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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ロックダウン緩和を待ちわびて…プレミアリーグのクラブが5月9日のトレーニング再開を画策!

ピッチに選手たちが戻ってくる…「ザ・サン」「デイリー・メール」など、複数のメディアがプレミアリーグのクラブがトレーニングを再開しようとしていると報じています。ボーンマスのエディ・ハウ監督は選手たちに電話し、仕事に戻る時がやってくると宣言。シェフィールド・ユナイテッドは、5月4日にトレーニングを開始しようとしていたのですが、ライバルたちの動向を見て9日をターゲットとしています。彼らに続くのは、ウェストハムとクリスタル・パレス。ビッグ6では、マンチェスター・ユナイテッドがスケジューリングを始めています

彼らがリスタートできるかどうかを決めるのは、イギリス政府です。プレミアリーグのクラブが一斉に動き出したのは、5月7日にロックダウン(都市封鎖)が緩和される可能性があると伝えられたから。現在は、コロナウイルスの感染拡大のピークアウトを確認できておらず、5月に入ってから国の方針が決まる見通しですが、ロックダウンの基準の見直しは、政府が掲げる5つのテストをクリアできることが条件となっています。

1)NHS(国民保健サービス)が対応できることを確認
2)日々の死亡率の「持続的で一貫した」低下
3)感染率が管理可能なレベルに低下
4)検査とPPE(医療用の防護服)が先々の需要に対応できることを確認
5)調整が可能となり、2回めのピークのリスクがなくなること

最大のポイントは、検査とPPEのキャパシティです。現在、イギリスでは1日あたり4万件の検査が可能ですが、実際に稼働しているのは半分といわれています。課題となっているのは、ドライブスルーテストの会場が利便性の高いエリアにないこと。政府の目標は1日10万件の検査を実施できる体制を整え、感染者が誰と接触したかを追跡して検査できるフローを確立することだそうです。

これらが実現すれば、プレミアリーグは6月に無観客試合を開催できます。
「BBC」は、テレビ中継が無料となる可能性があると報じています。


今はただ、イギリスにおける医療的な受け皿が整備され、ソーシャル・ディスタンシングのガイドラインをクリアできるようになるのを祈るしかありません。プレミアリーグのクラブは、少人数のグループをいくつか作って、フィットネスを向上させるセッションからトレーニングを再開するはずです。どうか、慎重に立ち上がってください。6月まで、集団感染が発生するクラブがないように。デリケートな「20人21脚」の足並みが揃い、すべてのチームが負傷者を除く選手たちを登録できれば、私たちはプレミアリーグを愉しめるようになります。

「リヴァプールが、圧倒的な強さで悲願の初優勝を遂げた」。プレミアリーグの歴史を綴るテキストに、そう書かれていることを祈りましょう。「国内ではクロップの後塵を拝したが、ペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティは、クラブ史上初となるビッグイヤー獲得を果たした」。シーズンを回顧するレポートに、そんな一文があると期待しましょう。トンネルの出口は遠くないと信じています。世界も、イギリスも、たぶん日本も。


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