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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「ポチェッティーノは冬にマンチェスターに来る可能性がある」って、マジですか!?

マウリツィオ・サッリと別れたチェルシーがフランク・ランパードに未来を託したように、ウナイ・エメリで勝てなくなったアーセナルがミケル・アルテタを長期的な強化の適任と評価したように、マンチェスター・ユナイテッドはオーレ・グンナー・スールシャールにチームの再建という役割をまかせました。

その判断は、悪くなかったと思います。初めてのフルシーズンはプレミアリーグ3位、2年めは2位。ジョゼ・モウリーニョとうまくいっていなかったポール・ポグバ、アントニー・マルシアル、ルーク・ショーは、レジェンドの下で気持ちよくプレイできるようになりました。2020年1月に加わったブルーノ・フェルナンデスは、復権をめざすチームのエポックに見えました。

次の目標は、プレミアリーグの頂点と5年ぶりのトロフィーです。ジェイドン・サンチョ、ラファエル・ヴァラン、クリスティアーノ・ロナウドを迎えた勝負の年。残念ながらスールシャール監督は、不振に陥ったチームを立て直すことができませんでした。解任という苦渋の決断を下したマンチェスター・ユナイテッドは、過去3年の総額4億4100万ポンド(約676億円)で獲得した選手たちを活かして勝てる指揮官を連れてこなければばりません。

「スカイスポーツ」「BBC」「デイリー・メール」がトップターゲットと報じているのは、パリ・サンジェルマンのマウリシオ・ポチェッティーノ監督です。「スカイスポーツ」で解説者を務めるガリー・ネビルさんは、「ポチェッティーノは、決して口には出さないだろうが、明日にでも5年契約でマンチェスター・ユナイテッドに来ると思う」とコメント。マンチェスター・ユナイテッドは、彼が望む以上のことができる場所だと気づくはずと主張しています。

クラブのOBと口裏を合わせたかのように、「シーズン途中でパリ・サンジェルマンから引き離すのは難しいと思われていたけど、今ならパリ・サンジェルマンのボスを獲得できるかもしれない」といっているのは、「BBC」のサイモン・ストーン記者です。彼らが、早期に就任する可能性ありとしているのは、パリのコーチがクラブの体制に不満を感じており、クラブのほうも別の指揮官をほしがっていると理解しているからです。

「パリにおける不幸せの原因のひとつは、クラブのカルチャーにある。チームにはリオネル・メッシ、キリアン・ムバッペ、ネイマールといったスーパースターがいるが、スカッドはアンバランスだ。左SBは余っており、夏にイタリア人GKジャンルイジ・ドンナルンマと契約する必要はなかったと思われている。移籍に関しては、ポチェッティーノは基本的にレオナルドのアドバイザーでしかない。補強の決定権は、彼の手を離れている」(「BBC」サイモン・ストーン記者)

「チャンピオンズリーグを制覇できなければ解任」という厳しいミッションを突き付けられながら、強化はレオナルドSDの独断で進められる体制に嫌気が差しているとのこと。「彼はパリのホテルに住んでいるが、家族はロンドンに残っている。パリからロンドンは、マンチェスターからロンドンに行くのと同じくらいイージー」という名物記者は、フランスのクラブもポチェッティーノ退団をすんなり受け入れるかもしれないと伝えています。

「ポチェッティーノはシーズン途中での移籍には消極的だが、オールド・トラフォードへのスイッチは両者にとって悪くない話になりえる。パリに君臨するカタール人のオーナーは、ジヌディーヌ・ジダンの熱烈な信者として知られており、レアル・マドリードの元監督は仕事をしていない」

チャンピオンズリーグでペップと戦うために、マンチェスターに滞在する49歳のアルゼンチン人監督は、チームをコントロールできるプレミアリーグのクラブとコミュニケーションを取るのでしょうか。決まるのは冬か、夏か。スパーズ時代の「走るフットボール」に魅了されたポチェッティーノファンとしては、前のめりになりすぎずに朗報を待ちたいと思います。


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