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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ニューカッスル戦で2発、ウルグアイ代表でも大活躍…ダルウィン・ヌニェスに爆発の兆し!

プレミアリーグ3節のニューカッスル戦で2ゴールを決めたダルウィン・ヌニェスは、マルセロ・ビエルサの初陣となった母国代表のゲームでも、2ゴールを生み出す原動力となりました。アメリカ・カナダ・メキシコ共催となったFIFAワールドカップ2026南米予選の開幕戦。本拠地エスタディオ・センテナリオにチリを迎えたセレステは、3-1快勝という上々のスタートです。

ホームチームの先制ゴールは38分。中央でキープしたピケレスが左のアラウホに預けると、カットインした13番は右から中に斬り込んできたデラクルスに短いパスを入れました。スルーして左に抜けたデ・ラ・クルスにダイレクトパスを通したのは、ダルウィン・ヌニェス。軽妙なワンタッチは、リヴァプールではなかなか見せない冷静なプレイでした。

前半を2-0で折り返したウルグアイは、72分のカウンターで勝利を決める3点めをゲットします。中央からドリブルで上がったのは、前半終了間際にミドルを決めたバルベルデ。追い越したダルウィン・ヌニェスは左に流れ、ボックスの入り口で優しいパスをもらいました。中央に入れたグラウンダーは、完璧なタイミング。デラクルスは無人のゴールに流し込むだけでした。

3点めのボールはピニャの足にかすかに触れたため、公式記録は残らなかったものの、地元クラブのエース候補を称える「リヴァプールエコー」は、2アシストとレポートしています。昨年の夏、移籍金6400万ポンドとアドオン2100ポンドが騒がれたストライカーは、28戦26発4アシストという出色の数字を残した2021-22シーズンを再現してくれそうな気配です。

レッズの初年度だった昨季は、公式戦42試合15ゴール4アシスト、プレミアリーグ29試合9ゴール3アシスト。クロップ戦術にフィットしようと焦って、余裕を失った1年でした。象徴的なスタッツは、リーグのビッグチャンスのミス。20回を越えたハーランド、ラシュフォード、サラー、オリー・ワトキンス、ダルウィン・ヌニェスのなかで、15ゴールに届いていないのは彼だけです。

左サイドでの獰猛なプレスは、時に中盤との連動性を欠き、最前線ではゲームから消えてしまう時間が少なくありませんでした。右からクロスに打つシュートの多くは力みが目立ち、左に曲がってポストの外へ。英語がわからなかったのも、周囲との連携の質を上げられなかった理由のひとつでしょう。

今季のレッズは、アンタッチャブルなサラー、戦術理解度が高いジョッタとガクポ、前線で戦えるルイス・ディアスが優先で、ウルグアイ代表は5番手スタートでした。最初の2試合で28分しかプレイできなかった怒りを、マグパイズ戦の連発で解消し、ヴィラ戦でようやく初先発。2-0の55分にCKのコースを変えてサラーに決めさせ、昨季との違いをアピールしています。

そういえばヴィラ戦では2点めも、彼がポストに当てたシュートがオウンゴールを誘発しました。出場時間106分で、リーグ3位のビッグチャンスミス3回は大いに気になりますが、シーズン20発をクリアしてくれれば、ワーストでも笑って済ませることができるでしょう。2023-24シーズンは、勝負の1年。南米予選のような余裕があるプレイが増えるのではないかと期待しています。


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