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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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現地記者が「サリバの完璧な代役」と評価!鉄壁のCB欠場なら冨安健洋はセンターか、SBか?

Mikel Arteta already has perfect William Saliba alternative as Arsenal injury concern emerges」。マンチェスター・シティ戦でハーランドを完封したウィリアム・サリバは、つま先を痛めてフランス代表の招集を断っており、チェルシーとのロンドンダービーを欠場する可能性があるといわれています。

「フットボールロンドン」のサム・ヒル記者が伝えたいことはシンプルで、「サリバが間に合わなくても、ガブリエウ・マガリャンイスと並んで先発する完璧な代役がいる」といっているだけです。記事の主役は、もちろん冨安健洋。今季プレミアリーグで彼が出場した試合は6戦全勝で、ピッチの上で見た失点はノッティンガム・フォレストのアウォニイの1発だけです。

「冨安健洋は、過去2度のインターナショナルブレイクで日本代表としてプレイし、CBとしても充分通用することを証明している。この日本人DFは、アーセナルでは主にフルバックで起用されているが、サリバの負傷が懸念されるなかでCBにまわる可能性がある」

「今日の試合で日本がカナダに4対1で勝利し、24歳は再び母国に感銘を与えた。CBとしてプレイした冨安は、カナダ代表の攻撃の脅威を打ち消し、ディフェンスの中心で堅実な守備ができることを証明した」(サム・ヒル)

ロンドンのトレンドを追うライターゆえ、カラバオカップのブレントフォード戦の守備を評価したのかと思いきや、45分しかピッチにいなかった日本代表のゲームのほうが印象的だったようです。ベン・ホワイトにポジションを奪われた昨季は負傷離脱もあり、プレミアリーグ先発は6試合のみでしたが、今シーズンは話題になるシーンが増えています

最初のトピックスは、初先発のクリスタル・パレス戦で喰らった2枚のイエローカード。スローインの遅延は、カイ・ハヴェルツから導火線が短い爆弾を受け取ったようなもらい事故で、ジョルダン・アイェウとの接触によって取られた2枚めは誤審と騒がれました。次にメディアが冨安に注目したのは、敵地で1-4圧勝のドイツ戦でした。

ドリブルで抜け出したサネを追いかけ、シュートする寸前に止めた45分の守備は圧巻。ワールドカップで倒した強豪に対する連勝の立役者のひとりと評価されました。トルコに勝った後、ノースロンドンに戻ると、PSVとのホームゲームでCL初出場。9月末のカラバオカップではCBで起用され、きわどいシュートを何度もブロックして0-1の勝利に貢献しました。

今季の冨安の大きな変化は、攻撃における貢献度が上がったことでしょう。偽SBという役割に対する理解は徐々に深まっており、左サイドからオーバーラップするシーンが目立つようになりました。CLのランス戦では、強烈な左足ボレーをGKサンバに止められ、初ゴールならず。マン・シティ戦の決勝ゴールを生み出したスプリントを忘れるグーナーはいないはずです。

チェルシー戦でサリバを欠いたら、冨安が指名されるのは間違いないでしょう。注目すべきポイントは、「ベン・ホワイトと冨安のどちらがセンターに入るのか」です。CBで活躍する姿が見たいという方も多いようですが、アルテタ監督は「ムドリクのスピードを封じるSB」という役割をまかせるのではないでしょうか。

ロンドンダービーで最も見たい冨安を実現させてやるといわれれば、「サリバが間に合って左サイドにまわり、スターリングを止めつつセンターでパスを配する偽SB」をオーダーします。平たくいえば、「マン・シティと同じ役割で次こそプレミアリーグ初ゴールを!」ですね。どんな形で起用されるかは、サリバ次第。土曜日のスタメン発表が今から楽しみです。


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