イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

負傷者8人、アントニーとサンチョにトラブル勃発…大丈夫か、マンチェスター・ユナイテッド!

プレミアリーグ4節を終えて、2勝2敗。昨季と同じ戦績です。現状について、ブレントフォードとブライトンに負けるより、トッテナムとアーセナルにやられるほうがマシという見方もあるでしょう。しかしそれは、危機感を抱かなくてもいいという話にはなりません。

次節はブライトン。好調時でも勝てるかどうかわからない難敵との一戦を前にして、エリック・テン・ハフ監督は、クリスティアーノ・ロナウドがいた頃も遭遇したことがないピンチに陥っています。まずは大量の負傷者。ルーク・ショー、マラシア、メイソン・マウント、ヴァラン、リサンドロ・マルティネス、ヒートン、マイヌー、アマド・ディアロと、リストが膨れ上がっています

リンデロフとマクトミネイは病気で、すぐに戻ってくる予定ですが、彼らを頼りにしなければならない状況は避けたいでしょう。一時は復帰するといわれていたグリーンウッドは、ヘタフェにレンタル。早ければ今年の冬に、正式にクラブに別れを告げることになりそうです。長い間、抱えていた問題がようやく落着したかと思いきや、今度はアントニーに似たような嫌疑がかかってしまいました。

「BBC」によると、23歳のウインガーは、1月にマンチェスターのホテルで元恋人のガブリエラ・カヴァリンに頭突きして、傷を負わせた疑いがあるとのこと。「調査が必要」と認識したブラジルサッカー連盟は、彼をセレソンから外しています。これに対して、本人は全否定。「告発は虚偽であり、提出される証拠は無罪を証明していると冷静にいえる」とコメントしています。

グレーター・マンチェスター警察(GMP)は、「申し立ては受理されている。今回、報じられた状況を解明するべく、引き続き捜査が行われている。現時点ではこれ以上はいえない」とアナウンス。サンパウロの警察も動いているという報道もあり、捜査の成り行きによっては試合に出場する機会を失ってしまうかもしれません。

さらにもうひとり、スカッドに復帰できなくなる可能性があるといわれている選手がいます。アーセナル戦の試合後会見で、「彼はトレーニングのパフォーマンスが必要なレベルに達していなかった」と語った指揮官に対して、ジェイドン・サンチョが猛抗議したことをメディアが一斉に伝えています。

「読んだものをすべて信じないでほしい。事実と異なることをいう人は許せない。今週のトレーニングは、うまくいっていた。何か他に理由があるのかもしれないけど、ここでは触れたくない。僕はずっとスケープゴートにされてきた。これはフェアじゃない」

コーチングスタッフの決断はすべて尊重すると自らフォローしているものの、選手がボスに突き付けていい言葉ではありません。クラブOBのベン・フォスターは、「サー・アレックス・ファーガソンが監督だったら、サンチョは2度とクラブでプレイできなかっただろう」とコメントし、「トレーニンググラウンドにも入れなくなる」と続けています。

負傷が8人、トラブルが2人。そんな折、エリック・バイリーはフリーでベシクタシュに移籍すると発表されました。突如、カメルーン代表復帰を表明したオナナは、アフリカネーションズカップが行われる2月に、テン・ハフ監督の頭痛の種になりそうです。

大丈夫か、マンチェスター・ユナイテッド。負傷者続出とトラブル連発がインターナショナルブレイクの入り口だったことを不幸中の幸いとして、リサンドロ・マルティネスとヴァランがブライトン戦に間に合ってくれることを祈るしかありません。開幕前は、今季こそはいいスタートとなるのではないかと期待していたのですが…。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す