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マドリードは撤退!? 地元記者が「ジュード・ベリンガムを獲得するのはリヴァプール」とレポート!

大会初のハットトリックを達成したゴンサロ・ラモス、グループステージで3戦連発のコーディー・ガクポ、積極的に中央に入って3発ゲットのブカヨ・サカ…。ワールドカップカタール大会の活躍によって、彼らの移籍金は高騰するのではないでしょうか。日本代表の躍進の立役者となった三笘薫は既に25歳ですが、川崎から260万ポンドで獲得したブライトンが、10倍以上のタグを付けてもおかしくはありません。

移籍金高騰といえば、イングランド代表の中盤を仕切るティーンエイジャーもそのひとりでしょう。ドルトムントのセントラルMFジュード・ベリンガム。イラン戦の先制ゴールは19歳145日で、18歳だったフランス大会で決めたマイケル・オーウェンに次ぐ年少記録です。

ブンデスリーガのクラブと2025年まで契約を結んでいるベリンガムは、夏の移籍が既定路線となっており、プレミアリーグ勢とレアル・マドリード、パリ・サンジェルマンが候補といわれています。移籍金は1億3000万ポンド(約216億円)まで上がると報じているのは「リヴァプールエコー」。ニック・パウエル記者が、ヤングスターの行き先に関する最新事情を記事にしています。

「リヴァプールは、ジュード・ベリンガムの獲得レースをリードしている」。地元クラブが本命といい切った記者は、最大のライバルだったレアル・マドリードは撤退すると主張しています。彼らのネックは、最悪のタイミングとなったサンチアゴ・ベルナベウの改修です。2017年に始まるはずだったプロジェクトは2年遅れ、パンデミックが始まる前に着手されました。

コロナウイルスの感染拡大によってスタジアムが閉鎖され、改修はスムーズに進んだのですが、経済的なダメージは甚大でした。プランになかった工事も発生したため、レアル・マドリードは2021年に2億2500万ユーロ(1億9400万ポンド=323億円)の融資を受けています。

2022年になると、ロシアのウクライナ侵攻によって鋼材の価格が高騰。現地では2億ユーロの追加融資が必要といわれており、総工費は10億ユーロ(約8億6300万ポンド=1434億円)に膨らむ可能性があります。開閉式の屋根を持つ新スタジアムは、当初予定の2022年オープンは叶わず、
来年の夏以降にこけら落としとなる見通しです。

リヴァプールもスタジアムの改修を行っていますが、アンフィールド・ロード・エンドの工事は順調で、2023-24シーズンの開幕前に完了予定。7000席増設の費用は8000万ポンド(約132億円)で、ベリンガム獲得に影響を与えるローンは発生しません。

スペインは財政に苦しんでおり、マンチェスター・シティとチェルシーはUEFAが管理するファイナンシャル・フェアプレーの監視リストに載っています。「動けるのはリヴァプールぐらい」という記者の見立ては現実となるのでしょうか。チャントはやっぱり「Hey Jude」ですかね…!?(ジュード・ベリンガム 写真著作者/ Vyacheslav Evdokimov)


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