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オファーから2日のスピード決着!マンチェスター・ユナイテッドがカゼミーロの移籍合意を発表!

8月18日に、話は一気に進んだようです。「Man United close in on Casemiro」。交渉の進展を伝える「スカイスポーツ」のライブブログは、マンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリードが、カゼミーロ移籍において合意に至る条件を詳細に伝えていました。

「合意間近となっているディールは、6000万ポンドをわずかに下回る金額となっている。正確には、5070万ポンドとアドオン850万ポンド。選手とは4年契約で、さらに12ヵ月のオプションがテーブルの上に乗っている。カゼミーロは就労ビザを必要とするため、ユナイテッドの次のプレミアリーグには間に合わないだろう」

記事が配信された翌日、30歳のブラジル代表と面談したカルロ・アンチェロッティ監督が退団を明言しました。今回のディールがスピード決着したのは、プレミアリーグという新たなステージでプレイしたいという本人の強い意志と、5回のビッグイヤー獲得に貢献した功労者に対するクラブの愛情があったからでしょう。

「今朝、話をした。彼は新しいチャレンジ、新しい機会を求めている。私もクラブもそれを理解している。彼がこのクラブでやってきたこと、そして人間性を、われわれはリスペクトしなければならない。今も話し合いが行われている。オフィシャルなものではないけれど、しかし彼は出ていきたいといっている。次のチャレンジでベストを尽くしてほしい」

指揮官のコメントが配信された3時間後、「スカイスポーツ」のライブブログは速報を配信。2つのクラブが5950万ポンド(約96億円)で合意したという一文です。マンチェスター・ユナイテッドの公式サイトが、「カゼミーロをオールド・トラフォードに迎えるのを楽しみにしている」とアナウンスしたのは、19日の夜。移籍を完了させるためには、個人条件の確定、ビザの要件クリア、メディカルチェックが必要と添えられています。

アンチェロッティのコメントを紹介していた「BBC」も、つい先ほどクラブ間合意を伝える記事を掲載しました。サイモン・ストーン記者は、トップクラスのサラリーと伝えるとともに、サポーターを疲弊させた長い交渉にピリオドが打たれたと記しています。

「この契約により、バルセロナのMFフレンキー・デ・ヨングの追求に終止符が打たれることはほぼ間違いない。クラブは、ダッチマンとの将来の契約まで完全に否定しているわけではないが、デ・ヨングとカゼミーロを同時期に獲得する可能性は非常に低いと認めている」

レアル・マドリードに入団したのは2013年1月。以来9年半で公式戦336試合31ゴール、ラ・リーガ222試合24ゴールという数字を残しています。昨季のリーグ戦出場は32試合。ブロック成功数1位、タックル成功はバルサのブスケツに次いで2位、ポゼッション勝利はメリノとブスケツに続く3位です。

攻撃への貢献度も高く、前に通したパスの本数はリーグ5位、シュート数はセントラルMFの中では6位。サイモン・ストーン記者がまとめたスタッツを眺めていると、期待感が高まってきます。今、実現しうる最高の補強といっても大げさではないでしょう。ほしい人材要件とのズレか感じられたアドリアン・ラビオが破談になってよかった…というのが偽らざる本音です。

プレミアリーグデビューは、4節のセインツ戦ですね。カゼミーロの両脇に、ブルーノ・フェルナンデスとエリクセン!待ち切れないという言葉は、こういうときに使うのでしょう。あれ?その前に何か、試合ありましたっけ?


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“オファーから2日のスピード決着!マンチェスター・ユナイテッドがカゼミーロの移籍合意を発表!” への2件のフィードバック

  1. グッチ より:

    リヴァプール戦に間に合わないことを祈るばかりなアタリ補強です…これでフレッジもセレソンと同じように輝けるかもしれませんね

  2. ぎぐ爺 より:

    年齢が高いのが気になるけど、それを割り引いても今季最高のディールですね。
    ようやく本物のアンカーが来てくれた。

    それにしても、レアルは商売が上手ですね。
    ヴァランに続いて、年齢が高めの選手を高額で売却して
    後釜には、有能で若い選手がすでに待機しているという…

    更に穿った見方をすれば、ユナイテッドがこれでデ・ヨング獲得から完全に手を引いたことで
    チェルシーが獲得を見送れば、バルサの財政に更にダメージを与えることが出来るという事も
    考えているのでは、、と思えたりします。

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