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世界最高額のスポンサー発表の後、サンチョは…何かと話題のマン・ユナイテッドの最新ニュース!

クアルコム?聞いたことがない名前ですが、6000万ポンドですか。彼はもちろん、右サイドですよね?

マイヌー長期離脱、グリーンウッド退団、左SB全滅、アントニー事件、サンチョ爆発、マグワイアのオウンゴール…残念なニュースが続くマンチェスター・ユナイテッドに朗報です。2024-25シーズンからのユニフォームのスポンサーが決まりました。モバイルの通信技術を強みとするアメリカ企業クアルコムとの契約は、年間6000万ポンド(約110億円)と伝えられています。

2012年から2020年まで、シャツの胸にロゴを入れていたシボレーは、年間6400万ポンド。2021年に5年総額2億3500万ポンド(年間4700万ポンド)の契約を結んだTeamViewerは、昨年になって株主の非難を浴びたことを理由に、契約の見直しを申し出ていました。

マン・ユナイテッドは、契約に買い戻しオプションを加えて、新たなスポンサーを探すというプランを提案。2024-25シーズンから契約する企業が決まり次第、TeamViewerはグローバル パートナーに移行するという話で合意しました。スマホやタブレットの小型化に寄与するチップ「Snapdragon」のロゴを入れるクアルコムは、2022年8月からのグローバルパートナー。来季から、両社のポジションがスイッチするということになります。

TeamViewerとの合意から10ヵ月。6000万ポンドは、移籍金ならアントニーとサンチョに届かない額ですが、シャツのフロントにおいては世界ランキングTOPです。6週間前、キットサプライヤーのアディダスと締結した10年総額9億ポンド(約1650億円)は、プレミアリーグレコード。長きにわたって築き上げてきたブランド力は、多少のトラブルで落ちるものではないようです。

ピッチの外では好調のマン・ユナイテッドは、アントニーの合流延期に続いて、サンチョもスカッドから外しました。公式サイトのアナウンスは「ジェイドン・サンチョは、チームの規律の問題が解決するまで、ファーストチームのメンバーから離れてパーソナルトレーニングプログラムを続けます」。文中にある問題解決を具体的にいうと「指揮官への謝罪と遅刻癖の改善」です。

サンチョ問題について取材を重ねた「アスレティック」のダン・シェルドン記者とローリー・ホイットウェル記者によると、25番の遅刻はドルトムント時代からの問題で、寝坊によるミーティング欠席を見かねたスタッフが、ホテルの部屋に迎えにいくようになっていたそうです。

ドイツにおける彼の評価は、「ピッチでは精神的にタフだったが、かなり子供っぽく、細かいところでプロ意識に欠ける」。規律を重んじるテン・ハフ監督の下で成功するためには、トレーニングや生活をサポートしてくれる人物が必要だったのかもしれません。そこまですることの是非はともかく。

記事を読んでから、サンチョの抗議を振り返ると、本人もわかっていたのだなと気づきます。「今週のトレーニングは、うまくいっていた。何か他に理由があるのかもしれないけど、ここでは触れたくない」。その「理由」を改善すると指揮官に誓い、頭を下げられれば、アントニーのいない右サイドを持ち場にできそうなのですが…。

サウジアラビアを拒否したサンチョを1月に売るとなると、大幅な値下げを強いられるでしょう。甘いと批判されそうですが、今回の件をきっかけに覚醒し、ドルトムント時代の輝きを取り戻してくれればと切に願っております。来年の夏になれば、さほど予算を気にせず必要な戦力を獲得できそうなので、実技試験に加えて内申書のチェックもお願いできればと思いつつ。


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