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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

圧巻ウーデゴーア、2戦連続の決勝ゴール!ナポリを圧倒したアーセナル、必然の勝利!

アストン・ヴィラはクラブ・ブルッヘに2-3、マンチェスター・シティはポルトに0-2の完勝。チャンピオンズリーグのプレミアリーグ勢は、順調なスタートとなっています。本日の2試合はナポリVSアーセナル、リヴァプールVSアトレティコ・マドリード。スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナに乘り込んだガナーズは、日曜日のチェルシー戦から4枚をスイッチしています。

GKラヤ、DFベン・ホワイト、コンサ、ガブリエウ、インカピエ。中盤センターはデクラン・ライスとミケル・メリノ、2列めにサカ、ウーデゴーア、エゼ、最前線にギョケレス。ブルーノ・ギマランイスは、この試合もベンチでキックオフを迎えています。立ち上がりのポゼッションはナポリ。ギョケレスとウーデゴーアは、ファイナルサードでプレスをかけています。

5分の波状攻撃は右サイドからで、エゼはセンターに絞り、インカピエはボックスに入ってクロスを待っています。7分に右からオーバーラップしたベン・ホワイトのクロスは、GKメレットがキャッチ。直後にギョケレスのパスを足元に収めたエゼは、左足のシュートをディ・ロレンツォの足に当てました。ナポリの中盤は、赤いシャツに持たせてスペースを埋めています。

13分に左に出たギョケレスのクロスは右足アウトで、サカはオーバーヘッド。アウェイチームの前線は、余裕が感じられます。15分に中央に走り込んできたデブライネの強烈なミドルは、ラヤが正面でセーブ。1分後、ベン・ホワイトのミスキックをカットしたポリターノの左足シュートも、プレミアリーグのゴールデングローブの守護神が冷静に懐に収めました。

22分の決定機の仕掛け人はブカヨ・サカ。ファーに浮いたクロスをエゼが頭で折り返すと、ミケル・メリノのヘッドはメレットが上に弾き出しました。ショートコーナーから短いパスがつながり、ウーデゴーアのパスを受けたミケル・メリノが左で空いていたベン・ホワイトにラストパスを通しますが、SBの淡白なフィニッシュはメレットが悠々とキャッチしています。

28分、ウーデゴーアのフィードをミケル・メリノがスルーし、エゼがキープ。ポリターノをかわして打った鋭いシュートは、ニアポストの脇を抜けていきました。サカ、ウーデゴーア、ベン・ホワイト、サカとつながった29分の崩しは、中央に入ったサカのボレーがうまく当たらなかったものの、今までのアーセナルに見られなかったハイテンポなコンビネーションでした。

35分、デクラン・ライスが右から放ったミドルはクロスバー越え。39分に右からカットインしたポリターノにはガブリエウが着いており、ラヤの守備範囲に打つしかありませんでした。45分には、ウーデゴーアの縦のスルーパスで抜け出したサカが珍しくシュートミス。ゴールレスだった前半は、シュート数4対13と上回ったアーセナルのペースです。

足を痛めて応急処置を受けていたメレットはアウトで、後半のゴールマウスはミリンコヴィッチ=サヴィッチです。50分のウーデゴーアの絶妙な浮き球は、ボックス右に出ていたベン・ホワイトへ。頭で中央に入れたボールに詰めたインカピエは、ラストタッチを浮かしてしまいました。ナポリはひたすらローブロック。サンダーランドやブレントフォードのほうがやっかいです。

56分に左から打ったミケル・メリノのミドルは、うまくミートせずGKがキャッチ。62分の縦のフィードで左から上がったホイルンドは、ガブリエウに密着されてプレイの選択肢を失い、強引なシュートをブロックされました。マンチェスター・ユナイテッドから移籍したストライカーは、これが唯一のシュート。ナポリが後半に放った最初で最後のシュートともいえます。

アルテタ監督が動いたのは66分。エゼとミケル・メリノをブルーノ・ギマランイスとツォリスは、そろそろ本気で決めにいくと宣言するかのようなカードです。73分には、サカとギョケレスをカイ・ハヴェルツとノニ・マドゥエケ。今季初の先発だったギョケレスはシュートゼロで、パス成功は5本だけでした。75分の右サイドのパスワークに、なぜかツォリスが参加しています。

ボックス右のベン・ホワイトがウーデゴーアに落とし、ツォリスに当てたキャプテンがリターンをもらって左足一閃。ミリンコヴィッチ=サヴィッチの指先に触れたボールがファーポストを叩き、枠に飛び込みました。リードしていなければ、最後のカードはカラフィオーリだったのではないでしょうか。82分にベン・ホワイトと代わったのは、ズビメンディでした。

85分のズビメンディのカットで発動したカウンターは、カイ・ハヴェルツとノニ・マドゥエケが2対1になっています。ラストパスをもらった20番がGKと1対1でセーブされ、ウインガーをフォローしたツォリスの一撃はゴール前のラフマニがブロック。89分、ヴェルガラのダイレクトパスでボックスの左に出たデブライネはグラウンダーを選択し、この試合の唯一の決定機は潰えました。

最終スコアは0-1ですが、アーセナルの完勝といっていいでしょう。ボールタッチ121回、パス成功91本、キーパス6本、ビッグチャンスクリエイト2回、ドリブル成功3回、デュエル5勝2敗、そして決勝ゴール。「ウーデゴーアのゲーム」「完全復活を欧州に知らしめた一戦」というべき圧巻のスタッツです。アシストがなかった理由は、サカが教えてくれるでしょう。

デクラン・ライスやブルーノ・ギマランイスが右に出ると、サカ、ベン・ホワイト、ウーデゴーアが絡むアタックは活性化します。左ウイングに入ったエゼは、今後に期待をつなげるパフォーマンス。初年度も空転が多かったギョケレスは、試合を重ねれば調子を上げてくると信じましょう。54本のパスをすべて通したコンサを不要だったという評論家は、いなくなったようです。

コミュニティーシールドからの5試合で4アシストと、素晴らしい数字を残しているツォリスの移籍後初ゴールは、サンダーランド戦に持ち越しとなりました。週末のプレミアリーグは、ブルーノ・ギマランイスが先発するのではないかと思われます。ナポリとの圧倒的なレベルの差と、ぜいたくなサブのメンバーに絶句した一戦でした。


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