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7人で51発!「ユルゲン・クロップのフロントスリーは今季が史上最強説」を検証!

ロベルト・フィルミーノが10ゴール、クリスティアン・ベンテケが9ゴール、フィリペ・コウチーニョとダニエル・スタリッジが8ゴール。ユルゲン・クロップ監督がやってきた2015-16シーズンに、リヴァプールのアタッカーたちがプレミアリーグで挙げたゴール数です。20歳だったディヴォック・オリギは5ゴール。欧州屈指のフロントスリーを擁する現在とは、別世界です。

当時のレッズは、「トランスファー・コミッティ(移籍委員会)」による合議制で獲得する選手を決めているといわれていました。ブレンダン・ロジャースがチームを率いていたこのシーズンは、7900万ポンドを費やして8人を引き入れましたが、成功といえるのはフィルミーノとミルナーだけでした。

クロップ監督の最初のオフシーズンは、ロリス・カリウス、マティプ、マネ、クラヴァン、ワイナルドゥム。悪くない補強ですが、この年のチームはプレミアリーグを制覇できるレベルには至らず、4位でシーズンを終えています。コウチーニョとマネが13ゴール、フィルミーノは11ゴール、ララナ8ゴール、オリギ7ゴール。トータル78発は、前年より15ゴールを上乗せする数字ですが、チェルシー、トッテナム、マン・シティの3強には及びません。

2016年11月には、テクニカルディレクターとしてアナリティクスを担っていたマイケル・エドワーズが、スポーツディレクターに就任。レッズがタイトルを狙えるチームになったのは、彼がリクルーティングを統括するようになってからです。2017年7月、モー・サラーが入団。その11日後にアンディ・ロバートソンが加わり、1月にはファン・ダイクが合流しています。

右のウイングという最適解を得たレフティが32ゴールを決めて得点王に輝き、フィルミーノは15、マネは10。プレミアリーグは序盤の停滞が響いて4位でしたが、チャンピオンズリーグでペップのマン・シティにダブルを喰らわせ、ビッグタイトルまであと1歩というところまで上り詰めました。

アリソンが加わった2018-19シーズンは、マンチェスター・シティとのマッチレース。プレミアリーグ30勝7分1敗は、ペップさえいなければ王者の戦績です。前シーズンに57ゴールをゲットしていた3トップは、サラーとマネが22ゴールで得点王となり、フィルミーノは12ゴール。前線の得点力をキープし、守備力を高めたチームは、エスタディオ・メトロポリターノでスパーズに完勝してビッグイヤーを獲得しました。

満を持して開幕を迎えた2019-20シーズンは、27節終了時点で26勝1分という驚異的な強さを誇示し、悲願のプレミアリーグ初制覇。サポーターにとっては素晴らしいシーズンでしたが、サラー19ゴール、マネ18ゴール、フィルミーノ5ゴールと3人の得点力には陰りが見られました。ファン・ダイク、ジョー・ゴメス、マティプが次々とリタイアした昨季は苦しいシーズンでしたが、前線にはディオゴ・ジョッタが加わり、4人合わせて51発をゲットしています。

4冠ゲットの可能性を残している今季は、絶好調サラーが19ゴール、アフリカ王者となったマネは11ゴール、30歳のフィルミーノは4ゴール。ここまで彼らのゴール数を並べてきたのは、2021-22シーズンこそが、フロントスリーが完成の域に達したシーズンとなるのではないかと期待しているからです。

フィット感を高めたジョッタは、12ゴールで得点王争いの2位をキープ。1月に入団したルイス・ディアスは、プレミアリーグ2試合めのノリッジ戦で初ゴールを記録しました。5人のワールドクラスを足すと47発。南野&オリギの4発を足すと、50の大台を超えています。26試合で70ゴールと、昨季のトータルを既に超えたチームには、12試合が残されています。2018-19シーズンの89ゴールまで残り19なら、クリアできるでしょう。

あのシーズンは、3人にオリギとスタリッジを足すと62ゴール。シャキリまで入れると68ゴール。前線の数字を抜き出すと、7人で17ゴールを積み上げれば3年前に並びます。クラブ史上最強のフロントスリーであることを証明する数字を叩き出したとき、彼らはいくつのトロフィーを持ち帰っているでしょうか。直近の6連勝は、1試合平均3ゴール。サラー、マネ、ルイス・ディアスに止まる気配はありません。


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“7人で51発!「ユルゲン・クロップのフロントスリーは今季が史上最強説」を検証!” への2件のフィードバック

  1. Anonymous より:

    やはりこう並べてみると、アンフィールドにはクロップの銅像を建てられるべき偉業がならんでますね。
    クロップ就任時に今後5年彼らは何かを成し遂げそうだとコメントしましたが、予想以上でした!
    クロップリバプールに拍手

  2. 五月病のこじらせ上手 より:

    かつてダルグリッシュやラッシュ、ファウラー、オーウェン、トーレス、そのあとのSASやFab4など・・・
    リバプールの前線にはいつの時代もスターがいましたが、今のレッズの前線のクオリティは特筆すべきものです。
    クロップ政権は特定のタレントに頼らずシステマティックに攻撃陣を構成しているので、誰かが欠けても誰かが補えるスカッドを築き上げました。これは今までのリバプールとは全く異なるアプローチで、それを完遂しているクロップには驚嘆しかありません。

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