プレミアリーグの2月MVPはハットトリックのハリー・ケイン、最優秀監督は初のペップ!
今回のペップの受賞を支えた「影のMVP」がいるとすれば、ガブリエウ・ジェズスとヤヤ・トゥレではないでしょうか。エヴァートンに敗れた直後のシックスポインター、トッテナム戦でプレミアリーグデビューを果たしたガブリエウ・ジェズスは、同じ試合からレギュラーに定着したレロイ・サネとともに最前線を活性化。スターリングもやりやすそうにプレイするようになり、チャンピオンズリーグのモナコ戦で2ゴールを決めたアグエロの復活の起爆剤となった感があります。また、自らの代理人と指揮官のトラブルを解決した後、プレミアリーグ16試合連続出場、12試合連続先発のヤヤ・トゥレがいなければ、直近10試合でクリーンシート6回という守備の安定はなかったのではないかと思います。先日のストーク戦こそ引き分けてしまったものの、マンチェスター・シティは明らかに攻守とも良化しています。チャンピオンズリーグのモナコ戦と、来週末から始まるリヴァプール、アーセナル、チェルシーの3連戦が楽しみです。
2014-15シーズンの2月は3戦4発、昨季は4戦3発。1月にエンジンがかかり始め、2月に数字を積んで3月にブレイクするハリー・ケインの「狂い咲きトレンド」は、もはや桜前線のような恒例ニュースとなってまいりました。ミドルズブラ戦でPKを決めて爆発予告を済ませた後、MVP受賞理由となったストーク戦ではブルーノ・マルティンス・インディとショークロスは、スパーズの10番を止められませんでした。針の穴を通すような先制ゴールと豪快な左足ボレーはいずれもパーフェクト。MVPにふさわしい活躍だとは思うものの、数字を見るとボーンマス戦4発を含む3戦5発のロメウ・ルカクは、チームも2勝1分でレッズに敗れたスパーズより上です(個人表彰なのは重々承知ですが)。
ノミネートされていたガブリエウ・ジェズス、WBAのDFマッコーリー、ハル・シティGKヤクポビッチも捨てがたく、3戦無失点だったマンチェスター・ユナイテッドで攻守に走り回ったアントニオ・バレンシアという選択肢もあったかと思います。「FAカップのフラム戦のハットトリックをうっかり盛っちゃった」といわれれば、しょうがねえなぁ、じゃ、それで…と返してしまいそうになりますが、3月にも取れそうなスパーズのエースよりも素直にルカクを推してあげたくなる1ヵ月でした。ともあれ、選ばれたペップとハリー・ケインが素晴らしかったのは間違いありません。マンチェスター・シティとトッテナムの関係者、サポーターのみなさん、おめでとうございます!暖かくなったら、エティハドとホワイト・ハート・レーンにそれぞれおじゃますることになりますので、どうぞお手柔らかにお願いいたします。
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更新お疲れ様です。
スパーズサポとしてはケインの受賞は嬉しいんですが、おっしゃるとおり今回の人選は微妙ですね。
ケインの4ゴールにはPKも含まれてますし、ルカクを推したくなる気持ち、よく分かります。
あと選考にあたって、ゴール数による評価の比重が大きすぎるような気がします。
今年は今のとこ全員前線の選手ですし、去年の受賞者もフォースター以外はアタッカーです。
サッカーでゴールが最も評価されるのは当然なんですが、カンテやロリス、アイデルヴァイレルト等の素晴らしい選手たちが受賞するには、FW陣が軒並み不発に終わるのを願うしかない現状が少し残念です。
NORIさん>
そうですね。「年間ひとり」のバロンドールやPFAがインパクト重視にならざるをえないからこそ、こういう場では縁の下の力持ちも拾ってもらえるといいですよね。