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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Brighton×Chelsea】サイドを崩せなかったチェルシーは、4戦連続勝利なし!

敵地ファルマー・スタジアムでのブライトンとの一戦は、プレミアリーグ24節のゲームです。連続ドローの後、マンチェスター・シティに敗れ、TOP4をめざすセカンドグループの足音が気になってきたチェルシー。メンディ、リース・ジェームズ、チャロバー、クリステンセン、チルウェルと負傷者が後方に集中しており、トゥヘル監督は最終ラインとアウトサイドのやりくりを強いられています。

GKケパ、最終ラインはアスピリクエタ、チアゴ・シウヴァ、リュディガー。WBはハドソン=オドイとマルコス・アロンソ、中盤センターはジョルジーニョとカンテ。前線はメイソン・マウント、ツィエクの前にルカクという並びでしょうか。スタンフォード・ブリッジでは、追加タイムにウェルベックに決められ、1-1ドロー。開始直後から攻めているのは、直近のプレミアリーグ4試合で2勝2分と元気なホームチームです。

3分の決定機は、縦パスをダイレクトでさばいたウェルベックのプレイがポイントでした。左隅を狙ったモダーのシュートは、惜しくもポストの外。アスピリクエタのポジションを見ると、チェルシーの布陣は4バックのようです。10分を過ぎても、黄色いアウェイシャツはポゼッションを取れず、ブライトンのサイドアタックを食い止めようとするシーンが目立っています。

15分に左からカットインしたククレジャは、モダーへの縦パスが通らず。1分後、ジョルジーニョのロングフィードが右に流れたルカクに通り、落としを受けたアスピリクエタがダイレクトで叩くと、GKロベルト・サンチェスがCKに逃れました。両者ともに中央に人数を揃えて守っており、シンプルなクロスが通る気配はありません。

28分、先制はチェルシー。カンテからのパスを受けたツィエクが強引に放った左足ミドルは、マック・アリスターの股間を抜けてニアに飛び込みました。ぶち込んだという表現がぴったりの強烈な一撃。アウェイチームが攻める時間が増えています。32分、マルコス・アロンソのクロスをロベルト・サンチェスがパンチで外に出すと、ジョルジーニョのボレーは右に切れていきました。

40分、左から突破を図ったウェルベックが中に斬り込み、右足でシュート。抑えが利かず、右に浮いてしまいましたが、サポーターは盛り上がっています。45分にツィエク、ルカク、ハドソン=オドイとつながったシンプルなアタックは、ウインガーのシュートがクロスバーを越えていきました。前半は0-1、ブライトンはオンターゲットゼロ。後半の最初のチャンスは、同点をめざすホームチームです。

46分、右から上がったモダーのスルーパスが、ボックス左に走り込んだウェルベックへ。左足のシュートは、ニアに外れてしまいました。前半は4-4-2に見えたトゥヘル監督のチームは、4-3-3にシフトしたようです。58分、マック・アリスターの縦パスにモダーが絡み、ラインの裏に出たボールはウェルベックの前でケパがキャッチしました。

61分にククレジャが左サイドを崩し、グラウンダーをマック・アリスターが右足で叩くと、ジョルジーニョにヒットしたボールはケパが右に弾き出します。このCKをヘッドで突き刺したのは、ウェブスター。追いついたグラハム・ポッター監督はウェルベックとモダーを下げ、トロサールとモペイで勝負です。

63分、左から斬り込んだハドソン=オドイがフィニッシュをブロックされ、リバウンドに反応したカンテのダイレクトショットは枠の上。67分、左からのクロスをランプティがダイレクトで折り返すと、フリーだったモペイはトラップをミスしてしまいます。73分、攻め上がったリュディガーがラインの裏に浮かすと、初めてフリーになったルカクの左足シュートは、飛び出したロベルト・サンチェスが腕に当てました。

80分まで動かなかったトゥヘル監督は、ルカク、ジョルジーニョ、ツィエクを下げ、コヴァチッチ、カイ・ハヴェルツ、ヴェルナーを投入する3枚代えを敢行。いつもならWBとアタッカーがサイドで連携するチェルシーは、全体が中央に寄りすぎ、シュートを跳ね返されています。両者とも最後まで果敢に攻めたナイスゲームは、スタンフォード・ブリッジと同じ1-1ドロー。チェルシーは直近のプレミアリーグ7試合で1勝5分1敗と勝てなくなっています。

12勝8分3敗で44ポイント。3試合少ないアーセナルが3つ勝てば44、5試合少ないトッテナムは4勝1敗でも45です。ブルーズは、TOP4争いに呑み込まれました。次節は、トッテナムとのシックスポインター。ホームで戦うロンドンダービーを落とせば、ウェストハムとマンチェスター・ユナイテッドも迫ってくるでしょう。ベストメンバーで戦えないトゥヘルチェルシーは、今こそが正念場です。


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