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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Leicester×Newcastle】ベテランCBが開始直前に負傷…守備が乱れたレスター、まさかの4失点!

チャグラル・ソユンチュ、まさかのトラップミス!左サイドのダメットがカラム・ウィルソンに入れた斜めのパスはずれてしまい、カットしたCBが冷静にキープすれば終わりでした。彼には、背後にいたウィロックが見えていなかったのでしょう。逆サイドに蹴りやすいようにボールをまたいだ瞬間、絶好調のMFに奪取され、5分前にサン=マクシマンの決定的な一撃をストップしたシュマイケルも右隅へのフィニッシュに触れず。プレミアリーグ4戦連続ゴールとなる左足のシュートは、怒涛のゴールラッシュのスタートを告げる合図でした。

キックオフの数分前に、ジョニー・エヴァンスが負傷してトンネルの向こうへ。守備を統率するベテランCBを失ったレスターが、最終ラインのミスでニューカッスルにリードを許したのは22分でした。中盤を支配していたプレミアリーグ3位チームは、すかさず反撃。25分にティーレマンスのFKを叩いたフォファナのヘッドは、ドゥブラフカが左に反応してセーブしました。34分、右からのCKでフォファナに競り勝ったダメットのヘッドが、シュマイケルのグローブを弾いて0‐2。36分のイヘアナチョの左足ボレーはドゥブラフカの素晴らしいセービングに阻まれ、前半終了間際にGKと1対1になったヴァーディーはループシュートをパンチされてしまいました。

攻め続けていたレスターが3点めを決められたのは64分。マット・リッチーの縦パスをカラム・ウィルソンと競ったカスターニュは、スライディングでシュマイケルにバックパスを送るという無謀な判断が命取りとなりました。転がるボールを悠々と拾ったカラム・ウィルソンがシュマイケルもかわし、無人のゴールに流し込んで勝負あり。73分にはアルミロンの鋭いスルーパスでカラム・ウィルソンがGKと1対1になり、右のポストにぶつけた後、リバウンドを左足で押し込みました。

まさかの0‐4。ドゥブラフカのビッグセーブ連発で大差をつけられたレスターは、残り10分からTOP4の意地を見せます。80分に左サイドのルーク・トーマスがニアのヴァーディーにグラウンダーを通すと、打てないと判断したエースが右にいたオルブライトンにラストパス。強烈な右足シュートがニアに飛んでバーの下をこすり、ようやく1点を返しました。87分、アヨゼ・ペレスのパスを右サイドで受けたのはイヘアナチョ。カットインからダメットとマット・リッチーをかわしてニアに突き刺したレフティは、直近のプレミアリーグ9試合で10ゴールの無双状態です。

レスターの反撃はここまで。前節のサウサンプトン戦をドローで終えていたチームは、25本のシュートと69%のポゼッションというスタッツを残しながら16位に敗れ、チェルシーがマン・シティに勝てば4位に転落します。「ジョニー・エヴァンスはバックラインの頭脳であり、彼がいなくなったのは大きな打撃だった。それでも、われわれはしっかり守る必要がある」。ベテランのアクシデントを嘆いたブレンダン・ロジャースは、自力でTOP4をめざせると強調しています。しかし…。

勝てばレスターより1ポイント上となるチェルシーは、ラスト3試合がアーセナル、レスター、アストン・ヴィラ。エヴァートンに勝てば2ポイント差に迫ってくるウェストハムは、ブライトン、WBA、セインツという楽な組み合わせです。対するレスターは、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、トッテナム。対戦相手が最も厳しいロジャース監督のチームは、昨季と同様に最後の失速でCL出場権を逃してしまうのでしょうか。リヴァプール戦が延期となり、9日間で4試合をこなすことになったマンチェスター・ユナイテッドが、メンバーを落としてくれればいいのですが…。


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