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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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「BACK TO WORK」…ジルー&カバジェロの1年残留が決まったチェルシーがトレーニング再開!

2018年1月にチェルシーに移籍してからは、プレミアリーグ49試合7ゴール。最前線に張る選手としては、納得できる数字ではありませんが、2017-18シーズンのFAカップでは5戦2発2アシストで優勝に貢献。昨季のヨーロッパリーグは、14戦11発5アシストという大活躍でクラブ史上2回めのトロフィーの立役者となりました。ロンドンに来てから9年めのオリヴィエ・ジルーにとって、チェルシーで過ごした2年半は悪い季節ではなかったのではないでしょうか。

ただし、もう1年いるかと問われれば、悩んでしまうのもわかります。2018-19シーズンに公式戦45試合13ゴール10アシストという数字を残したストライカーは、ランパード監督の下では出場機会が激減。公式戦13試合3ゴール、プレミアリーグ9試合2ゴールでは、移籍を考えるのもわかります。

「厳しい半年だったので、環境を変えてピッチに立つ喜びを取り戻したかった。1月に退団しようとしていたのは確かだ。できる限りのことはしたけど、チェルシーが代役を獲得できなかったんだ。彼らは、退団を許してくれなかった」。冬のマーケットでクラブを離れる寸前までいっていたジルーは、夏こそ去ると思われていたのですが、急転直下、2021年までの残留が決まりました

心変わりの最大のポイントは、プレミアリーグが中断する直前の3試合でしょう。トッテナム、ボーンマス、エヴァートンという難敵3連戦に先発し、2ゴールをゲット。「監督が、プレイする時間を増やすと約束してくれた。その言葉を信じて準備していた」と語った33歳のベテランは、ランパード体制でもチャンスがあるという手応えをつかんだようです。

「チェルシーで、旅と冒険を続けられるのがうれしい。チームメイトとともに、コンペティティヴなフットボールを満喫できる時が来るのを待ち切れないよ。チェルシーのシャツをもう1度着られるのが楽しみだ。とりわけ、スタンフォード・ブリッジを埋めるファンの前でね。そんなことができる安全な日々が来るはずだ」

ジルーと歩調を合わせるかのように、9月に39歳になるウィリー・カバジェロの残留も決まりました。1年契約を延長したGKもまた、中断前のプレミアリーグ5試合のうち、4試合でゴールマウスに立つことが大きかったのではないでしょうか。こうなることを予想していたかのようなランパード采配が、ベテランたちの気持ちをクラブに惹き付ける要因となりました。ウィリアンとペドロの去就は不透明ですが、夏になればアヤックスからツィエクが合流し、長く負傷に苦しんでいたロフタス=チークもトップフォームを取り戻すはずです。

「BACK TO WORK」。チェルシーの公式サイトが、選手たちがトレーニングを再開したとレポートしています。掲載された写真を見ると、ジルーもウィリアンもロフタス=チークも元気で、マルコス・アロンソやアスピリクエタの笑顔もあります。ランパード監督のチームは、TOP4フィニッシュを決めて来季に向かうことができるでしょうか。ベテランの経験値と若手の勢いを両方備えたチームは、2020-21シーズンも楽しみです。


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