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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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「マンチェスター・ユナイテッドはクリバリ獲得にこだわっていない」ってホントですか!?

地元メディア「マンチェスター・イブニングニュース」が、ス―ルシャール監督のチームの最終ライン強化について報じています。「Manchester United transfer stance on Kalidou Koulibaly(マンチェスター・ユナイテッドのカリドゥ・クリバリ移籍に関するスタンス)」と題された記事は、ここ数年、獲得が噂されているナポリのCBに対するアクションをレポート。サポーターとしては、マグワイア&クリバリという鉄壁のコンビ結成と聞くと、否応なくテンションが上がるのですが、アミュエル・ラックハースト記者は「マンチェスター・ユナイテッドはクリバリにこだわっていない」と主張しています。

今季プレミアリーグは12勝9分8敗で5位。下位に対する取りこぼしが多く、前半戦では14試合連続でクリーンシートなしと苦しい時期もありましたが、1月以降のマンチェスター・ユナイテッドは堅守のチームに生まれ変わっています。直近の公式戦11試合は8勝3分で、クリーンシートが9回。マグワイアとリンデロフが体を張る最終ラインは安定感を増しており、2-0で完勝したチェルシー戦では長く負傷を抱えていたエリック・バイリーが復活しました。件の記事は、「スールシャール監督は、ディフェンスのオプションに満足している」と伝えています。

同じ24日に配信された「ザ・サン」のゴシップは、「ナポリはクリバリの慰留を諦め、バルセロナのウムティティに注目している」としていますが、「マンチェスター・イブニングニュース」」は、プレミアリーグのクラブの熱量が下がっている理由に触れています。マンチェルター・ユナイテッドがクリバリに抱く懸念は年齢だそうです。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、29歳になった屈強なCBについて「2億5000万ポンドの価値がある」と煽っておりましたが、ベテランの域に差し掛かっているセネガル代表に大枚をはたくのは得策ではないと考えているとのこと。23歳~28歳の選手と長期契約を結ぶのを基本としているクラブは、後方の強化をストップして、ジェイドン・サンチョやジャック・グリーリッシュの獲得に注力する可能性が高まっているようです。

マグワイアを軸とするチームは、既にリンデロフとトゥアンゼベとの契約交渉を始めており、バイリーとの契約を2年延長しています。3バックの際にはルーク・ショーが左に入り、アウトサイドにブランドン・ウィリアムズという布陣でしょう。今季プレミアリーグでマンチェスター・シティとチェルシーにダブルを喰らわせたチームは、欧州の5大リーグにおいてパリ・サンジェルマンに次ぐクリーンシート数を誇っています。バイリーがビジャレアル時代のプレイを思い出してくれるなら、ロホやスモーンズを手離しても充分戦えそうです。

マグワイア&クリバリを見てみたい気分は収まらないのですが、ジェイドン・サンチョやグリーリッシュによって攻撃に費やす時間が増えれば、最終ラインの負担は自ずと軽減されるでしょう。マンチェスター・シティより失点がひとつ少ないのに、ゴール数で24も引き離されて後塵を拝しているチームがどこを強化すべきかは明確です。ポグバが残り、ブルーノ・フェルナンデスがプレミアリーグへのフィット感を高めれば、マンチェスター・ユナイテッドは優勝争いに絡むぐらいまではいけるような気がします。29歳に大金を投じず前線と中盤にヤングスターを獲得…記事のいうとおりに動くなら、納得です。


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