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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Bournemouth×Arsenal】キャプテン2発!プレミアリーグ初ゴールのCBはパス成功率100%!

プレミアリーグ開幕から2連勝。好調アーセナルの3戦めは、昇格組のボーンマスです。アルテタ監督の11人は、前節と同じメンバー。GKラムズデール、DFベン・ホワイト、ウィリアム・サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ。2センターにトーマス・パーティーとジャカ、2列めはサカ、ウーデゴーア、マルティネッリ、最前線にガブリエウ・ジェズスの4-2-3-1です。

キックオフから、ポゼッションを取るアーセナル。最初の2試合と同様に、ジャカは高いポジションをキープしています。先制は5分。ベン・ホワイトが中央に浮かしたボールをきれいに収めたジェズスが起点でした。レルマとセネシをかわした9番が左にスルーパスを転がすと、フリーでゴール前に出たマルティネッリが左足シュート。GKトラヴァースが弾いたボールを、ウーデゴーアがダイレクトで押し込みました。

2点めは11分。ベン・ホワイトがサカに預けて外からまわり込み、ボックス右でリターンを受けて中央に折り返すと、ジェズスのトラップが長くなり、ウーデゴーアの前に出ました。左足の強烈なシュートに、トラヴァースは反応できず。ガナーズは今日も絶好調です。0-2となっても縦1本でカウンター狙いのボーンマスに対して、ベン・ホワイトとジンチェンコがうまく対応しています。

30分過ぎのガナーズのポゼッションは76%。サカが右サイドを制圧し、マルティネッリはボックスの手前に絞る動きが目立っています。ハイプレスを受け続けるボーンマスは、長いボールを蹴らされるばかりで、コースを読んだ最終ラインが悠々と回収。前半が終わり、2点のビハインドを背負ったプレミアリーグ昇格チームは、シュートどころかクロスすら1本も入れられませんでした。

後半開始からしばらくは、ボーンマスペース。3本のクロスは、味方に届かず跳ね返されています。51分のレルマのミドルは、クロスバーの上。54分のガナーズの3点めは、FKからのサイドアタックでした。ウーデゴーアのパスを受けたマルティネッリが右から浮かし、ファーでトラップしたジャカがボックスの手前に転がすと、サリバが左足で打った完璧なダイレクトショットが右隅に決まりました。

21歳のCBは、プレミアリーグ初ゴール。58分のカウンターは、縦パスで飛び出したマルティネッリがボックスの右から打ち上げてしまいました。64分の11番のミドルは、右にアウト。72分にラインの裏を突いてネットを揺らしたジェズスは、オフサイドを取られました。直後、アルテタ監督が3枚代えを敢行。マルティネッリ、ベン・ホワイト、ウーデゴーアに代わり、冨安健洋、エンケティア、スミス・ロウです。

86分のタヴァ―ニャのFKは、惜しくも左ポストの外。1分後、ジャカの素晴らしいラストパスで右から抜けたジェズスがトラヴァースにぶつけると、フォローしたサカのシュートはロイド・ケリーに当たりました。ここでサカとジャカがお役御免となり、ティアニーとサンビ・ロコンガ。89分にボックス右でフリーになったエンケティアのフィニッシュは、右に飛んだGKのビッグセーブに阻まれました。

アーセナル、0-3快勝。ボーンマスのオンターゲットは、モーアのヘッドのみでした。MVPは2ゴールのキャプテンと思いながらスタッツをチェックすると…ウィリアム・サリバ、76本のパス成功率100%!ロングボール2本も100%、シュート決定率も100%。最終ラインを落ち着かせ、ゴールをゲットした21歳は、ジェズスに負けず劣らず最高の「補強」になるかもしれません。

3戦9発でプレミアリーグの暫定首位に立ったガナーズは、次節はフラムとのホームゲーム。開幕戦でリヴァプールに引き分けたチームは、1勝2分と負けておらず、昨季チャンピオンシップで44戦43発のミトロヴィッチは3戦3発と絶好調です。サリバとガブリエウは、セルビア代表の最多ゴール記録保持者を止められるでしょうか。両者ともに、ストライカーのパフォーマンスに注目です。(マルティン・ウーデゴーア 写真著作者/ Real Madrid CF)


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