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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×Watford】ロナウド&ブルーノが外しまくったマン・ユナイテッド、激痛のドロー!

2試合消化が少ないアーセナルが快調に勝利を重ねているなかで、マンチェスター・ユナイテッドにポイントを落とす余裕はありません。プレミアリーグ27節のゲームは、オールド・トラフォードでワトフォード。ラングニック監督は、マグワイア、ルーク・ショー、ジェイドン・サンチョをベンチに置いています。

さっそく、先発の11人を紹介しましょう。GKデ・ヘア、DFジオゴ・ダロト、リンデロフ、ヴァラン、アレックス・テレス。セントラルMFはフレッジとマティッチ、2列めにエランガ、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ、最前線にクリスティアーノ・ロナウドという布陣です。

立ち上がりのワトフォードのCKをしのいだマンチェスター・ユナイテッドは、4分に決定機を創ります。右からクロスを入れたのはワン=ビサカ。ワントラップで左隅を狙ったロナウドのシュートは、ポストを直撃しました。8分のショートコーナーは、ドリブルで中央に持ち込んだブルーノ・フェルナンデスのミドルがロナウドにヒット。こぼれ球に先着したアレックス・テレスがファーに浮かすと、ワン=ビサカのボレーはクロスバーを越えていきます。

2度めの決定機逃しは11分。ロナウドとワンツーをかわしたエランガが中央に進み、左で空いていたブルーノにラストパスを通します。フォスターと1対1になった18番のフィニッシュは、GKの右腕にヒット。今季プレミアリーグで9ゴールのプレーメイカーは、19分にもポグバの絶妙なアーリークロスをニアで合わせますが、左に逸れたボールを見て悔しがっています。

27分、ポグバとのワンツーからワン=ビサカが中央へ。右に流れたロナウドに入れた縦パスをキャスカートがスライディングでカットし、こぼれたボールに先着したロナウドが飛び出したフォスターをかわすも、左に浮かしたボールに反応したブルーノのヘッドは無人のゴールに収まりません。33分には、ブルーノが右から蹴ったFKのこぼれ球がリンデロフの足元へ。右足のシュートは、シソコが体を張ってブロックしました。

38分、右隅を狙ったアレックス・テレスのFKはポストの外。エースとトップ下がチャンスをものにできなかったホームチームは、ゴールレスで後半に突入しました。46分、左からのCKで競り勝ったサミールのヘッドは、右にアウト。49分にマティッチのサイドチェンジをボックス左で受けたポグバは、ダイレクトのラストパスがミスキックです。

52分、右からのクロスをジョシュア・キングがゴールライン際でキープ。中央に入ったグラウンダーをデニスが右足で合わせると、デ・ヘアが正面でキャッチしました。56分にはフレッジの速い縦パスをポグバがラインの裏に流し、右から流れてきたエランガが左隅を狙うも、ボールはポストの脇を抜けていきました。

62分、ボックス左をドリブルで崩したブルーノがファーにラストパス。右隅に流し込めばOKのチャンスは、ロナウドのダイレクトショットが中に入ってしまい、エランガに当たったボールが右に逸れていきます。ラングニック監督は、フレッジに代えてジェイドン・サンチョを投入。68分にブル-ノが右から入れたクロスをポグバが触り、ファーにいたロナウドに渡ったシーンも、うまく対応できなかった7番のトラップミスで終わりました。

74分にアレックス・テレスとマティッチが下がり、ラシュフォードとルーク・ショー。マンチェスター・ユナイテッドの布陣は間延びしており、単調なサイドアタックを止められ続けています。90分のサンチョのミドルは、クロスバーの上。最後の波状攻撃は、ブルーノのミドルがフォスターの懐に収まり、やがてタイムアップの笛が鳴りました。

シュート22本、しかしオンターゲットは3本。ブルーノとロナウドが前半のうちに勝負を決めていれば、何でもなかった一戦でした。終盤のポグバは疲労困憊、ラシュフォードは何もできず、サイドにいるサンチョは脅威にならず。エランガは強引なドリブルをカットされ続け、左右からのクロスは精度を欠きました。

プレミアリーグ19位を相手に、あまりにも痛いドロー。後半戦の8試合で、ボトム10に4つも引き分けては、TOP4が遠ざかるのもやむなしです。ああ、ロナウド…。再三のチャンスを自らのミスでものにできず、試合中なのに下を向いて落胆する姿など、見たくありませんでした。次節はマンチェスターダービー。気持ちを切り替え、貪欲に勝利をめざす姿勢を見せていただければと思います。


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