イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ウィルコックスTDを批判したリサンドロ・マルティネス、激情の向こう側にあるのは…!

「Really poor. Really poor.(マジでひどかった)。感情を抑えるのにかなり苦労した。でもこれは、クラブの現状を映し出す鏡のようなものだ。わかるだろう?昨シーズンは素晴らしかった。今は経営のトップに期待している。競争力のある選手を補強してほしい。多くのチームが、大量の選手を獲得している。アトレティコもそうだ。彼らは素晴らしい。当然の勝利だった」

チャンピオンズリーグのリーグフェーズ2節、マンチェスター・ユナイテッドはアトレティコ・マドリードに2‐0で完敗。開始1分にバエナにラインの裏を取られ、混乱した最終ラインは逆サイドのバリオスをフリーにしてしまいました。グラウンダーを叩いたダイレクトショットをエイデン・ヘヴンが止めきれず、いきなり苦しい展開を強いられました。

エンベウモ、ラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデスは決定機を活かせず、グリエルドのFKがクロスバーにヒットし、フリアン・アルバレスのボレーはポストを直撃。74分には、ジョナサン・デイヴィッドを後ろから倒したレニー・ヨロにレッドカードが突き付けられ、79分のカウンターからラメンスがセーブしてこぼれたボールをルックマンに押し込まれてしまいました。

翌日のメディアは、冴えないパフォーマンスをレポートしつつ、試合後のCBの発言を話題にしています。リアド・エア・メトロポリターノで2-0の敗戦を喫した直後、「Amazon Prime」のガブリエル・クラークのインタビューに応じたリサンドロ・マルティネスは、テクニカルディレクターのジェイソン・ウィルコックスを公然と批判しました。

「夏にチームへのさらなる投資を期待していた?」という質問に対して、「100%、そのとおりだ」と返した28歳のCBは、「テクニカルディレクターに、もっと期待したい。正直にいわなければならない。わかるよね?選手たちも、もっとがんばらなければならないけど、強いチームを作りたければ、こういう夜のために準備しておくことが重要になる」と続けています。

「監督に多くの批判が集中している。問題は、夏のトランスファーマーケットの投資において監督が支持されていなかったことにあるのでは?」と水を向けられると、「そうは思わない。彼は最善を尽くしている。しかし、シーズンごとに状況は変わる。昨シーズンのやり方をそのまま続けるわけにはいかない」。彼の批判の矛先は、明らかに経営ボードに向いています。

「監督を次から次へと交代させるけど…他の領域はどうなのか? これ以上はいえない」。スパーズ戦でソランケに競り負けて同点ゴールを許し、チャンピオンズリーグの終盤のカウンターでジョナサン・デイヴィッドにフリーで打たせてしまったCBは、ストレスが溜まっていたのでしょう。とはいえ、最後のひとことは、しゃべりすぎたといわざるをえません。

マン・ユナイテッドのサポーターのなかには、リサンドロ・マルティネスのコメントを聞いて「よくいった!」と称える人もいるようです。しかしこの件については、ジェイミー・キャラガーの「誰にとっても何の得にもならないし、今後数日間は話題になってしまう」という指摘に耳を傾けたほうがいいでしょう。問題は、クラブ内でするべき議論をメディアを介したことです。

「テレグラフ」のジェームズ・ダッカー記者は、「彼は懲戒処分を受ける可能性がある」といっており、「アスレティック」のローリー・ホワイトウェル記者は「ジェイソン・ウィルコックスへの批判​​は前代未聞」という関係者のコメントを引用しています。クラブと選手の関係がこじれたり、ロッカールームにネガティブな空気が充満したりすれば、責を負うのは監督です。

敗戦から24時間が経過し、冷静になったリサンドロ・マルティネスは、「Instagram」で長文のメッセージを配信。「みんなが望んでいた結果を得られなかったことへの怒りと苛立ちから、発言してしまった」「物事が思い通りに進まないとき、とりわけマンチェスター・ユナイテッドのような歴史と地位を持つクラブを代表しているときは、とても辛い」と釈明しているのですが…。

激情の向こう側にあるのは、「監督が窮地に追い込まれる」「自身が居場所を失い、チームの戦力がダウンする」といった意に沿わない結末だけです。評論家や記者からも「彼の主張は一理ある」という声が聞こえてきますが、早期に謝罪してペナルティを受け入れ、プレイに集中するのが最善策でしょう。今、大事なのは、何も動かせない主張ではなく、リーズ戦の勝利です。(リサンドロ・マルティネス 写真書作者/Bryan Berlin)


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す