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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Leicester×WBA】ボールを持たされると策がないレスターは、ドローで降格ゾーンに停滞!

ジェイミー・ヴァーディがプレミアリーグ7試合5ゴール、岡崎慎司が6試合3ゴール。2トップ以外にゴールを決めたのは、新戦力のCBマグワイアのみ。マフレズにゴールはなく、カウンターとセットプレー以外の打開策に乏しいのが今のレスターです。一昨年のプレミアリーグ王者ながら、現在は暫定18位。今日の相手は、開幕2連勝と好スタートを切ったものの5試合勝利なしのWBAです。ヴァーディの相棒はイヘアナチョで、岡崎慎司はベンチスタート。マフレズ、オルブライトン、エンディディに加えて、セヴィージャで主将を務めていたイボーラがプレミアリーグ初先発です。

ギブス、ジョニー・エヴァンス、リヴァモア、ギャレス・バリー、クリホヴィアク、ジェイ・ロドリゲス、シャドリ、サロモン・ロンドン。ピューリス監督のWBAも、いつの間にやら代表選手やトップクラブでプレイした選手ばかりの錚々たる顔ぶれです。相変わらずカウンター狙いのレスターですが、マフレズからいいパスが出て来ず、左サイドをヴァーディが走ったときだけキングパワーに歓声がこだまします。WBAもアウェイ仕様で、レスターボールになるとサロモン・ロンドンまで自陣に下がり、シンプルな攻撃はことごとくレスターの守備網に引っかかっています。何しろ、今季プレミアリーグにおけるポゼッションの低さでWBAが1位、レスターが2位。様子見の時間が30分まで続いたのは、両者とも最終ラインが深い守備重視の布陣だったことと、チャンスメーカーたちのラストパスが不正確だったからでしょう。マンチェスター・シティから来たイヘアナチョは、見るからに窮屈そうにプレイしています。

35分、目の覚めるようなミドルシュートを放ったのは、右SBのダニー・シンプソンでした。フクスのロングスローをヘガシーがヘッドでクリアし、右に流れてきたルーズボールをジャストミート。GKマイヒルがセーブし、ゴールはならなかったものの、久しぶりにホームサポーターが盛り上がりました。43分、オルブライトンが右のシンプソンに展開すると、折り返しをボレーで叩いたのはイボーラ。ピッチに叩きつけられたボールにヴァーディが反応し、ヘッドで押し込もうとしますがうまくコントロールできません。マフレズの縦パスが右にまわっていたオルブライトンに入り、ゴール前に速いグラウンダーが通るもヴァーディは触れず。前半は0-0。2トップのヴァーディとイヘアナチョに絡みは全くありません。

後半開始直後、ヘガシーのバックパスを奪いに行ったヴァーディとGKマイヒルが正面から激突。GKのファールは枠外で、FKをファーで合わせたマグワイアのヘッドはマイヒルがセーブします。51分、左サイドに出たヴァーディのヒールパスでオルブライトンがゴールライン際に飛び出すと、中央のマフレズに文句なしのグラウンダーが通りますが、26番がこれを打ち上げてしまいます。どうした、マフレズ!2015-16シーズンのプレミアリーグ制覇の立役者は、今季は未だノーゴールです。

マイヒルは足を気にしたままプレイしていますが、レスターにシュートチャンスはありません。単発のドリブルしか見どころがないイヘアナチョは、61分に自陣でのタッチミスからファールを犯し、イエローカードをもらいます。このFKはシャドリの素晴らしいキックが壁を越え、ゴール右隅に突き刺さります。逆に動いたシュマイケルは、呆然と見送るのみ。アウェイのWBAが先制です。今季プレミアリーグの7ゴールのうち、3つをプレースキックから決めている「セットプレーマイスター」の面目躍如。ピッチ脇では岡崎慎司がウォーミングアップしています。

71分、左からのクロスのクリアをマグワイアがヘッドで競ると、ゴール前に浮き上がったボールにマイヒルはまともにジャンプできません。シェイクスピア監督の交代策は、岡崎慎司ではなくイスラム・スリマニとチルウェル。シンプソンとイヘアナチョが下がり、フクス、モーガン、マグワイアが並ぶ3バックにシフトしています。80分、シェイクスピア監督の作戦がさっそく当たりました。フクスからのパスを受けてチルウェルがファーにクロスを上げると、イスラム・スリマニがヘッドで折り返してマフレズが右足ボレー!チャンスメイカーに待望のゴールが生まれ、キングパワーのボルテージが上がります。82分のマグワイアのミドルは、マイヒルがかろうじて弾きました。劣勢のピューリス監督は、シャドリとジェイ・ロドリゲスを下げてマコーリーとマクレーンを投入します。

プレミアリーグで、ゴールキックをCBが蹴るのを見ることはほとんどありません。ミドルシュート一発で崩れそうなGKは、ひたすら時が過ぎるのを待っています。93分、シェイクスピア監督は、イボーラをアンディ・キングにスイッチしますが、セットプレーが得意な相手のFKのタイミングで入れ替えるのは危険でした。結局レスターは攻めきれず、1-1のままタイムアップ。1勝3分4敗は、降格ゾーンのプレミアリーグ18位です。イヘアナチョを全く活かせず、ヴァーディとマフレズが個人技で何とかしなければ凡庸なクロスに終始するのが気になりました。巷間では、クーマン監督やビリッチ監督が解任されるのではないかと話題になっていますが、ラニエリスタイルをトレースする以外に策を打ち出せていないレスターの指揮官も、このままでは早晩タブロイド紙に名前が挙がるのではないでしょうか。ストライカーがダブつき、中盤のオプションに乏しい一昨年のチャンピオンの行く末が心配です。

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