モウリーニョ監督、久々の毒舌「本物のロナウドは、ブラジル人のほう」
2004年にプレミアリーグに乗り込み、自らを「スペシャル・ワン」と称してた頃は、「自分VS他クラブ監督」の図式で、当時、リヴァプール監督だったベニテスやヴェンゲル監督と舌戦を展開していました。今回、チェルシーに復帰した際には「プレミアリーグに戻れて幸せ」と発言。自身について「ハッピー・ワン」と「改称」し、サー・アレックス・ファーガソンをリスペクトしつつ、ヴェンゲル監督との関係修復を公言するなど、穏便な発言に終始していたのですが…。現在は、「プレミアリーグVSレアル・マドリード」という土俵に変わったようですね。温厚を装いながらもスペインがらみのコメントはさすがにそっけないな、とは思っておりましたが、久しぶりの爆弾投下です。
クリスティアーノ・ロナウドについては、モウリーニョ監督に反旗を掲げたといわれるセルヒオ・ラモスやカシージャスとは別に、「彼は何でもわかっていると思っている。監督の助言は必要ないと考えているようだ」と、思い上がりを非難。昨秋、クリスティアーノ・ロナウドがゴールを決めた後に喜びを表現せず、「悲しい」とコメントしたときがありましたが、おそらくこれは、モウリーニョから厳しい言葉を受けた直後だったのでしょう。この1年で、師弟関係は完全に崩壊してしまったようです。
それにしてもまあ、相変わらず大人げない…。わざわざ言わなくてもいいのに、と思います。われわれチェルシー以外のファンにとっては、プレミアリーグやチャンピオンズリーグが盛り上がるためには、モウリーニョがただのいい人じゃないほうがうれしいのですが、あまり刺激すると、対戦することになったときに結束力を高められ、自分たちが損をしますので、ほどほどにされたほうがよろしいんじゃないでしょうか。えてして、という言葉がありますが、こういうときに限って、チャンピオンズリーグの組み分けで同じ組に入っちゃったりするんですよね。チェルシーVSレアル・マドリードが実現するかどうか。これもまた、来季の楽しみのひとつです。
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