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ナビ・ケイタが退団検討ってホント!? 海外発のニュースに現地リヴァプール特派員が一斉に反応!

プレミアリーグ開幕からの2試合は、フラム戦が2-2、クリスタル・パレス戦は1-1。昇格クラブと下位クラブに連続ドローというスロースタートとなったリヴァプールですが、夏の補強と余剰戦力の整理は既に終わっており、新たなニュースはないものと思われていました。

ところが、今週に入ってから不穏な噂が流れています。火付け役は、「スカイドイツ」のフロリアン・プレッテンバーグ記者。「サディオ・マネがアンフィールドに別れを告げることになる」と、最初に報じたジャーナリストです。今回の主役は、リヴァプールで5年めを迎えたナビ・ケイタ。現状に不満を抱いているギニア代表が、退団を検討しているというお話です。

「スカイスポーツ」のメリッサ・レディ記者は、「マネとナビ・ケイタは同じ代理人と契約している。彼は、その代理人と密接な関係を持っている」といっています。ドイツの記者は、自らのネットワークを活かして何らかの情報を仕入れたのでしょうか。現在の契約は残り1年。延長交渉が遅れているのは事実です。

しかし、海外発のニュースに対して、現地メディアのリヴァプール特派員は一斉に否定しています。「GOAL」のニール・ジョーンズ記者は、「クラブを去る可能性はほとんどない。リヴァプールも選手も、契約延長交渉をする意志がある」とコメント。「リヴァプール・エコー」で特派員を務めるイアン・ドイル記者も、「ケイタが不満をかかえている兆候は感じられない」と反論しています。

「リヴァプールは、選手や代理人と良好な関係を維持している。クロップ監督は、2018年にRBライプツィヒから5275万ポンドで加わった27歳と定期的に話しており、彼のアンフィールドにおけるキャリアを延長したがっている」

なるほど。火のないところに煙は立たずといいますが、ナビ・ケイタの4シーズンと今季の立ち上がりを振り返ってみると、こんな話が出てもおかしくない状態ではあります。プレミアリーグ出場76試合のうち、先発は46試合。公式戦通算11ゴールは、それぞれ2年の在籍だったザルツブルグ(20ゴール)とライプツィヒ(17ゴール)の数字を大きく下回っています。

とはいえ、彼の出場機会が少ないのは、指揮官の信頼を得ていないからではありません。4シーズンで、コロナウイルス感染と負傷による欠場が38試合。ベンチでタイムアップを迎えたゲームの過半は、ケガが癒えたばかりでコンディションに問題があったからです。

2022-23シーズンは、コミュニティシールドには出場したものの、プレミアリーグ開幕節のフラム戦を体調不良で欠場。クリスタル・パレス戦で出番がなかったのは、復帰直後の先発を避けた指揮官が、10人になってから起用するのはリスキーと判断したからでしょう。

ドイツの記者は、中盤に負傷者が続出しているのに未来を決める話し合いがストップしていると指摘していますが、いずれ交渉は行われるはずです。「2023年の夏にジュード・ベリンガムが加わり、フリーエージェントになったナビ・ケイタが入れ替わりでクラブを去る」と見ている記者もいるようですが、今季プレミアリーグで8番が真価を発揮すれば、新戦力獲得のプランがどうあれ契約は延長されるでしょう。

今、確かにいえるのは、ナビ・ケイタにとって2022-23シーズンは勝負の1年であるということです。マンチェスター・ユナイテッド戦は、スターターとして起用されるのでしょうか。柔らかいパスワークと時折見せる豪快なミドルが魅力のMFには、ぜひ彼らしいプレイを…いや、失礼。ご活躍は4節のボーンマス戦からでお願いいたします。


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