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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Chelsea×Swansea】リヴァプールに勝てる!?苦戦続きのチェルシー、ラミレス不在でピンチ!

師走という言葉は「師すらも走るほど忙しい」という意味だといわれたりしますが、モウリーニョ監督にとって、今年の師走は右往左往、走り回ってばかりのようなめまぐるしい1ヵ月だったのではないでしょうか。セインツに3-1と快勝して以来、12月は5勝1分け1敗ですが、この間チェルシーはドローと1点差ゲームばかり。サンダーランドには3点獲られて真っ青になりながらの辛勝、ストークに敗れ、クリスタル・パレスには後半追い込まれる始末。納得いくゲームは、プレミアリーグ首位を争った前節のアーセナル戦だけではないでしょうか。昨日のスウォンジー戦も、左からドリブルで斬り込んでGKの脇に強いシュートを突き刺した、29分のアザールの一発のみで何とか勝利。試合後のモウリーニョ監督のコメントも、反省一色です。

「今までの試合と同じだ。多くのチャンスがあったが、スウォンジーのGKがうまくやられた。われわれは、またもゲームを殺せなかった。そうなると、常にプレッシャーを感じることになる。2点目を奪えば、まったく違うゲームとなり、われわれは楽しめたはずだ」

確かに、あれだけチャンスがあって、なぜ1-0なんだという試合でした。19分、左サイドでスライディングでボール奪取したオスカルのクロスをテリーがボレー。21分には右からのクロスをファーサイドで折り返したテリーのヘッドがゴール前50センチへ。31分にはオスカルがバックパスミスを突き、41分の裏にフリーで抜けたエトーは、左が空いているのにわざわざGKの正面にシュート。45分にもエトーは、マタの完璧な右足クロスをフリーで打ちながらGKにぶつけ、3-0で終わるはずだった前半は納得感ゼロの1-0。後半に入っても、49分のエトーが余裕をもって打ったはずのミドルが枠外に外れます。

これだけチャンスがあっても点が獲れず、ランパード、シュールレを投入しても1-0から動かず。72分にはランパードらしい強烈なグラウンダーのシュートが左のサイドネットに一直線に飛びますが、これもGKトレメルがビッグセーブ。ラスト10分過ぎにはウィリアンまで入れて攻めるものの、ここまで一方的なゲームで1点しか差がないとなれば、最後はスウォンジーも色気を出し、勝ち点1を取りにきます。結果、圧勝のはずが、ヒヤヒヤの逃げ切り。モウリーニョ監督でなくとも、愚痴のひとつも言いたくなるゲームです。ゲームの結果を特定の人物のみの責任に帰結させるのはどうかと思いつつも、エトーがあれだけ外すと、さすがに最高のラストパスを連発したマタがかわいそうになってきます。

さて、そんなチェルシーですが、明日のプレミアリーグの仕事納めはリヴァプール戦です。マンチェスター・シティのあの爆発的な攻撃力と華麗な試合運びをもってしても、どちらが勝ってもおかしくない2-1フィニッシュにしかできなかったやっかいな相手です。しかもよりによって、今まで絶対に欠くことができなかったラミレスが出場停止。果たして、チェルシーはリヴァプールに勝てるのでしょうか。この試合を語るモウリーニョ監督の弱気ぶりが、ハンパじゃありません。

「われわれはラミレスを失った。これは明らかに問題だ。しかし、今はそれを泣いている場合ではなく、忘れなければならない。ラミレスはしっかり休んで、1月1日にいいコンディションで復帰する」はまだいいとしても、「おそらくルイス・スアレスは試合前に軽いケガを負っているだろう。深刻なケガは願っていない。軽いケガでいいんだ。ここ4日間だけでもね」と、相手のエースの不在を祈るという情けなさです。これ、どこまでジョークなんですかね。

チェルシーが勝つとすれば、こんなストーリーはどうでしょう。「イヴァノヴィッチとテリーがCKから2発。失点はスアレスのFKのみに抑え、最後は攻め込まれながらもゴール前に張りつき、2-1で勝利」…そりゃあ、モウリーニョ監督と選手たちがめざす、攻撃的で美しいパスサッカーで勝てれば最高ですが、何しろ時間がないので、お楽しみは2014年のお年玉にとっておいて、ここはなりふりかまわず勝ち点3でしょう。いくらピンチといえども相手のケガを願うジョークは悪趣味だと思いますが、悪趣味ついでにいうと、スアレスよりもヤヤ・トゥレとエジルにカゼでもひいてもらったほうが、プレミアリーグ奪還には近づけると思われます。アーセナルは、ニューカッスルとのアウェイなので何かが起こりそうですが、マン・シティはクリスタル・パレスなんですよね…。やはり、CKで勝負でしょう。うん、CKです。

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“【Chelsea×Swansea】リヴァプールに勝てる!?苦戦続きのチェルシー、ラミレス不在でピンチ!” への3件のフィードバック

  1. チェルシー より:

    更新お疲れさまです

    セインツ戦以降辺りから試合の感想がほとんど変わらないですね…w

    いつになったらうちのFWはしっかり仕事してくれるのでしょうか(^^;

    でもマタ、アザール、オスカルが絡むとやっぱり面白い攻撃が見れますね(^^)

    内容は微妙でもなんだかんだ勝ち点はとれてるのがモウリーニョのチームだなって印象ですが、来年はCLも強敵ばかりですしそろそろギアを上げてもらいたいです

    そういえばもう市場も開きますしそっちも楽しみですね(^^)

  2. プレミア大好き! より:

    チェルシーさん>
    確かに、「FWの決定力…」「勝ったものの物足りない」という感想が多くなっていますね。攻撃については、マタの出場機会が増えれば、攻め方にバリエーションが出てくるので解決しそうなのですが…。FWは、「トーレス、デンバ・バ+1(補強)、ときどきアザール&シュールレを上げる」でいいのではないかと思います。よくなる見込みもないので、この分だとエトーは厳しいかもしれません。

    —–
    偏愛さんのプレミア前半戦を振り返る記事だったり前半戦ベストイレブンを決めた記事が見たいです!

  3. makoto より:

    プレミア大好き!さん>
    ありがとうございます。年末年始、がんばってみます。

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