直後のラヤのキックで競り負けたノニ・マドゥエケは、すぐに奪って前線にパスを通しました。

ギョケレスの強烈な一撃は、惜しくもバーの上。22分のFKからエゼのシュートがブロックされると、最終ラインでカウンターを止めたのはマルティネッリでした。エゼの素晴らしいスルーパスで、ズビメンディがボックス左に出たのは29分。ニアに詰めたギョケレスのタッチは、ゴンサロ・イナシオが足に当ててCKです。

40分のラヤのミスキックを拾ったペドロ・ゴンサウヴェスは、焦って出したラストパスを回収されました。43分にボックス左でキープしたのはマキシミリアーノ・アラウーホ。モスケラを抜かずに右に浮かしたクロスに、走り込んだジェニー・カタモはフリーです。左足のボレーは決まりかと思ったのですが、アウトにかかったボールは左のポストを叩いて外に流れていきました。

追加タイムにエゼが左足で打ったミドルは、ルイ・シウヴァの頭上を越えてアウト。前半のポゼッションは59%対41%、シュートは7対3とアーセナルがリードしていますが、決定機の数はイーブンです。後半の立ち上がりは、スポルティングCPのポゼッション。47分にボックス左でモスケラをかわしたマキシミリアーノ・アラウーホは、右足のシュートをファーに外しています。

50分にボックスの手前でキープしたエゼは、パスと見せかけて左隅を狙った鋭いシュート。ボールはルイ・シウヴァの前を抜けて、外に切れていきました。アーセナルのゴールが減った理由のひとつは、CKの質が落ちたからでしょう。デクラン・ライスのキックはファーでクリアされるか、GKの守備範囲に飛んでいます。

ノニ・マドゥエケが2人を抜いて、クロスを上げたのは55分。クリアをエゼが後ろに落とすと、マルティネッリのボレーはバーを越えていきました。アルテタ監督は、ここでギョケレスを下げてカイ・ハヴェルツを投入。57分に右サイドでドリブルを始めたノニ・マドウエケは、ボックス左にまわり込んで打ったシュートをニアに外し、頭を抱えています。

60分にペドロ・ゴンサウヴェスと激突したノニ・マドウエケは、右足を押さえてピッチの外へ。代わって入ったのは、ダウマンです。72分のラヤのフィードをカイ・ハヴェルツが頭で落とすと、エゼのボレーはミスキック。終盤の失点が増えているアーセナルにとって、ここからの20分は集中力を求められる時間です。

79分、エゼとマルティネッリに代わってジェズスとトロサール。83分のダウマンのCKをファーで合わせたトロサールのヘッドは、ニアポストにヒットしました。ポゼッションを取りながら時間を遣ったアーセナルは、94分のシモンエスのシュートにヒヤリとさせられたものの、クリーンシートでタイムアップを迎えました。

ポゼッションは50対50、シュートは15対8ですが、オンターゲットは1対1の塩試合。盛り上がるシーンはノニ・マドゥエケのドリブル、マルティネッリの守備、ラヤのパスミスぐらいで、マンチェスター・シティ戦の前にゴールを見たかったグーナーはモヤモヤしているのではないでしょうか。デクラン・ライスはパス成功率97%、ズビメンディはデュエル全勝と安定稼働でした。

ツッコミどころは多々あれど、10勝2分でセミファイナル進出は素晴らしいのひとことです。アトレティコ・マドリードには10月に4-0で勝っており、インターナショナルブレイクから眠り続けている前線が奮起すれば、勝てない相手ではありません。アーセナルは絶不調という声には、「あちらも直近の6試合は1勝5敗」と事実で切り返しましょう。堅守を武器に、ファイナルへ!


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