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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

現地メディアがスクープ!? 「オーバメヤンはアーセナルと3年契約を締結した」

「ピエール・エメリク・オーバメヤンはアーセナルと3年契約を交わした」。アーセナルのエースの去就について、「独占」と銘打って伝えたのは「The Athletic」。デヴィッド・オーンステイン記者が「imminently(差し迫って)」という言葉を強調したのは、プレミアリーグ2020-21シーズンの開幕に何とか間に合わせたことを指しているのでしょう。このレポートが出た後、間もなく「ザ・サン」「メトロ」「デイリー」メールが後追い記事をリリース。新しい契約は週給25万ポンド(約3450万円)で、一定の条件をクリアすればメスト・エジルの最高額サラリーを上回る37万5000ポンド(約5200万円)にジャンプアップすると報じられています。

2018年の冬に入団した当代随一のストライカーは、公式戦110試合に出場して71ゴールを挙げており、プレミアリーグでは85試合54ゴールというスタッツを残しています。1ゴール平均128分は、ティエリ・アンリ、ハリー・ケイン、セルヒオ・アグエロに次ぐペースで、メスト・エジルのアシストを得られなくなってからもハイペースをキープしているのが驚異的です。2018-19シーズンはマネ、サラーと並んで得点王。2019-20シーズンはジェイミー・ヴァーディーに1ゴール差の2位で着地しており、入団以来2シーズン半の量産継続についてくるライバルは見当たりません。

アーセナルが3季連続でチャンピオンズリーグ出場権を失うことが決まると、バルセロナやインテルへの移籍が取り沙汰されましたが、苦しいシーズンを過ごしたキャプテンはメディアと距離を取り続け、チームにとってネガティブなコメントは一切出しませんでした。左サイドで守備に忙殺されても前線で孤立しても、集中力を切らさずにチャンスを待ち続けるオーバメヤンは、真のプロフェッショナルだと思います。

ドルトムントを離れる際にクラブと揉めてミーティングを無断したり、再三のマスクパフォーマンスで罰金を取られたりしたのを覚えているファンは、「自由奔放な少年」といったイメージを抱いているかもしれませんが、彼の近くにいる人々は「物静か」「謙虚」と口を揃えています。「多くの成功を収めてきたのに、小さな頃のままだ。サッカーになると熱狂的だけど、普段は物静か。才能があるのに、常に懸命にワークする。子どもたちにとってのいいお手本だと思う」。3年半前、ガボンのオンディンバ大統領が残した言葉に、今でもうなずくチーム関係者が多いのではないでしょうか。

「数日後に、契約延長が発表される」。この夏、幾度となく目にしたフレーズですが、今度こそ、信じていいのではないかと思われます。オーバメヤンは、プレミアリーグで3度めの開幕を迎えます。2年めのニコラ・ペペとトップリーグの空気に慣れたサカはパフォーマンスが向上するはずで、チャンスに絡まずに試合を終えることがないウィリアンも加わりました。攻撃陣が強化されれば、得点王争いの大本命。デブライネがついているアグエロにも、デル・アリやソン・フンミンのパスを受けられるハリー・ケインにも、リヴァプールの強力な3トップにも負けないでしょう。正式発表はクレイブン・コテージで開催されるフラム戦の前…つまり今日の夜とにらんでいるのですが、いかがでしょうか?


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