イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【MAN.UTD×MAN.CITY】 (1)負けられなくなったダービー

トッテナムとアーセナルのロンドンダービー、リヴァプールとエヴァートンのマージ―サイドダービーなどに比べ、4年前までは盛り上がりに欠けていたマンチェスターダービー。私の個人的所感かもしれませんが、たとえばチェルシーやアーセナルとのゲームに比べ、「絶対負けられない」という緊張感が薄かったように思います。これはひとえに、シティが中位~下位をうろうろしており、ユナイテッドファンからすれば、あまり負ける気がしなかったことが大きいのではないでしょうか。逆にシティファンにとっては、自分たちが10位前後だったとしてもユナイテッドには絶対勝ちたい、と応援に力が入るカードであり続けていたのかもしれません。

そんな微妙な状態も、2008年にUAEの投資グループADUGがシティを買ってから一変しました。アブラモビッチがチェルシーのオーナーになった当初は、ビッグネームをただ買いあさるだけで、随分乱暴でへたくそなチームづくりをするなと思いましたが、シティは初年度はともかく、2年めからはテべス、コロ・トゥレなどかなり効果的な補強をしており、これはすぐに強くなるぞ、やばいやばいと即、警戒モード発動。不安は的中し、ついに昨年はダービーを1-6、0-1とダブルでやられたうえに、最後の最後でチャンピオンシップをさらわれるという屈辱を味わいましたが、こうなってみると同じ街のライバルにもっていかれるのは余計に悔しいものです。かくして、今季は「絶対負けたくないダービーを死ぬ気でサポートする」とトップギアにシフトチェンジし、12月9日、シティホームの今季最初のダービーを迎えたわけです。

開始早々、圧倒的にシティのプレッシャーが強く、防戦一方になりましたが、16分にユナイテッドに初めてのチャンス到来。カウンターからA.ヤングが持ち込み、中央のルーニーに渡すと、大試合に強いエースは、タイミングとコースが合いさえすればこんな弱いシュートでも入るんですよ、とばかりにコロコロシュートを左隅に決め、まさかの先制。直後にシティの守備の要、コンパニが負傷退場し、さらに29分にはルーニーが右からのグラウンダーに走り込み、今度は有無を言わせずズバッと叩き込み2-0。この後はシティの運動量とパスの精度があからさまに落ち、そのまま何となく前半終了。今日は勝負ありでしょう、意外と手ごたえねぇなとすっかりリラックスムードで過ごしたハーフタイム。ユナイテッド楽勝のはずだった試合は、この後思わぬ展開に…。

(2)「変化」と「徹底」がもたらす2強のマッチレース に続く

Man City v MUFC 9 December 2012 Photo(MANUTD.JP 公式サイトより)

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