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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Everton×Liverpool】止まらないサラー!リヴァプールが3試合連続の4発で仇敵を粉砕!

リヴァプールのサポーターは、13ヵ月前にグディソンパークで起こった忌まわしいアクシデントを忘れてはいないでしょう。239回めのマージーサイドダービー。アウェイチームの最終ラインには、負傷が癒えたヴィルジル・ファン・ダイクがいます。

プレミアリーグ3位のリヴァプールは、2試合連続で4-0勝利と絶好調。エヴァトニアンの前で、古巣に惨敗するわけにはいかないラファエル・ベニテスは、直近のプレミアリーグ6試合で1分5敗という苦しい季節を過ごしています。クロップ監督の11人は、ガチガチのベストメンバー。GKアリソン、DFアーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン、MFチアゴ・アルカンタラ、ファビーニョ、ヘンダーソン、フロントスリーはサラー、ジョッタ、マネという布陣です。

キックオフからいきなりリヴァプールがラッシュ。アーノルドからマネへのロングフィードはコールマンが何とかカットし、CKを叩いたマティプのヘッドは左に外れました。ヘンダーソンのクロスからの二次攻撃は、ロバートソンのクロスが通らず終わったかと思いきや、ミスパスをインターセプトしたジョッタが中央に絶妙なフィード。フリーのサラーが左足アウトで合わせたボレーは、クロスバーを越えていきました。

ここまでで、5分。攻め続けるリヴァプール。8分にマネのグラウンダーを叩いたサラーのボレーは、ピックフォードが右に倒れて懐に収めました。1分後、デマライ・グレイのパスをロバートソンがインターセプト。ヘンダーソンが左のマネにサイドチェンジを通すと、縦に走ったロバートソンにパスが入り、折り返しがボックス手前に転がります。左足でコントロールショットを決めたのは、起点となったヘンダーソンでした。

1-0となって覚醒したのか、エヴァートンが反撃に出ますが、レッズの守備陣は落ち着いて対応しています。15分にジョッタがボックス右に入り、後方にいたアーノルドに落とすと、左足のダイレクトショットはピックフォードがセーブ。18分にリシャルリソンが右から入れた高速クロスは、デマライ・グレイの前に出たアーノルドがクリアしました。

レッズのカウンターが炸裂したのは19分。ヘンダーソンが右に滑らせた素晴らしいパスでサラーがディーニュを置き去りにすると、ピックフォードの出方を見て放った左足のフィニッシュがファーのサイドネットに吸い込まれました。レッズの絶対的エースは、早くもプレミアリーグ12発。公式戦18試合連続複数ゴールは、リーグレコードです。スタンドを映すカメラは、早々にゲートに向かうホームサポーターの姿を捉えています。

マネにしてみれば珍しい25分のロングシュートは、ピックフォードがセーブ。ジョッタの足にスパイクの裏が入ってしまったアランにイエローが出され、タウンゼントの手が顔面を直撃したロバートソンは鼻血の応急処置をしています。38分、右にいたリシャルリソンが中央に入れたラストパスで、デマライ・グレイがアリソンと1対1。GKの脇を抜いたシュートは、トフィーズにとって4試合ぶりのゴールです。

45分、サラーがボックス右に流した縦パスで、ヘンダーソンがフリー。クロスをフリーで叩いたマネのヘッドは、ピックフォードが外に押し出しました。前半終了間際にディーニュのクロスがファーのドゥクレに通ると、ニアを狙った一撃はチアゴがブロック。プレミアリーグらしいエキサイティングなゲームは、後半も攻め合いになりそうです。

49分にドリブルで上がったアーノルドがボックス右のマネにラストパスを通すと、右足のフィニッシュはゴドフリーがスライディングでブロックしました。51分のサラーのミドルは右にアウト。55分のファン・ダイクのFKは、足元を抜こうとしたボールをブロックされました。59分にサロモン・ロンドンが足を痛め、20歳のゴードンがピッチへ。64分のタウンゼントのFKは、壁に阻まれました。

64分、CKのクリアからバックパスを受けたコールマンが激痛のトラップミス。奪ったサラーがゴール前まで持ち込み、、右隅に転がしたボールがネットを揺らしました。残り20分を切っても、クロップ監督は動かず。チアゴに代わってミルナーが入ったのは75分です。その4分後、ロバートソンから斜めのパスを受けたジョッタが縦に持って左足一閃。ニアを射抜いた一撃で3試合連続4発のレッズは、さらなるゴールを狙いにいっています。

83分、ヘンダーソンが下がってチェンバレン。88分には、ジョッタに代わって南野拓実。最後まで攻めたのは、サポーターのテンションが高いマージーサイドダービーだからでしょうか。90分を迎える前に、空席だらけになったグディソンパーク。ウイングとSBが絡んでボックスの左右を支配するアタックと、鋭いカウンターがはまった圧勝劇でした。

レッズの次節は、暫定6位に着けている難敵ウルヴス。ベニテスの去就が気になるトフィーズは、直近のプレミアリーグで7勝2分1敗と好調のアーセナルです。レッズには史上最多記録の更新が期待できるゴールラッシュを、トフィーズにはフィニッシュが決まらない攻撃陣の立て直しを期待したいと思います。


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