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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Tottenham×Wolves】決勝ゴールはハリー・ケイン!プレミアリーグ185発は単独クラブレコード!

プレミアリーグ3節の相手は、ウルヴズ。チャンピオンズリーグの出場権を奪還し、戦力を増強したトッテナムは、楽勝するのではないかと思っていました。ブルーノ・ラージ監督のチームは、昨季の終盤戦を2分5敗と大崩れし、新シーズンの立ち上がりも1分1敗。9試合も勝利がないチームは、サイス、コーディー、ファビオ・シウヴァを手離し、立て直しの真っ最中です。

コンテ監督率いるホームチームは、クリスティアン・ロメロを鼠径部の負傷で欠いているものの、中盤から前はベストメンバー。左サイドには、インテルから来たペリシッチが入っています。GKロリス、DFダヴィンソン・サンチェス、エリック・ダイアー、ベン・デイヴィス。WBにエメルソンとペリシッチ、センターはホイビュルクとベンタンクール。前線はクルゼフスキ、ハリー・ケイン、ソン・フンミンという盤石の布陣です。

今季から4バックにシフトしたウルヴスは、守備時には最終ラインが5枚になり、シンプルなアタックでスパーズを困らせています。6分にモウチーニョのパスを受け、ボックス右に出たゲデスのシュートは、ダヴィンソン・サンチェスがスライディングでブロック。CKのサインプレーで、ボックスの外にいたルベン・ネヴェスがボレーで叩くと、ロリスが正面でキャッチしました。

11分、単独ドリブルで左から上がったゲデスのシュートはニアにアウト。20分には、ペドロ・ネトのグラウンダーがボックス手前のルベン・ネヴェスに通り、コントロールショットが右のポストをかすめます。スパーズのサイドアタックは単調で、ゴールスコアラーたちにチャンスボールが入らず。ゴール前の堅陣を崩すには、少なくともひとりをサイドに引っ張り出さなければなりません。

34分、右のペドロ・ネトがカットインから放った一撃は、エメルソンがブロック。ボールはポデンスの足元に落ちるも、右足のシュートはミスキックです。42分、ルベン・ネヴェスが前線に浮き球を入れると、マテウス・ヌネスのヘッドは左ポストすれすれでアウト。クラブレコードとなる3800万ポンドを投じて、スポルティングCPから連れてきたMFは、惜しいヘディングシュートを連発しています。

ビルドアップからのミスが目立ったスパーズは、45分のハリー・ケインのヘッドが唯一の決定機でした。追加タイム2分、ルベン・ネヴェスのロングフィードを前線でもらったゲデスは、ダヴィンソン・サンチェスとロリスを一気に振り切るも、角度がなく打てず。後ろから上がってきたマテウス・ヌネスが優しいパスをダイレクトで叩くと、戻ったベン・デイヴィスが足に当てました。

ハーフタイムは0-0、シュート数は1対12!大苦戦のスパーズは、後半に入ってからいい形を創れるようになりました。50分、ハリー・ケインの絶妙なクロスに競り勝ったソン・フンミンのヘッドは、左にアウト。さらに1分後、クルゼフスキのクロスに先着したハリー・ケインは、ダイビングヘッドをクロスバーにぶつけました。

54分、ポデンスとのワンツーでアイ・ヌーリが左から抜けたシーンは決定的でしたが、エリック・ダイアーのスライディングを気にした3番のキックは中途半端でした。63分、ボックス右に流れたソン・フンミンにクルゼフスキが斜めのパスを入れると、振り向きざまのシュートは右のポストを直撃。スパーズの先制点は、1分後の左からのCKでした。

ソン・フンミンのキックを、ニアにいたペリシッチが頭で後ろに逸らすと、ファーにいたハリー・ケインがコリンズの裏を取ってフリーになっていました。ゴール前2メートルからのイージーなヘディングがネットに突き刺さり、1-0。ゴールが必要となったウルヴスは反撃し、66分にはマテウス・ヌネスが左足でミドルを放ちますが、ダヴィンソン・サンチェスが足に当ててCKに逃れました。

73分のルベン・ネヴェスのFKは曲がり切らず、右ポストをかすめてアウト。71分までに手持ちのカードを使い切ったブルーノ・ラージ監督に対して、コンテ監督がペリシッチとソン・フンミンを下げたのは76分です。ピッチに送り出されたのは、リシャルリソンとセセニョン。82分に左から突破を図ったリシャルリソンは、ボックスに入ったところでルベン・ネヴェスに止められました。

エヴァートンから来たストライカーは、未だノーゴールですが、動きは悪くありません。スパーズ、貴重な勝ち点3。こういう試合を拾えるチームが、優勝を争う資格を得るのだと思います。ハリー・ケインはスパーズでの公式戦250ゴールを達成。プレミアリーグ185ゴールは、セルヒオ・アグエロをかわして単一クラブでの最多ゴール記録です。

次節は敵地でノッティンガム・フォレスト。そろそろ、ペリシッチやリシャルリソンのゴールシーンを観たいですね。近年は、北の2強の後塵を拝していたノースロンドン勢が、トロフィーを視界に捉えながら戦うエキサイティングなリーグを堪能できればと思います。ソン・フンミンからペリシッチ、ハリー・ケイン…素晴らしい!


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