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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

リヴァプール独占!プレミアリーグ3月表彰はスアレス、ジェラード、ブレンダン・ロジャース!

文句なし、とはまさにこのこと。11日に発表された、プレミアリーグ3月月間最優秀選手はスアレスとジェラードが得票が並んで同時受賞。最優秀監督にはブレンダン・ロジャース監督が選ばれました。受賞者のみなさん、そしてリヴァプ―ルのサポーターのみなさん、おめでとうございます!

現在、プレミアリーグで9連勝中のリヴァプール。3月の5試合は当然5連勝で、しかも中身が凄いです。トッテナムを4-0で粉砕し、マンチェスター・ユナイテッドとセインツにはいずれもアウェイで0-3完勝。カーディフ戦は、前半2度もリードを奪われながら、後半のゴールラッシュでマンガのような3-6。唯一の接戦、サンダーランド戦も、ジェラードとスタリッジがゴールを挙げ、後半の反撃を1点に抑えて逃げ切りました。5試合で18ゴール、プレミアリーグのトップ10のクラブを相手にクリーンシート3発は、ケチのつけようがないですね。

3月のMVPに選ばれたスアレスは、カーディフ戦でハットトリック。サンダーランド戦を除くすべての試合でゴールを挙げ、5試合で6点の固め獲り。ジェラードは、マンチェスター・ユナイテッド戦で、3本めを外したものの「PKのみでハットトリック」のチャンスを得るなど、5試合でPK3つを含む4ゴールです。この1ヵ月は、他クラブの選手が割って入るスキはありませんでしたね。ちなみにスアレスは12月に続いて今季2度め、ロジャース監督も8月に受賞しており、2度めです。リヴァプールではスタリッジも2回受賞しており、今季は2回に1回はリヴァプール、ということになります。

明日、今季プレミアリーグの趨勢を決めるマンチェスター・シティとの大一番を控えているリヴァプールですが、ここまできたら、最後まで勝ちきってほしいですね。マンチェスター・ユナイテッドの惨敗、アーセナルの息切れをみて、「ケガ人を出し過ぎ」「一流選手が足りない」「選手を無理に使って調子を落とさせた」などと後付けでいう向きもありますが、今季のリヴァプールの躍進には、そういった結果論ベースの批判を明るく笑い飛ばすパワーがあるように思います。(結果論=悪、といっているわけではありません。スポーツには、結果論と「たられば」はどうしてもついてまわります)

補強で大成功といえるのはミニョレのみ。イアゴ・アスパスとルイス・アルベルトは不発で、モーゼスも機能したとはいえず、コロ・トゥレも微妙です。絶対的レギュラーのSASとジェラードには、それぞれケガや出場停止で離脱期間があり、やりくりを強いられた時期がありました。その一方で、ヘンダーソンやシュクルテルは出ずっぱり。一時は、グレン・ジョンソン、アッガー、ホセ・エンリケ、サコを全員ケガで欠き、「誰が守るんだ状態」でしたが、それでも彼らはチェルシーやマンチェスター・シティを追い上げ、ついにかわしてプレミアリーグ首位を走り続けています。

大事なことは、「攻め方、守り方に自分たちのスタイルとポリシーがあり、誰が出てもクオリティが大きく下がらないこと」「ひとつでいいから、他クラブより秀でたストロングポイントがあること」「苦しいゲームを勝ちきれること」だったりするのでしょう。さあ、いよいよです。日曜日のアンフィールドは、何回、歓喜に揺れるのでしょうか。多大な投資をし続け、勝って当たり前のフォーメーションを誇るマンチェスター・シティに対して、個人の力と監督の采配で勝ち、「サッカーは金だけじゃない」と胸を張ってくれたら感動しますね。うーん、想像するだけでも緊張感が高まってきます。キックオフは4月13日、日本時間で21時37分です。

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